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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2018.03
07
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Category : 未分類
 CH-47が後部ドアを落とし沖縄県ドクターヘリが放電索を落とした件だけれども。

 特に後者はアレな子が騒いでいた。「米駐留軍ヘリに抗議をする左派は沖縄県ドクターヘリの危険性に抗議しないのは不思議」と揶揄をしたつもりになっている。

 だが「なぜドクターヘリへの抗議がないのか」「自衛隊ヘリへの批判は少ないか」を理解できない方が不思議だ。


■ 住民は受益を実感できている
 災害派遣の航空機とドクターヘリは受益を実感できる。その飛行は自分たちの利益になる。その利益は危険性よりも大きい。そう考えている。だから危険性を受容している。

 対して米軍、特に海兵隊機にはそれがない。植民地扱いして好き勝手に飛び回っている。そう思われている。だから事件が起きると危険だといわれる。

 これは那覇空港の埋め立ても同じだ。

 那覇空港拡張のためのサンゴ礁を埋立に文句はない。県全体の役に立つからだ。その公共性から埋め立ては肯定される。本当の意味での埋め立て免許である。

 辺野古では文句がでるのは当然だ。そこには住民にとって何の利益もないからだ。しかもその手続も県民感情を踏みにじったものだ。コンセンサスのない免許は免許とはならない。だからサンゴ礁を潰しジュゴンの住処を奪うと批判されるのだ。


■ 国軍であり自分たちの自治体の飛行機である
 もう一つは運用者が自分たちの国軍であり自治体であるということだ。自衛隊ヘリは国軍の航空機であり防災ヘリは所属自治体の機体である。

 自分たちの持ち物であり自分たちが運転している。その意識があるから多少の事故ではあまり文句は言わない。

 対して米軍機はそうではない。他国の軍隊に思い入れはない。それがあるのは横田で写真を撮る軍クラのボンクラ位だ。

 だから米軍機が事故を起こすとよそ者の迷惑行為として糾弾される。しかも万止むを得ずの事故ではない。どうみても適当な整備の結果である。航空事故以外にも事件を起こす。それを含めて指揮官や広報はヘラヘラとフザけた発言ばかりをする。


■ 自衛隊機や自治体による人道用飛行と他国軍の迷惑飛行を区分できない
 災派にあたる自衛隊機や県防災ヘリが抗議されない理由はそのようなものだ。

 むしろ問題は、それを理解出来ないで揶揄したつもりとなる連中の頭の悪さだ。

 なんというのかね。米軍はエライからそれをヨイショしよう。米軍に仇なす左派を批判することで自分のステージをあげようとしているようにしか見えない。

 まずは戦前に天皇陛下を持ち出して他人を説教するのと同じ構造だ。違う点は天皇陛下が米軍様に変わったくらいだ。そこで忠義を尽くすような言動をすれば自分のステージが上がると信じている点は何も変わらない。
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