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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

→ サークルMS「隅田金属」
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2017.10
29
CM:2
TB:0
13:10
Category : 未分類
 迷惑を掛けられる人が固定されている状況を想像できないのだろうか?

 航空宇宙そして科学技術分野の迷惑はそれだ。迷惑がかかるのは近隣住民、設置自治体である。隣の飛行場やら工場やらで騒音を撒き散らされ、危険物が作られる。あるいは近所の研究施設でNBC類似物質が扱われ、あるいは既存の法規では規制されない危険物を自由に扱われる。

 その利益が人類の、国家の、市民社会の利益だから我慢しろというのは乱暴なものだ。

 なぜなら受益と負担が不均衡だからだ。そもそも航空宇宙屋や科学技術屋の商売である。かれらは利潤をあげるために危険・迷惑行為を行う。隣家はそれで一円も儲からない。「航空宇宙や科学技術の進歩は社会の利益である。だから奴らの金儲けの迷惑は我慢しろ」といわれてもフザけた話だ。


■ 「神聖な科学技術発展のために近所は迷惑を蒙れ」だと

 だが、それを理解できない御仁がいらっしゃる。

 松浦晋也さんの一連の主張はまったくそれだ。

松浦晋也‏ @ShinyaMatsuura
バカってのは時に市民生活からすると迷惑だったり危険だったりすることもやらかす。だから「天才の出現」には、多少迷惑でも笑って許せる許容範囲の広い社会と、多少の迷惑でも気にならないぐらいの寛容な環境が必要。
……「保育園の子どもがうるさい」と老人が文句を言う社会は、かなり最低に近い。
https://twitter.com/ShinyaMatsuura/status/923713383265845248

松浦晋也‏ @ShinyaMatsuura
この意味でもコンプライアンス厳守を徹底する社会(会社)は、先行き危ういのである。
https://twitter.com/ShinyaMatsuura/status/923713623586889728

松浦晋也‏ @ShinyaMatsuura
あ、ひとつ間違えた。訂正
多少の迷惑でも気にならないぐらいの寛容な環境→多少の危険でも気にならないぐらいの寛容な環境
https://twitter.com/ShinyaMatsuura/status/923714212832067585



■ 科学技術以外の価値観を理解できない

 松浦さんはご自身を航空宇宙、科学技術側においている。その進歩のためには有象無象の一般国民は辛抱しろということだ。

 実際に、その御姿勢は周辺対策を無視する姿勢にも現れている。

 トリチウム水の発言もそれだ。原因があって結果がある。原子力事業は放射性物質を放出しない。そのような社会のルールや従来の約束を破り「トリチウム水は海に捨てろ、自然環境では膨大な量が生成消滅している。だから東電は民法の因果律やロンドン条約も守る必要はない」と主張している。(「トリチウムは海洋投棄が合理的」(お理工さん)の合理性ってなんだろうね

 実験用航空機もそうだ。日本の航空産業のために、規制をなくして個人が自由に自作機を作り飛ばせるようにしろ。近隣住民の危険は知らない。そう主張している。そんなことをすれば、自分は天才だと思っている迷惑野郎、「私は不謹慎を信条とする」ようなお理工さんが目立つためだけの安定性もない自作機を作り、ガストかなにかで近所の家屋に科学忍法火の鳥をするくらいは想像できそうなものだ。(自作飛行機の迷惑を理解できない松浦晋也さん

 自分の世界からでられないということだ。いい歳こいて世界は航空宇宙・科学技術だけでできている。そして御本尊はその郭からでられない。だからこのような珍無類の発言をくりかえす。

 もちろんロケットやピコピコには詳しいのだろう。

 だが、それ以外には何の関心ももっていない。そのような発言をするあたり、社会がどのような構造になっているか。そこには全くご興味はない。想像も共感もできないということだ。


■ (オマケ)航空宇宙技術ライターって、自分を当事者だとおもってるよね

 まー、航空宇宙技術ライターとか、航空宇宙写真家って大概アレだから。

 自分を当事者だと信じ込んでいる。だからセクターの利益になろうと必死になる。金の無駄、JAXAやらの馬前に忠義を尽くす足軽・雑兵として振る舞おうとする。そもそも足軽や雑兵のような軍隊構成員でもないタダのマニアのクセにね。

 だから観察はできない。観察者として、あるいは傍観者として他人の眼で見られない。そこに問題があるのに、見ないし、見ようとしないし、見えない。

 まずは醜女の親のようなものだ。正確にいえば親でもないのに醜女の容姿を贔屓をする。醜女であることは決して認めない。そこに批判的なスタンスはない。札束を焼き捨てるような日本のロケット技術をヨイショするのはそういったスタンスである。
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2017.10
29
CM:5
TB:0
00:07
Category : 未分類
 航空観閲式にB-1爆撃機とB-2爆撃機が来たところで何か効果があるのか?

 それを北朝鮮への圧力強化、同盟関係の表明と言い出すのは脳天気なものだ。北朝鮮への圧力にもならないし、同盟強化も「へーそれで」程度だからだ。

 北からすれば今までの圧力と大差はない。核爆弾搭載可能なB-2が日本に来たところで今更の話だ。

 核戦略の理屈で言っても、北朝鮮は今までも先制核攻撃の圧力にさらされているからだ。朝鮮戦争の時期からそうだし、朝鮮戦争の後もそうだ。60年代は戦術核をポンポンぶち込む予定であった。

 日本との同盟関係提示も今更である。日本政府や国民は日米安保には不信を抱いていない。

 さらに核兵器搭載可能なB-2爆撃機が来たところで何の効果もない。半島情勢で核抑止が効いていないわけでもない。もともと日本は核の傘の下にあることになっている。さらに、その傘となる核の種類はどうでもいいものだ

 さほどの効果がないものを、さも有り難いような口調を効くのは不思議なものだ。ボンクラの軍クラやら航空宇宙クラスター(自称)が勝手に盛り上がっている。見世物にすぎないヒコーキについて「B-1と違ってB-2は核攻撃能力を持つステルス戦略爆撃機。重みが違い過ぎる。」そう賢しらに宣うが、それっぽいことをいっているだけだ。実際の効果はない。

 対北朝鮮において、今まで以上に日米同盟の実在感を示すならTHAADだろう。米陸軍がTHAADを都内、できれば日本人に見えやすい入間なり朝霞、あるいは若洲海浜公園なり多摩川土手あたりに展開させるべきだろう。別段実用にならなくともあれば安心する。少なくともB-2爆撃機よりも効くだろうよ。