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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2018.05
10
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20:04
Category : 未分類
■ 富豪が流出文物を買戻して博物館に寄付

 アレ気なお金でも綺麗な使いかたはあるものだ。

 「疑圆明园流失文物青铜虎鎣被拍卖 专家:只能回购」を読んでいたら、何鴻燊さんが混乱期の中国から奪われた文物を書い直すために600万香港ドルをポンと出したというエピソードがある。カジノ王にはそういった金の使いかたがあるということだ。

 似た話はいくらもある。

 中国は美術品を買い戻している。混乱期に欧米や日本に流出した美術品を大金持ちが買う。そして、それを私せず中国の博物館に寄付する。大金持ちの名声はいやがおうにも上がる。愛国者として称揚されるて気分はいいし、その事実は後年まで伝えられる。人民も観覧できる。ついでにいえば政府との関係も良くなる。いいことづくしだ。


■ 愛国募金「1口1万元、1000万元で清軍の大砲を買い戻そう」

 そこで思うのだが、これを利用して詐欺をしようとする連中はいるのではないか。

 愛国心と経済力が高まった中国ならば愛国募金詐欺もありえるからだ。

 美術品はよくわからないが、ミリタリー関係ではこんな話をすると愛国人士は食いつくと思う

 1.アヘン戦争で鹵獲された清軍の大砲がある。寧波で英軍を一時撃退に成功した由緒ある大砲だ。だが南京条約で英租界にされたため、英国に持ち帰られ見世物にされている。

 2.この大砲は中華民族の誇りである。西欧による蚕食のなか浙江人民が民族自立と尊厳のために戦った象徴だからだ。

 3.これは本来は中国にあるべき貴重な民族遺産である。子どもたちに帝国主義と戦った先祖の成果を教えるため寧波の地に戻すべきである。

 4.ついては愛国人士の募金を求める。英人はわがNPOに1000万元で譲り渡して良いという。クラウドファウンディングで一口1万元の寄付を乞う。心ある人民は参加されたい。



■ でもホントの価格は500万元、あとはキャッシュバックとかね

 5.でも本当の交渉価格は500万元。残り500万元はキャッシュバック。英人側は手数料として3割150万元をとる。中国側は350万元を迂回して入手する。それを勧進元と協力者で分ける。


 そういう詐欺だ。中国ならありそうな感じがしてならない。

 もちろん露骨に怪訝な話だ。もともと値段が決まってない美術品をクラウド・ファンディングみたいな仕組みで買うのはオカシイからだ。

 だが、愛国心の高まりに加え、経済力があがり小金持ちがめちゃくちゃに増えている。愛国者となれるとヨイショするとホントに寄付する金持ちもそうとういるだろう。

 まあ、今のやり方が一番だということだ。価格不明瞭な品物は大金持ちが買って博物館に寄付する。それが一番自然でもある。
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