FC2ブログ

RSS
Admin
Archives

隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

→ サークルMS「隅田金属」
→ 新刊・既刊等はこちら

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
Powered by fc2 blog  |  Designed by sebek
2018.05
29
CM:9
TB:0
00:12
Category : 未分類
 エアレースのヨイショ連は鉄道マニアに似ている。自分が汽車ポッポが好きだからみんなが汽車ポッポが好きだと思っている。だから汽車ポッポが迷惑をかけている認識がない。都市内で汽車ポッポを運行すると煤煙や石炭の硫黄臭で反対されることが理解できない。

 レッドブルの興行エアレースのヨイショもそれだ。ヒコーキの曲芸を撮影するのが好きだからみんなも好きだと思っている。迷惑がかけていることなんか全然気づいていない。

 実際の迷惑は前に書いたとおり。しかもダーティーな構造にある。負担と受益が分離している。金は興行主が総取りし騒音と危険は付近住民が負担する。レッドブル・エアレースの金儲けは公害垂れ流し企業の金儲けと同じである。懐かしい言葉だと外部不経済そのものだ。

 だが、ヨイショ連はそれが気づけない。曲芸飛行機に夢中でそんな想像もできない。そして危険や騒音に関して「法的に合法」であると言い立てる。

 だが、言っていることはメチャクチャである。危険であることは全然否定できていないし、そのような危険な興行には本来は法的緩和を与えられないことを理解できていないからだ。


■ どこが間違っているか指摘できない大貫剛さん

 大貫剛さんの反論に関しては「法解釈も間違ってる」といいながら、どこが間違っているか指摘できていない。これは前に「大貫剛さんが拙記事に赤ペン入れたところで日本ロケットがオワコンなのは変わらない」で指摘したとおりだ。

大貫剛‏ @ohnuki_tsuyoshi
興行エアレースの為に航空法曲げてよいのか?(Japan In-depth) - Yahoo!ニュース https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180522-00010000-jindepth-soci … @YahooNewsTopics なーんだ、この記事、法解釈も間違ってるじゃん。その図は飛行場の基準だ。レッドブルエアレースのレースエアポートは場外離着陸場だから図が違う。
https://twitter.com/ohnuki_tsuyoshi/status/1000747992452771841


 唯一の指摘であるようにみえる「その図は飛行場の基準だ」にしても二重の意味で的外れもいいところだ。

 まずは提示だからだ。娑婆の人間にいきなり進入表面、転移表面、水平表面の語を使ってもわからないから提示するものだ。さらにいえば

 その上でいえば拙記事は最初に飛行場の進入表面、転移表面の述べている。つまりげんきゅうしてないわけでもない。そして場外離着陸場の条件を述べている。

 ちなみに、大貫さんは航空法は殆どやったことはないのだろう。筆者と同じ役所の建築土木職だったらしいが実務経験はなさそうだ。

 これは大貫さんが「制限表面」の語をつかうあたりから窺える。対して実務ではそんな言葉はあまり使わない。個別の転移表面と水平表面の語を使うし、東京ディズニランドに関しては進入表面の語を使う。航空灯台の移設や立ち木で航空局関係とも商売をしたが、部隊でも施設局(当時)でも、航空局も進入表面と転移表面の語を使っていた。




■ 国交大臣が許可出したから全て正しいのだ(ぼろ太さん)

 つぎがぼろ太さんの主張だ。

 その不思議な部分は「大臣が許可出したから全て正しいのだ」のいった部分だ

ぼろ太‏ @futaba_AFB
航空法だと規制があってもただし大臣の許可がある場合は適用されないって書かれている条項が多くそれに乗っ取って申請しなければそもそもエアレースできないのに、航空法を曲げてっていう記者の書き方が恣意的だよね、そう言う層狙いの記事なんだろうけど
https://twitter.com/futaba_AFB/status/1000746910464991232


 そもそも、この案件は大臣許可が降りることがオカシイ。

 本来は許可すべきではなかったものだからだ。法的制約を特例で緩和するには社会的利益の必要があるが、今回のエアレースにはそれはない。

 なぜなら
・私企業の利潤追求行為であること
・危険と騒音を伴うこと
・利潤追求と迷惑負担が一致しないこと
 - 危険等は周辺住民が負担し
 - 興業主は利益だけを得る構図であること
 ためだ。

 しかも、正規の飛行場で十分対応できる案件である。桶川あるいは海自の下総・木更津を使えば充分であった。

 つまり、許可そのものがオカシイのである。

 それを「許可が出たから何の引け目もない」と天真爛漫に語る点も不思議である。法律上で形式だけを満たせばOKと言った「モリカケの何が悪い」といった世界観の持ち主なのだろう。周辺の危険や騒音を全く気にしないあたりもとてもピュアなことだ。

 ちなみに、ぼろ太さんが大好きなノリエアレースでも死者10人怪我人60人の大事故を起こしている。曲芸飛行に失敗したマヌケは自分1人が死ぬだけではなく観客も巻き込んでいる。そしてレッドブル・エアレースはクソ田舎ではなく住宅地の近くでやっている。危険の可能性を承知している観客ではなく無関係な住民も巻き込む可能性があるということだ。

スポンサーサイト