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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2018.03
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Category : 未分類
 須賀原洋行さんのアレ政権擁護は不思議なものだ。

須賀原洋行‏ @tebasakitoriri
問題は野党の政局ショーで安倍総理が退陣すると「アベグジット」が起こる事。世界中の投資家・投資機関が日本株への投資を引き上げ株価大暴落、円高になってトヨタなどの輸出系大企業が大損害、再び民主党政権期のような最悪のデフレ状態に。雇用激減、倒産、リストラの嵐、新卒は未曾有の就職氷河期に
https://twitter.com/tebasakitoriri/status/976152755126525952


 そもそも今が好景気だと言い出すあたりの認識が怪訝である。

 そして、アレがやめると景気は悪くなると信じているのは、まずは神信心の類だ。



■ 不自然な株高を維持できると思っているのか

 株価が下がって何か問題があるのか?

 須賀原洋行さんは「世界中の投資家・投資機関が日本株への投資を引き上げ株価大暴落」と述べている。

 だが、それは今の不自然な株高を維持しているカラクリが崩れるだけの話だ。市場から株を吸収して高値にしているだけだ。

 それがなくなっても本来の株価に戻るだけ。配当あたりの利益からすればそちらのほうが健全である。

 逆に、日銀の購入や公的年金をブッこむ株価操作を延々と続けられると考えている方がおめでたい。


■ 円高でも輸出額は変わらない


 「円高になってトヨタなどの輸出系大企業が大損害」(須賀原)も中途半端な理解にすぎる。

 それも実態とあっていない。一種の床屋経済談義の感覚である。

 それはここ20年の統計をみればよい。円相場と円ベース輸出額はリンクしていない。

 端的にいえば、ドルが80円を切った2012-13年の輸出額は64兆と69兆円、アレが最小になって円を切下げた14年以降16年までの輸出額は73兆、75兆、70兆でしかない。円を対ドル120円と価値を半分近く切下げてもこの程度である。

 ドルベースでみるとむしろ下がっている。同じ年度で並べるとドル80円を切った民主党時代の12・13年は8000億、7100億ドルあった。それが円を120円まで切下げたアレ政権では6900億、6200億、6400、とむしろ低下している。競争力は全然増えていない。



■ 雇用は構造問題

 最後の雇用問題はどうしようもない。

 「雇用激減、倒産、リストラの嵐、新卒は未曾有の就職氷河期に」(須賀原)と述べている。

 だが、人口縮小により労働力不足に転じている状態で雇用が減ると考えているのだろうか?

 そもそも、今の求人状況の好転もそれだ。ボリュームゾーンの団塊世代が労働市場から抜け、人口減少で新卒者も激減した結果の話だ。

 アレがいようがいまいが雇用そのものは改善する。

 逆にアレの政策は求人を阻害するものだ。労働者に1日12時間も働かせられるようにすれば、求人はむしろ減るからだ。


■ 計画経済が通用すると考えている須賀原洋行さん

 もっとも不思議な点は、須賀原さんは自分が計画経済を支持し、求めていることにきづかないことだ。

 しかも70年代韓国のような輸出ドライブで経済成長しようといったモデル。

 なぜならアレノミクスとやらは昔の韓国がやったことと全く同じだから。政府が資本の集積をサポートして、為替を操作して、労働者の賃金を抑制する。さらに一部の企業に利益を与えて、議会を軽んじ言論を抑圧する態度は権威主義時代の韓国そのものの。

 だが、それは今では通用しない。

 そもそもが首相次第で経済を直接コントロールできるといった須賀原さんの発想が不思議だ。

 短期的にできることは対処療法でしかない。財政出動や株式、為替市場への介入はその程度である。これらは鎮痛剤程度の効果しかない。

 そして、アレがやっていることはその対処療法に終始している。

 でも、須賀原さんはその張本人のアレを支持し、しかもどうしようもない経済での施策までヨイショしている。まずはいまさら計画経済なのだろう。
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