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防衛ジャーナリストを名乗るオバサンたちは自衛隊ヨイショで終わる。広報あたりで聞いたことをそのまま鵜呑みにして記事にする。そこに批判的視点はない。
例えばこの梨恵華さん、肩書「『自衛官守る会』顧問」の記事、「自衛隊員の数がどんどん減っている! これではもう日本を守り切れない」『月刊SPA』[ウェブ](2017.07.08 ) はそれに満ち溢れている。「私の愛する自衛隊」あるい「メシのタネの自衛隊」への思い入れからは「自衛隊はカワイソー」しかいわない上、その例示のほとんどは不適切だからだ。まず、広報あたりの鵜呑みだ。
■ 自衛隊候補生は最初の3ヶ月だけ
その不適切の例としては給与例として自衛隊候補生を持ち出したことだ。「自衛隊の給料は安い」と主張するための根拠としている。
だがこれは最初の三ヶ月だけの数字だ。任期制隊員が新入隊員教育で教育隊に入っている間の給与額だけにすぎない。給与というよりは防衛大や自衛隊生徒のようなお小遣いだということだ。ちなみにこの間は一律で衣食住全部タダ。
そして新入隊員教育が終わった段階で別に一括して18万もらえる。これは契約金の性格も持つが入隊から1年6ヶ月勤務すれば返さないで良い。つまりは3ヶ月で均せば6万の支給が別にある。これを加えれば教育隊にいる間の平均額としては19万程度となる。
そして2士、旧軍でいえば2等兵や3等水兵になれば、今ではだいたい月給16万かそれ以上もらえる。結婚していなければ営内生活なので衣食住はタダ。そして以降は毎年昇給する。さらに毎回の任期満了(2年)で任期満了金として100万前後もらえる。これは毎期のボーナスとは別だ。
つまりは、兵隊のうち任期制隊員でも衣食住込みで月20万程度の待遇は得られているということだ。「自衛官候補生の初任給は13万8000円」というのは不適切である。
だが、この「『自衛官守る会』顧問」の梨恵華さんはそう書いている。知らなければ不勉強であるし、それを調べないのも怠惰である。知っていてそう書くなら不誠実である。
■ 電気代も個メータなし
さらに営内で電気代やトイレットペーパー代を負担するとも言い出している。
「全て自腹」は嘘でしかない。隊舎の電気代もトイレットペーパー代金も自腹ではないからだ。
隊舎の電気水道熱源の代金は国が支払っている。玄関から廊下、居室、娯楽室すべてそうだ。そこにあるテレビも冷蔵庫も国が電気代を支払っている。
個人が負担するのは、私物のテレビや冷蔵庫の電気代だけ。共用があるのにそれを使わず、私物を持ち込んている分だけだ。電力消費量としてはひとりあたり年2000円程度分だが、それを体面上とっているだけ。当然個メーターはない。それ以下の器材、たとえば携帯電話は対象ではない。
また、トイレットペーパーを自腹にしているのはほぼ陸自だけ。本来は自衛隊側が準備すべきものだが、金をケチるあるいは中央に吸い上げて末端に数を与えていない結果でしかない。海空で聞いたことはない。これはコピー代も同じ。
これも広報あたりの言い出す、大げさな自衛隊の困窮を鵜呑みにしたものだ。本来調べることを調べていない
■ 人員は4万2000で推移している
最後が人員だ。海自人員について「『自衛官守る会』顧問」の梨恵華さんは毎年300人ずつ減っていると述べている。だが、これは毎年の隊員数が4万2000で推移することと矛盾する。
そもそも採用枠は満たせたことはほとんどない。これは昭和の御代から同じ。
それでいながら実際に人数は均衡している。海自なら予算定数も年平均の隊員数も毎年4万2000人で変わらない。
なぜなら定数と予算定数と隊員数と採用枠は一致しないからだ。
採用枠とは「人が居たら2500人雇っていいよ、できるものならね」といっているだけ。なぜそう言えるかというと、努力しても定数から3000人分不足しており、予算定数と実際の隊員数(これも年度内の変化があるので期末や平均で一致しない)の間にも差がある、微妙な不足があるから。その点で予算サイドは実際に雇えるだろう数字、見通しに予算定数までの差分をチョイ載せした2500人まで雇ってもいいよという。無理だろうねと思いながら。
さらに幹部や技術海曹、再任用の人数も無視されている。採用には一般幹部候補生、技術幹部候補生、技術幹部、飛行幹部候補生、技術海曹がある。これらはほぼ枠が満たされる。さらに54-56歳定年なので、幹部や海曹の一部では同階級1年任期で再採用されている。
結果、人員は拮抗するのである。
さらにいえば「安保法制で戦争が起こるぞという報道が繰り返しなされたことで、自衛官応募年齢の子供を持つお母さんたちが強固に自衛隊に入隊することを反対するようになりました」(梨恵華)も願望の投影でしかない。戦争が起きるから自衛隊に入らないではない。勤務環境がアレすぎるから人気がないだけ。
そこにいじめやら自殺やら過労死を挙げないのは、不人気の理由を左派に押し付けたいといった意図によるものだろう。
■ 件のごとくアレな御仁
ちなみに、思想的背景も興味深い。
ネトウヨおばさんのセルフ体制擁護庁だよね。
あと、権威主義もすごいね。中でもアレなのはこれ。
組織限りの位相語的部分を引っ張り出して「正しい日本語」(梨恵華)とは凄いことをいう。日本語の標準的な発音を言い出すならむしろ「館長」「時間調整」と同じだ。生来の日本語話者は普通にそう発音するからだ。
自衛隊がそう発音しているからそれが「正しい日本語」なら、自衛隊に残る多数の百姓読みもそれが正しい日本語なんだろ。拉縄は「りゅうじょう」と読めとかね。
そのうち10式戦車はヒトマル式戦車が「正しい日本語」とかいいだすだろう。編制と編成は別の日本語とか、ブーツと呼ぶな半長靴だとか、ドライバーと呼ぶな螺子回しだとか、マシンガンじゃない機関銃だとかね。旧軍だってMGって書いてエムジーって呼んでたし、戦前でも左から右への横書きもしていた。
■ オバサン・ヨイショ系は小馬鹿にされている
ま、権威スリスリは自信がない証拠なんだだろうけどね。
ちなみに部内ではこの手の愛国人士は勘違いしやすい。特に自衛隊ヨイショ系は扱い丁寧だから、認められたと勝手に舞い上がる。兵隊は商売だからそうているだけなのだが。
さらにいえば、オバサン系のヨイショ女流防衛ジャーナリストさんは部内で小馬鹿にされる事が多い。広報やその経験者に話をしても、非公式的な場所だとほぼみんな侮蔑的に扱っている。例えば下の名前で「あー、◯◯ちゃんね」といったもの。
なぜなら言ったことを真に受けて鸚鵡返しする道具だからだ。
他にも卒塔婆小町に特有の不愉快さがある。アノ種のオバサンは若い頃通用したからといって40や50になってからも飲み屋のババァ的な態度を取る。それで将官や将官OBあたりに擦りつく。はたから見れば醜悪でしかない。その手が乗馬が趣味なんですよとかいえば、さっさと落馬して馬蹄にかかれとしか思わない。顔面がUの字に陥没してコンプレッサでポッコンと膨らませればゲラゲラだがね。
対して自衛隊に厳しいタイプは敵視されるが、馬鹿にはされない。憎まれながらも尊敬される例もある。腹立たしいが立派な敵といったものだ。これは女性も男性も同じ。
例えばこの梨恵華さん、肩書「『自衛官守る会』顧問」の記事、「自衛隊員の数がどんどん減っている! これではもう日本を守り切れない」『月刊SPA』[ウェブ](2017.07.08 ) はそれに満ち溢れている。「私の愛する自衛隊」あるい「メシのタネの自衛隊」への思い入れからは「自衛隊はカワイソー」しかいわない上、その例示のほとんどは不適切だからだ。まず、広報あたりの鵜呑みだ。
■ 自衛隊候補生は最初の3ヶ月だけ
その不適切の例としては給与例として自衛隊候補生を持ち出したことだ。「自衛隊の給料は安い」と主張するための根拠としている。
自衛官候補生の初任給は13万8000円です。自衛官が残業手当や休日手当がないという意味は大きいのです。実質、基本給では自衛官の給料は地方公務員の中程度なのですが、残業手当や休日手当を入れるとその差は歴然です。それを考えると自衛官の仕事は給料ベースでほとんど魅力がないと言えるのではないでしょうか。
https://nikkan-spa.jp/1353087
だがこれは最初の三ヶ月だけの数字だ。任期制隊員が新入隊員教育で教育隊に入っている間の給与額だけにすぎない。給与というよりは防衛大や自衛隊生徒のようなお小遣いだということだ。ちなみにこの間は一律で衣食住全部タダ。
そして新入隊員教育が終わった段階で別に一括して18万もらえる。これは契約金の性格も持つが入隊から1年6ヶ月勤務すれば返さないで良い。つまりは3ヶ月で均せば6万の支給が別にある。これを加えれば教育隊にいる間の平均額としては19万程度となる。
そして2士、旧軍でいえば2等兵や3等水兵になれば、今ではだいたい月給16万かそれ以上もらえる。結婚していなければ営内生活なので衣食住はタダ。そして以降は毎年昇給する。さらに毎回の任期満了(2年)で任期満了金として100万前後もらえる。これは毎期のボーナスとは別だ。
つまりは、兵隊のうち任期制隊員でも衣食住込みで月20万程度の待遇は得られているということだ。「自衛官候補生の初任給は13万8000円」というのは不適切である。
だが、この「『自衛官守る会』顧問」の梨恵華さんはそう書いている。知らなければ不勉強であるし、それを調べないのも怠惰である。知っていてそう書くなら不誠実である。
■ 電気代も個メータなし
さらに営内で電気代やトイレットペーパー代を負担するとも言い出している。
隊舎の中は電気代もトイレットペーパーも全て自腹、制服も一部は貸与されるもののほとんどが自分で買うことになっています。もちろん、糧食費は最初から給料ベースを考える前に引かれています。
https://nikkan-spa.jp/1353087
「全て自腹」は嘘でしかない。隊舎の電気代もトイレットペーパー代金も自腹ではないからだ。
隊舎の電気水道熱源の代金は国が支払っている。玄関から廊下、居室、娯楽室すべてそうだ。そこにあるテレビも冷蔵庫も国が電気代を支払っている。
個人が負担するのは、私物のテレビや冷蔵庫の電気代だけ。共用があるのにそれを使わず、私物を持ち込んている分だけだ。電力消費量としてはひとりあたり年2000円程度分だが、それを体面上とっているだけ。当然個メーターはない。それ以下の器材、たとえば携帯電話は対象ではない。
また、トイレットペーパーを自腹にしているのはほぼ陸自だけ。本来は自衛隊側が準備すべきものだが、金をケチるあるいは中央に吸い上げて末端に数を与えていない結果でしかない。海空で聞いたことはない。これはコピー代も同じ。
これも広報あたりの言い出す、大げさな自衛隊の困窮を鵜呑みにしたものだ。本来調べることを調べていない
■ 人員は4万2000で推移している
最後が人員だ。海自人員について「『自衛官守る会』顧問」の梨恵華さんは毎年300人ずつ減っていると述べている。だが、これは毎年の隊員数が4万2000で推移することと矛盾する。
海上自衛隊には任期制自衛官と一般曹候補生の採用枠があり、全部で約2500人だそうですが、約1700名程度しか採用できず、さらに定年、満期、中途退職を含む海上自衛隊からの退職者は約2000名という噂を聞いています。完全に需要と供給で赤字です。[中略]
安保法制で戦争が起こるぞという報道が繰り返しなされたことで、自衛官応募年齢の子供を持つお母さんたちが強固に自衛隊に入隊することを反対するようになりました。またそれと同時に公務員は給料が高いから民間ベースまで減らそうと、全ての公務員の給料を減らすなかに自衛官も含まれてしまいました。
https://nikkan-spa.jp/1353087/2
そもそも採用枠は満たせたことはほとんどない。これは昭和の御代から同じ。
それでいながら実際に人数は均衡している。海自なら予算定数も年平均の隊員数も毎年4万2000人で変わらない。
なぜなら定数と予算定数と隊員数と採用枠は一致しないからだ。
採用枠とは「人が居たら2500人雇っていいよ、できるものならね」といっているだけ。なぜそう言えるかというと、努力しても定数から3000人分不足しており、予算定数と実際の隊員数(これも年度内の変化があるので期末や平均で一致しない)の間にも差がある、微妙な不足があるから。その点で予算サイドは実際に雇えるだろう数字、見通しに予算定数までの差分をチョイ載せした2500人まで雇ってもいいよという。無理だろうねと思いながら。
さらに幹部や技術海曹、再任用の人数も無視されている。採用には一般幹部候補生、技術幹部候補生、技術幹部、飛行幹部候補生、技術海曹がある。これらはほぼ枠が満たされる。さらに54-56歳定年なので、幹部や海曹の一部では同階級1年任期で再採用されている。
結果、人員は拮抗するのである。
さらにいえば「安保法制で戦争が起こるぞという報道が繰り返しなされたことで、自衛官応募年齢の子供を持つお母さんたちが強固に自衛隊に入隊することを反対するようになりました」(梨恵華)も願望の投影でしかない。戦争が起きるから自衛隊に入らないではない。勤務環境がアレすぎるから人気がないだけ。
そこにいじめやら自殺やら過労死を挙げないのは、不人気の理由を左派に押し付けたいといった意図によるものだろう。
■ 件のごとくアレな御仁
ちなみに、思想的背景も興味深い。
梨恵華@原発再稼働に一票 @riekabot
豊田真由子の秘書さんは政策秘書?民進党に豊田事務所の支援者名簿をFAXで流したという話もでてきたんだけど、政策秘書なら公務員。個人情報保護法違反だよね?
https://twitter.com/riekabot/status/879488615859994625
梨恵華@原発再稼働に一票 @riekabot
文科省再調査結果、あちこちのフォルダーに文章を切り張りして、つくった偽造文書ってことがわかったね。公文書偽造って結構、罪は重い。国会終われば議員不逮捕特権関係なくなるね。
https://twitter.com/riekabot/status/875213912404140032
ネトウヨおばさんのセルフ体制擁護庁だよね。
あと、権威主義もすごいね。中でもアレなのはこれ。
梨恵華@原発再稼働に一票 @riekabot
正しい日本語の発音講座
間違うと危険。例 艦長
× か↗︎んちょう
◯ か↘︎んちょう↗︎ — うまくいくように願っています
https://twitter.com/riekabot/status/876596591599026176
組織限りの位相語的部分を引っ張り出して「正しい日本語」(梨恵華)とは凄いことをいう。日本語の標準的な発音を言い出すならむしろ「館長」「時間調整」と同じだ。生来の日本語話者は普通にそう発音するからだ。
自衛隊がそう発音しているからそれが「正しい日本語」なら、自衛隊に残る多数の百姓読みもそれが正しい日本語なんだろ。拉縄は「りゅうじょう」と読めとかね。
そのうち10式戦車はヒトマル式戦車が「正しい日本語」とかいいだすだろう。編制と編成は別の日本語とか、ブーツと呼ぶな半長靴だとか、ドライバーと呼ぶな螺子回しだとか、マシンガンじゃない機関銃だとかね。旧軍だってMGって書いてエムジーって呼んでたし、戦前でも左から右への横書きもしていた。
■ オバサン・ヨイショ系は小馬鹿にされている
ま、権威スリスリは自信がない証拠なんだだろうけどね。
ちなみに部内ではこの手の愛国人士は勘違いしやすい。特に自衛隊ヨイショ系は扱い丁寧だから、認められたと勝手に舞い上がる。兵隊は商売だからそうているだけなのだが。
さらにいえば、オバサン系のヨイショ女流防衛ジャーナリストさんは部内で小馬鹿にされる事が多い。広報やその経験者に話をしても、非公式的な場所だとほぼみんな侮蔑的に扱っている。例えば下の名前で「あー、◯◯ちゃんね」といったもの。
なぜなら言ったことを真に受けて鸚鵡返しする道具だからだ。
他にも卒塔婆小町に特有の不愉快さがある。アノ種のオバサンは若い頃通用したからといって40や50になってからも飲み屋のババァ的な態度を取る。それで将官や将官OBあたりに擦りつく。はたから見れば醜悪でしかない。その手が乗馬が趣味なんですよとかいえば、さっさと落馬して馬蹄にかかれとしか思わない。顔面がUの字に陥没してコンプレッサでポッコンと膨らませればゲラゲラだがね。
対して自衛隊に厳しいタイプは敵視されるが、馬鹿にはされない。憎まれながらも尊敬される例もある。腹立たしいが立派な敵といったものだ。これは女性も男性も同じ。
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