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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2017.09
20
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17:37
Category : 未分類
 最新技術をご存知ないペーブ・スパイク@PaveSpikeさんが「最新技術に詳しくない」(ペーブスパイクと他人を小馬鹿にするのは滑稽なものだ。

 これは、https://twitter.com/PaveSpike/status/910104839954116609から始まるロバート@asurokkuさんとの一連の会話の中での発言である。

最新技術をご存じない

「新型護衛艦、右舷ディーゼル、左舷ガスタービン-発電機とか面白いと思うけどね
- 隅田金属日誌(墨田金属日誌) http://schmidametallborsig.blog130.fc2.com/blog-entry-1873.html
… ハハッワロス」 (ペーブ・スパイク)

「重量バランス大丈夫なのかしら?」(ロバート)

「調べたけど左右軸を別機関で駆動するとかどこの別次元宇宙ですかね?レベルですねこれ」(ぺ)

「え、統合せずに別々?機関科の人過労待ったなしなんじゃ。というか、メリットあるのそれ…」(ロ)

「ほら最新技術には詳しくないフレンズみたいだから…」(ペ)

「あ(察し」(ロ)‏



■ タンデム・ハイブリッドをご存じない

 最初に興味を惹かれた点はこの発言だ。
ぺ~ぶ♡すぱぃく(CV:五十嵐裕美)‏ @PaveSpike
調べたけど左右軸を別機関で駆動するとかどこの別次元宇宙ですかね?レベルですねこれ
https://twitter.com/PaveSpike/status/910108393666363392


 なぜならタンデム・ハイブリッドをご存じないからだ。これは二軸推進の形式であり、前後に相対させた軸をディーゼルと電気推進で別々に回すやり方だ。

 ちなみに、流行の技術である。一種の二重反転プロペラにより燃費を激減させる効果が見込める。貨物船ではスーパーエコシップの「興山丸」(14000トン、2010年)で採用された最新流行の形式である。(写真

 なお推進機構を納入した西芝は横置き型を提案している。それが筆者が指摘した右軸ディーゼル、左軸電気だ。

 それを「別次元宇宙」(ペーブ・スパイク)と評している。「調べたけど左右軸を別機関で駆動するとかどこの別次元宇宙ですかね?レベルですねこれ」(ペーブ・スパイク)とはなかなかできる発言ではない。

 さらには、これらのことを調べられずに
ぺ~ぶ♡すぱぃく(CV:五十嵐裕美)‏ @PaveSpike
ほら最新技術には詳しくないフレンズみたいだから…
https://twitter.com/PaveSpike/status/910110206696103936

と述べている。

 これは強心臓だ。最新技術のタンデムハイブリッドを知らないだけではない。「調べたけど左右軸を別機関で駆動するとかどこの別次元宇宙ですかね?レベル」(ペーブ・スパイク)と書いている。調ベもの一つまともにできないことを自ら表明しているからだ。


■ 今のディーゼルに油差しが必要だと思っているロバートさん

 さらに相槌をうつロバートさんもなかなかで人物である。

ロバート‏ @asurokku
え、統合せずに別々?機関科の人過労待ったなしなんじゃ。というか、メリットあるのそれ…
https://twitter.com/asurokku/status/910109877195833344


 自称「鉄道・ゲーム・アニメ・軍事・釣り・ビール&甘口ワインが好きな人。」とのことだが、機関科の作業も機関構成もご存じないことを自ら表明しているからだ。

 「機関科の人過労待ったなしなんじゃ。」(ロバート)とはなんだろうか? 今時のディーゼル・エンジンも各種の減速機の機側で火夫や油差しが働いているとでもおもっているのだろう。

 だが、今はそんな労働はない。遠隔発停、遠隔運転だからだ。商船ならブリッジで、護衛艦でも涼しい機関運転室で出力(回転数)を指示して計装画面を見るだけだ。左右が違おうが仕事は何も厄介でもない。そもそも負荷でもない。

 しかも信頼性も高いので全く壊れない。こと主機については機関員は「過労」はない。放置プレイOKであり、ぼんやりしながら鼻くそほじるかアイスを食うかだ。やってもガスタービンに片手ホース使って鼻歌交じりに水洗いするだけ。今のディーゼルだと壊れると言った話は聞いたことはない。それよりも重要な仕事は燃料や重心の把握や、配管やビルジや電気のチェックであり、その時に異臭異音がしてないか自然発火してるんじゃないかといった異常の察知である。


■ メリットが理解できない二人

 そして、二人ともメリットが考えつかない点が不思議である。

 右軸ディーゼル、左軸電気-GTとすれば、減速機が省略あるいは簡素化できることは明白だからだ。

 これは普通に考えればわかることだ。

 右の減速機は簡単になる。低速ディーゼルなら右は減速機不要になるし、中速ディーゼルでも減速だけで逆転機構は不要になる。後進は左軸にまかせればよいからだ。

 左軸も左軸で便利になる。ガスタービンの減速機構や出力組合せのクソ高い減速機が省略でき、しかもスクリューの翼角制御機構CPPも不要にできるからだ。減速も逆転も電気でやれば簡単になる。

 しかも出入港や低速待機の状態は船内電源とすれば低燃費となる。GTも巡航ディーゼルも回さないでよいからだ。

 それを技術に詳しいと称するペーブ・スパイクさんとロバートさんが共に気づかないのはなかなかの奇妙な現象だろう。





 まー、軍クラだから仕方がない部分はあるけどね。公表されたスペックを暗記するのが防衛技術ウォッチャーだと信じているのだから、自分で何かを発見する能力がないのを責めるのは酷な話でもあるよ。
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