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エアレース擁護で道路使用許可を持ち出すのは適当だろうか?
レッドブルの興行エアレースで航空法が枉げられた。金儲けのために本来は妥当ではない大都市場外離着陸場での固定翼機運用や、あろうことか脱法的な高度制限の緩和が行われた。
その非を指摘したところ次のような反論があった。例えば関賢太郎さんの発言である
■ エアレースには社会的な価値はない
だが、反論は妥当ではない。
エアレースには法で配慮しなければならないほどの社会的価値がないためだ。その点で関さんがあげた公道マラソンや祭礼とは全く異なる。その点で法を枉げるべきではない。
■ エアレースに公益性はない
まず、公益性がない。
レッドブル・エアレースは私企業による興行である。金を取っての見世物であり、しかも囲い込まれた会場以外では楽しめない仕組みになっている。
その点でマラソンや祭礼とは異なる。スポーツ競技は市町村と共催であり、祭礼は地元の寺社と地域住民団体との共催である。そして、その見物や拝観は第三者に開かれており無料である。
その点でレッドブルの興行エアレースには公益性はない。そのような自称競技の金儲けのために法を緩めるは妥当ではない。
■ エアレースは危険を伴う
次の理由は危険性である。この点でエアレースはむしろ社会にマイナスの価値を与える。
レッドブル・エアレースは曲芸飛行である。当然ながら危険性を伴う。興行場所は空間的にも区画されていない。そのため事故時には周辺民家等に被害を与える可能性を伴う。
これもマラソンや祭礼とは異なる。マラソンでは第三者に危険を与えない。選手がぶっ倒れても本人が死ぬだけの話である。また祭礼も同じだ。神輿が住宅地に突っ込んで人を殺すだろうか?
この点でもエアレースで法を枉げるべきではない。社会的にはむしろ不利益なためだ。
■ エアレースは騒音を伴う
最後が騒音である。大騒音を伴う点でエアレースは社会にとってマイナスの価値しかない。
レッドブルエアレースは大きな騒音を伴う。首都圏のような人口稠密地に会場を設定して曲芸飛行を実施する形である。場外離着陸場、会場までの経路、会場といったエリアで騒音を撒き散らす。いずれも元々飛行場近隣ではない。騒音対策等はしていない。
対して、マラソンや祭礼の騒音は小さくしかも一過性である。1m地点での騒音は20~30dBは低く、選手や神輿が通りすぎれば消えてしまう。しかも、これら騒音は人間の声である。その点で不快な機械騒音とは異なる。
騒音問題を伴うエアレースのために法律を緩和することは妥当ではないということだ。
■ サンフランシスコもヒコーキが落ちれば目が覚めるよね
本筋からすれば大都市でのエアレースそのものが妥当ではない。危険や騒音の観点からすればどうかしている。そもそも場外離着陸場での特例措置そのものが大都市での実施に向かないことを示している。
本来はどこかの片田舎でやればよい興行である。落ちようが騒音を出そうが迷惑がかからない場所で実施すべき催事である。
だが、関さんはその道理を認めたくない。
それ故に出羽守を持ち出している。アメリカではといった中身だ。
だが、サンフランシスコでも一回落ちれば目が覚める。軍がやっていることであり私企業による金儲け興行ではない。そして今まで市街地に落ちていないから認められているだけだ。
一度落ちればオジャンになる。その意味で七〇年代に「アクロで下方向空中開花は常識」とブルーインパルスの写真を持ち出してドヤ顔するようなものだ。いずれ落ちるとも知らずに。
■ オマケ 無駄な危険を披露する芸をやって金を稼く商売 : 曲芸飛行
法令じゃ曲芸じゃなくて曲技だとか言い出す意見もある。例えばこれ。https://twitter.com/futaba_AFB/status/1000750484997599232
鉄道マニアがクハだのクモハなのにこだわるのによく似ているものだ。
でもね、曲芸のほうが本質だよね。「無駄な危険を披露する芸をやって金を稼く商売」だもの。投げ銭頂戴の「曲芸飛行」が妥当でしょ。
しかも、私企業が曲芸パイロット10人集めて自称「世界大会」の見世物ですよ。プロレスの小規模団体となにも変わらない。また室屋ナントカさんが(レッドブルの世界では)「世界一」ってのも、「ちんこプロレス世界王者」とどう違うのかね。実際にはC02を無駄にばらまいて危険と騒音で迷惑もある。それならプロレスのほうが環境に優しいし周辺も安心だよね。
まあ、室屋ナントカさんも自分は「鵜飼の鵜」だと知ってるだろうから。ファンには過剰にヨイショされてキモチワルイと思うよ。それでいて商売だからそれっぽい演技しなければいけないのは大変だと思うな。
レッドブルの興行エアレースで航空法が枉げられた。金儲けのために本来は妥当ではない大都市場外離着陸場での固定翼機運用や、あろうことか脱法的な高度制限の緩和が行われた。
その非を指摘したところ次のような反論があった。例えば関賢太郎さんの発言である
ぐり@関賢太郎@gripen_ng
この記事の理屈だと道交法の特例として警察署長の認可を必要とする陸上競技場や祭事は全部不可になるな。
https://twitter.com/gripen_ng/status/1000698865853517824
■ エアレースには社会的な価値はない
だが、反論は妥当ではない。
エアレースには法で配慮しなければならないほどの社会的価値がないためだ。その点で関さんがあげた公道マラソンや祭礼とは全く異なる。その点で法を枉げるべきではない。
■ エアレースに公益性はない
まず、公益性がない。
レッドブル・エアレースは私企業による興行である。金を取っての見世物であり、しかも囲い込まれた会場以外では楽しめない仕組みになっている。
その点でマラソンや祭礼とは異なる。スポーツ競技は市町村と共催であり、祭礼は地元の寺社と地域住民団体との共催である。そして、その見物や拝観は第三者に開かれており無料である。
その点でレッドブルの興行エアレースには公益性はない。そのような自称競技の金儲けのために法を緩めるは妥当ではない。
■ エアレースは危険を伴う
次の理由は危険性である。この点でエアレースはむしろ社会にマイナスの価値を与える。
レッドブル・エアレースは曲芸飛行である。当然ながら危険性を伴う。興行場所は空間的にも区画されていない。そのため事故時には周辺民家等に被害を与える可能性を伴う。
これもマラソンや祭礼とは異なる。マラソンでは第三者に危険を与えない。選手がぶっ倒れても本人が死ぬだけの話である。また祭礼も同じだ。神輿が住宅地に突っ込んで人を殺すだろうか?
この点でもエアレースで法を枉げるべきではない。社会的にはむしろ不利益なためだ。
■ エアレースは騒音を伴う
最後が騒音である。大騒音を伴う点でエアレースは社会にとってマイナスの価値しかない。
レッドブルエアレースは大きな騒音を伴う。首都圏のような人口稠密地に会場を設定して曲芸飛行を実施する形である。場外離着陸場、会場までの経路、会場といったエリアで騒音を撒き散らす。いずれも元々飛行場近隣ではない。騒音対策等はしていない。
対して、マラソンや祭礼の騒音は小さくしかも一過性である。1m地点での騒音は20~30dBは低く、選手や神輿が通りすぎれば消えてしまう。しかも、これら騒音は人間の声である。その点で不快な機械騒音とは異なる。
騒音問題を伴うエアレースのために法律を緩和することは妥当ではないということだ。
■ サンフランシスコもヒコーキが落ちれば目が覚めるよね
本筋からすれば大都市でのエアレースそのものが妥当ではない。危険や騒音の観点からすればどうかしている。そもそも場外離着陸場での特例措置そのものが大都市での実施に向かないことを示している。
本来はどこかの片田舎でやればよい興行である。落ちようが騒音を出そうが迷惑がかからない場所で実施すべき催事である。
だが、関さんはその道理を認めたくない。
それ故に出羽守を持ち出している。アメリカではといった中身だ。
ぐり@関賢太郎@gripen_ng
興行エアレースの為に航空法曲げてよいのか? 曲芸飛行は落ちてもよい荒野で行うものだ
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180522-00010000-jindepth-soci …
それではサンフランシスコとかいう荒野のウェスタンで行われている海上ショーの様子をご覧下さい。
https://twitter.com/gripen_ng/status/1000708205826068480
だが、サンフランシスコでも一回落ちれば目が覚める。軍がやっていることであり私企業による金儲け興行ではない。そして今まで市街地に落ちていないから認められているだけだ。
一度落ちればオジャンになる。その意味で七〇年代に「アクロで下方向空中開花は常識」とブルーインパルスの写真を持ち出してドヤ顔するようなものだ。いずれ落ちるとも知らずに。
■ オマケ 無駄な危険を披露する芸をやって金を稼く商売 : 曲芸飛行
法令じゃ曲芸じゃなくて曲技だとか言い出す意見もある。例えばこれ。https://twitter.com/futaba_AFB/status/1000750484997599232
鉄道マニアがクハだのクモハなのにこだわるのによく似ているものだ。
でもね、曲芸のほうが本質だよね。「無駄な危険を披露する芸をやって金を稼く商売」だもの。投げ銭頂戴の「曲芸飛行」が妥当でしょ。
しかも、私企業が曲芸パイロット10人集めて自称「世界大会」の見世物ですよ。プロレスの小規模団体となにも変わらない。また室屋ナントカさんが(レッドブルの世界では)「世界一」ってのも、「ちんこプロレス世界王者」とどう違うのかね。実際にはC02を無駄にばらまいて危険と騒音で迷惑もある。それならプロレスのほうが環境に優しいし周辺も安心だよね。
まあ、室屋ナントカさんも自分は「鵜飼の鵜」だと知ってるだろうから。ファンには過剰にヨイショされてキモチワルイと思うよ。それでいて商売だからそれっぽい演技しなければいけないのは大変だと思うな。
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