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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2017.12
24
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19:01
Category : 未分類
 瀬戸の住人@ガルパンSS不定期連載中 さんの作品を拝読させていただきました。 瀬戸の住人「戦車道にのめり込む母に付き合わされてるけど、もう私は限界かもしれない」『WEB小説投稿サイト ハーメルン』(https://syosetu.org/novel/135973/1.html) がそれです。

 総括すれば、瀬戸の住人さんが自称のとおり45歳なら「この作品は読めたものではない」と判断できるのではないか、それをアップするのは「サーバー容量の無駄遣いではないか」と判断できるだろうといったものです。


■ オリジナリティがない
 まず、作品にオリジナリティは全然ありません。

 ガルパンのフォーマットをなぞり、そこに新しいキャラクターを入れたと瀬戸の住人さんは述べております。

 ですが「オリジナルキャラクター」そのものの段階で摸倣とはどういうことでしょうか。

タグに「艦これ」がありますが、これはストーリーの記述に専念する為、本作に登場するオリジナルキャラクターの大半の外見のモデルを艦娘達から引用した為です(一部を除く)。
https://syosetu.org/novel/135973/


 ちなみに話の中でキャラの外見が話に関係することは全くありません。それなら「外見のモデルを艦娘達から引用」する必要はありません。

 その上さらにいえば、外見そのものが作品を読んでいて全く意識されておりません。髪型や服装を「引用」(瀬戸の住人)と参考にされたのでしょう。ですが、どんな服装をしているかなんて読んでいて全然気づきませんでした。

 瀬戸の住人さんは頭の中に絵を浮かべて書いたのでしょう。

 でもそれは全く伝わっていないということです。


■ ディディールだけに凝っている
 普通、物語を書く際は作劇に凝るものです。ガルパンと構図的に重なる兄弟姉妹ものなら『アストロ球団』『野望の王国』であれば兄弟の相克が描かれます。

 ですが、それに力を入れた形跡はありません。ガルパンのフォーマットに沿った平板な構図であり進行も山も谷もない形になっております。

 ドラマツルギーが蓄積されないからカタルシスは全然ありません。読んでみると主人公が勝ったことでクライマックスにしたいのでしょうが、ああそうですか程度でしかありません。ハラハラしないし主人公に勝って欲しいと思うこともありません。

 そもそも話の展開は読者に全く届きません。話の展開にしてもサイコロで一六が出るか出ないかが読者の意識に上ることはありません。路傍の石が勝手に転がっている程度の話でしかありません。

 対してディティールだけには執着を感じます。
私は、ソ連製の軽戦車T-26・1933年型の砲塔ハッチから顔を出して、前方を警戒している。
https://syosetu.org/novel/135973/1.html

「小さなT-26のハッチを開けて警戒していた」だけでいいのではないでしょうか?

この時、観客席に設置されている大画面スクリーン(但し、戦車道の公式戦で使われている列車砲改造の鉄道車両に搭載した物ではなく、本来はイベント用に使われている大型トラックに搭載されたリフター付きのLEDビジョンである)には、迫り来るヤイカの7TP単砲塔型から必死に逃げようとする「みなかみT-26」の姿が映し出されていた。
https://syosetu.org/novel/135973/2.html

「但し、戦車道の公式戦で使われている列車砲改造の鉄道車両に搭載した物ではなく、本来はイベント用に使われている大型トラックに搭載されたリフター付きのLEDビジョンである」(瀬戸の住人)とわざわざ断る理由はあるのでしょうか?

  「ヤスはテレビを横目にラーメンを食っていた」を「中曽根康弘はソニーの41型有機ディスプレイでお笑いスター誕生(ただし地方UHF局の再放送であり最新話ではない)を見ながら汁なし担々麺大盛りを食っていた」と書く必要があると判断するのは不思議なものです。マドレーヌ食うと子供の頃を思い出すほどの意味もないものです。

『母の工場は、普通の自動車やトラック・バスから農業機械の整備もやるのですが、本業は戦車の整備なのです。戦車道で使う戦車の整備や修理・レストアが主な仕事ですが、他にも戦車用部品の製造販売から戦車の買取り・販売、レンタル・リース事業とかその他諸々。戦車に関わる事なら手広くやっています。だから工場は結構大きくて、更に一般人向けの戦車道ショップまで経営しているのです』
https://syosetu.org/novel/135973/5.html

「母は戦車道工場を経営しているのです」だけですよね。これ。


■ 言い訳臭い
 なによりも気になる点としては言い訳くさい点です。

ただ、もしかしたら主人公よりもその母親の方がキャラとしては面白いかも知れません。自分の仕事の都合上、不定期更新となりますが、よろしくお願いします。
[中略]
※艦隊これくしょんファンの皆様へ。
タグに「艦これ」がありますが、これはストーリーの記述に専念する為、本作に登場するオリジナルキャラクターの大半の外見のモデルを艦娘達から引用した為です(一部を除く)。
従いまして、対象のオリキャラの性格・行動等はモデルになった艦娘達とは必ずしも一致しませんので、どうかご了承下さい。
[中略]
以上の点に不満の方は、プラウザバックを願います。
https://syosetu.org/novel/135973/

最初から言い訳をしてどうするのでしょうか? 自信がないなら投稿しなければ良いだけの話です。

 小ネタといいながら自分でいいわけ的に紹介するのも不思議なものです。小ネタにするなら中で判るように書くものです。
今回の小ネタを紹介します。

今回のプロローグ前編、嵐達・群馬県連合チーム対隣県連合チームの試合終了後に、会場で中継していた司会者が、嵐の今季撃破戦車数が通算117両に達し、非公式ながら強襲戦車競技史上最多の年間戦車撃破数を記録したと報じていましたが、実を言うとこの「117両」、第二次大戦の戦車エースとして高名なミハエル・ヴィットマン(ドイツ武装SS、最終階級SS大尉、1914-1944)が1944年1月29日時点で撃破していた通算戦果から引用しています。
ちなみに、この翌日の1月30日、ヴィットマンに柏葉騎士十字章授与が決定されると所属していた第1SS装甲師団長と同師団の戦車連隊長・ヨーヘン・パイパーSS中佐が祝辞に駆けつけ、特派員が記念写真を撮ったそうです。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=163508&uid=212221

それが書けない。気づいてもらえないことで作品外で言い訳している構図です

 言い訳に終始する作品ってどんなもんですかね。出来が悪くても自分の作品であり責任を持つ覚悟が要ると思うものです。


■ 45歳なら「投稿すべきでない」ことは理解できるはず

 以上、総括すれば「読めたものではない」といったものでしょう。一通り読むのも辛いものでした。まずはサーバー容量の無駄使いとでも言うべきものです。

 瀬戸の住人さんが自称しているとおり、45歳ともなれば「どうしようもない作品」であることくらいは理解できるものだと思います。
 「中年趣味人。軍事・鉄道関係を中心に趣味多数」(瀬戸の住人)と自己紹介してますが、それならゴミクズはゴミクズであると判断できるはすです。

 だらしない作品を発表する前に、瀬戸の住人さんには一般の小説を一冊でも読んで参考にすることをオススメします。 
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