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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2017.06
08
CM:15
TB:0
11:53
Category : 未分類
 戦争に反対するために艦これとガルパンをと言い出す。野尻抱介さんはそのように主張している。

尻P(野尻抱介)‏ @nojiri_h
艦これとガルパンにはまるまでは、日本軍の兵器って忌避感が強かった。戦中派二世なせいか、どうも生々しくて、いまでも抵抗がないわけではない。でも戦争というやつは、ちゃんと知らなきゃ的確に反対できない。目を逸らさずに、いろんな角度から見ていかないと
https://twitter.com/nojiri_h/status/872479091785478144


 これは逆だ。単に「女の子とメカと鉄砲」のどーしようもない話を肯定するために戦争を持ち出しているからだ。


■ ラーメンに寿司を載せてカレーを掛けたゲテモノ

 ファンは「女の子とメカと鉄砲」が一体化しているから勝手に喜んでいるだけだ。ラーメンに寿司を載せてカレーを掛けたゲテモノでむしろ食えたものではない。同じように艦これもガルパンも話としてはつまらないものだ。アニメ版の艦これはクズそのものだったし、ガルパンも話は退屈この上ない。

 しかし、その中身のない「女の子とメカと鉄砲」嗜好を肯定したい。それが「戦争というやつは、ちゃんと知らなきゃ的確に反対できない。」(野尻)といった欺瞞だ。

 艦これ、ガルパンについて、あたかも価値があるように誤魔化すものといってもよい。両者とも経済的消費を除けば世間的に無価値にすぎない、それに意味があるように装うものといってもよい。


■ 戦争に反対するつもりもない

 だが、そのロジックは言い訳であり使い古されている上、当てはまるものでもない。艦これ、ガルパンで戦争が理解できるだろうか? 武器の名前を覚えられるだけだ。どですがでんの小学生が国鉄の駅を全部覚えても、あくまでも駅の名前を全部知っているだけにすぎない。それで交通政策は理解できない

 そもそも戦争に反対するつもりもない御仁たちだ。それが「戦争というやつは、ちゃんと知らなきゃ的確に反対できない。」(野尻)というのは「それっぽいこと言ってりゃみんな黙る」といった学級会の御都合発言そのものだ。


■ ランカイ屋の手先(無償協力)

 さらにいえば、ランカイ屋のゼロ戦飛行をヨイショする立場も同じだ。

 千葉でエアレースをやった。それは無用な危険であり、近隣には騒音も伴うアブガスの無駄遣い。自動車レース同様に技術向上としても無意味な見世物だが、それはさておく。

 だが、そこにゼロ戦がでてきたことが問題となり、さらに反対意見に対する反発も生まれた。

 そして、その後者のヘンテコ擁護は今回の野尻さん主張と融和的である。艦これ、ガルパンのファンと反・反ゼロ戦スタンスは重なる部分が多い上「ボクが好きなオモチャをバカにするな」以外がない点がそれだ。

 実際にはランカイ屋のゼロ戦商売なのにね。ゼロ戦を飛ばせば金になるし、飛ぶゼロ戦はいつか高値転売できるかもしれない。それだけの商売なのだが、それを飾った「日本人所有の飛行可能な零戦を日本の空で飛ばす」にコロリと騙されるものだ。

 まー、日本人が所有するゼロ戦と言い出すあたりに何の意味もないのだけれどもね。


■ 理系カルトとも重なる

 さらにいえば理系カルトとも重なる。「自分の嗜好に社会が肯定してくれない」だけの問題にフラストレーションを抱え「社会は肯定すべきだ」といいだす。そのあたりは原発擁護も近いからだ。

 なんにせよ艦これ、ガルパン、ゼロ戦商売からみれば「チョロいもの」だろう。言い方を変えれば養分そのものでもあるものだ。実際に、ガルパンの爆音上映に何回も参加してボクはファンだからと満足するあたりはまったく養分そのものでしかない。

 あの商売は分配や費消もアレだけどね。誰が儲けているのか、何に投資されるのかといったものだ。まー、アイマスのゲームの搾取はアニマスやデレマスアニメといった花を咲かせるが、艦これの搾取はあのクソのようなアニメしか産まなかった。商業的にも才覚のない、単純に収奪して終わりのスペイン征服者植民地的なサブカルでしかない。
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2017.06
08
CM:2
TB:0
00:27
Category : 未分類
 4月から中文資料ばかりを読んでいる。領収書整理でコピーの申請回数と枚数で計算すると1500枚くらい複写して、その半分かそれ以上が中文だから800枚位。5月の連休は中文記事ばかり読んでいた。その前にコピーした一人の先生の記事60件、600枚位もあるので1500枚くらい読んだのかね。

 そのなかで綏遠での抗日戦資料を読んでいると「百灵庙」といった地名が出て来る。庙は廟なんだが、灵がわからないでアイフォンの中文手書入力で書くと霊と出た。百霊廟だ。

 で、どっかで聞いた名前だなと思いながら読んでいく。

 綏遠は抗日戦のトピック。国民党(メモだとKMT、英語略称と日本語が一致する)と共産党、土豪が協力して日帝と戦って勝利した戦闘だからだ。

 ちなみに国民党側の指揮官は傅作義。この人は新中国でも評価された名将。平津戦役で最後まで戦ったが、ついに北平(北京)戦いとなると市民を巻き込めない、部下も無駄死にさせられないと無血開城を決意した将軍。遼瀋戦役とは大違いで後の新中国でも要職についている。

 だが、どの記事を読んでも百霊廟で引っかかる。どっかで聞いたなあと思いながら一月程度たって不図おもいだした。

 ガングリフォン無印の最後、で黒いチューリップ書いたやつと戦うエピソードの場所がそれ。リビア・キエフ・シベリア鉄道襲撃、フフホト、張家口、連雲港(米・キューバ連合軍が上陸してくる)のあとで格納庫内で一体一でやるやつ。

 つまらないことを覚えているものだと思ったよ。ちなみに大学生の時にでてハマりまくっていてダッシュしながら後ろを向いて主砲で偏差射撃とか、連雲港だと主砲でVTではない通常弾でF-117落としたりXM-8クラブを撃破したりしていた。

 兵隊になって正月当直のとき、2をOP用会議室のプロジェクタでやってたら近所に家建てた副長(定年前)がヒマなせいか様子を見に来て、仕方のないやつだ程度に軽く怒られたあと「俺にもやらせろ」で使い方教えたらほぼその日は取られた。夕方に「今から買いに行くが何と何を買えばよいか」といわれたよ。(ただ、これはパンツァーフロントだったかもしれない)




 つまらないことばかりを思い出すものだが。宴会のあと何人かでブラブラ、なぜかゲーセン入ったアト、2000年位にあった旅客機のフライトシミュレータがあって、おトッツァンPに「こんなのできるの?」という話になり「やったことないけどできるだろ」とやったら難なくできて「この人ホントに飛行機運転できるんだ」と思った。