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- » 2018 . 07
Category : 未分類
佐藤正久さんが、日本のロケット産業はデブリ除去で一儲けできるように言っている。これは「宇宙のゴミを掃除する、日本発の産業!」による。
だが、どーやって金に結びつけられるのかね?
官がでてくる宇宙開発は市場ではうまくいかない。だから国でやっている。必要性と受益と負担が不一致だ。 つまり、どーやってもそれ自体は産業にはならない。
■ 誰も金を払わないサービスが「輸出産業」だと
これはGPSほかの航法衛星をみれば明らかだ。必要性はある。便利でもある。でも誰が金を払うのかで揉める。だから企業が事業としてやらないしGPSを打ち上げても金儲けにもならない。
デブリ除去はもっと条件が悪い。必要性はさほど深刻ではない。やったところでサービスと認識されない、つまり効用を提供されたと感じない。つまり誰も金を払わない。
まずは勝手に道の清掃をしているようなものだ。「キレイになったでしょ」といわれれば「キレイになったね」とはいう。だがそれで金をよこせといわれて払うマヌケはいない。サービスの押し売りだからだ。看板屋が「町の案内板にオマエの店を書いてやった、5万払え」みたいなアレだ。
それを「輸出産業」になると言い出すあたりはどうかしている。佐藤さんは「日本スゲー」をだせば支持者は喜ぶ。自分に投票する連中のレベルはその程度と多寡をくくっているのだろう。
■ 地雷除去器材は自国事業者で囲い込む
もう一つの甘い見積もりはJAXAや川崎重工で海外需要がとれると信じさせようとしている点だ。
デブリ除去の実施で米国やEUが日本に金を払うと思うのだろうか?
米国やEUには日本以上の宇宙産業がある。そこにやらせる。現状では必要ないと知りつつ、しょうがないからとデブリ除去のドブに金を捨てるとしても自国産業にやらせる。そうすれば域内産業から還流するからだ。
これは途上国援助で使われる民生用地雷除去器材をみればよい。
戦後の対人地雷処理用の器材は各国が自国メーカーの器材を使わせる。所詮は自国には関係もない事業だ。高性能や高い清掃率は別段に求めない。援助当局者はそれよりも他国製を使うことに文句をつける。英国は英国製を、ドイツはトイツ製を、そして日本も日本製を押し付けている。
同じように、本質的にはどうでもいいデブリ除去で日本製を使う理由はない。
そもそもJAXAも川崎重工も二流以下である。日本の宇宙産業はマネッコだけだ。そしてマネッコから脱却する気もない。そんな器材は米欧製、ロシアや中国製に勝てない。
この点も支持者の多寡をくくっているのだろう。どうせ国が推すことには批判はしない。批評的な精神の持ち主なんかいないといった支持者認識がある。だから穴のある政策推進を「ボクも汗を流します」といい抜けているわけだ。
■ 税金でロケット屋を食わせる商売
なんにせよ、いつもの宇宙開発のスケベな構図そのものなのが見ていてキモチワルイ。
宇宙清掃の名のもとにロケット屋を儲けさせる目論見である。一見いいことをするように見せかけて、宇宙産業の国民の金を無駄遣いさせる意欲しかない計画である。
佐藤さんはその片棒を担いている自覚があるかどうかは知らない。ただ、○○○な支持者は「技術立国の日本製ロケットで宇宙を」といった言葉の並びだけで「日本スゲー」で支持してくれることは知っているのだろう。
■ 宇宙作家クラブあたりはヨイショするだろ、○○○だから
同様に○○な宇宙作家クラブあたりもヨイショするんじゃないかね。自分がロケットが好きだからといって、日本はロケット開発をすべきだと短絡させるアタマの持ち主だ。
まずはロケット打ち上げの絵に目がくらんでいる。実現性も必要性も経済性もない国産ロケット技術を過信して、しかも金もない老人国の投資で宇宙進出は実現すると主張するあたりだ。しかも五十郎や六十郎がそれを言い出す。まったく滑稽なものだ。
その点「はやぶさ2」が失敗してくれないかと希うものだよ。別に開発者が研究者さんには恨みもないが、それをヨイショしている○○○○な宇宙作家クラブあたりがお通夜になるのは見てみたいものだ。
[デブリの]除去事業が成功すれば、世界で唯一のサービスとなり、[日本から]海外への輸出産業の可能性が出てくる。
だが、どーやって金に結びつけられるのかね?
官がでてくる宇宙開発は市場ではうまくいかない。だから国でやっている。必要性と受益と負担が不一致だ。 つまり、どーやってもそれ自体は産業にはならない。
■ 誰も金を払わないサービスが「輸出産業」だと
これはGPSほかの航法衛星をみれば明らかだ。必要性はある。便利でもある。でも誰が金を払うのかで揉める。だから企業が事業としてやらないしGPSを打ち上げても金儲けにもならない。
デブリ除去はもっと条件が悪い。必要性はさほど深刻ではない。やったところでサービスと認識されない、つまり効用を提供されたと感じない。つまり誰も金を払わない。
まずは勝手に道の清掃をしているようなものだ。「キレイになったでしょ」といわれれば「キレイになったね」とはいう。だがそれで金をよこせといわれて払うマヌケはいない。サービスの押し売りだからだ。看板屋が「町の案内板にオマエの店を書いてやった、5万払え」みたいなアレだ。
それを「輸出産業」になると言い出すあたりはどうかしている。佐藤さんは「日本スゲー」をだせば支持者は喜ぶ。自分に投票する連中のレベルはその程度と多寡をくくっているのだろう。
■ 地雷除去器材は自国事業者で囲い込む
もう一つの甘い見積もりはJAXAや川崎重工で海外需要がとれると信じさせようとしている点だ。
[スペースデブリに関しては]また、JAXAや川崎重工も除去事業に取り組んでいる。これらの除去事業が成功すれば、世界で唯一のサービスとなり、海外への輸出産業の可能性が出てくる。[中略]国際的な枠組み作りに取り組んでおり、国連や有志国(米、EU、仏、豪など)との協力についても協議を進めている。
デブリ除去の実施で米国やEUが日本に金を払うと思うのだろうか?
米国やEUには日本以上の宇宙産業がある。そこにやらせる。現状では必要ないと知りつつ、しょうがないからとデブリ除去のドブに金を捨てるとしても自国産業にやらせる。そうすれば域内産業から還流するからだ。
これは途上国援助で使われる民生用地雷除去器材をみればよい。
戦後の対人地雷処理用の器材は各国が自国メーカーの器材を使わせる。所詮は自国には関係もない事業だ。高性能や高い清掃率は別段に求めない。援助当局者はそれよりも他国製を使うことに文句をつける。英国は英国製を、ドイツはトイツ製を、そして日本も日本製を押し付けている。
同じように、本質的にはどうでもいいデブリ除去で日本製を使う理由はない。
そもそもJAXAも川崎重工も二流以下である。日本の宇宙産業はマネッコだけだ。そしてマネッコから脱却する気もない。そんな器材は米欧製、ロシアや中国製に勝てない。
この点も支持者の多寡をくくっているのだろう。どうせ国が推すことには批判はしない。批評的な精神の持ち主なんかいないといった支持者認識がある。だから穴のある政策推進を「ボクも汗を流します」といい抜けているわけだ。
■ 税金でロケット屋を食わせる商売
なんにせよ、いつもの宇宙開発のスケベな構図そのものなのが見ていてキモチワルイ。
宇宙清掃の名のもとにロケット屋を儲けさせる目論見である。一見いいことをするように見せかけて、宇宙産業の国民の金を無駄遣いさせる意欲しかない計画である。
佐藤さんはその片棒を担いている自覚があるかどうかは知らない。ただ、○○○な支持者は「技術立国の日本製ロケットで宇宙を」といった言葉の並びだけで「日本スゲー」で支持してくれることは知っているのだろう。
■ 宇宙作家クラブあたりはヨイショするだろ、○○○だから
同様に○○な宇宙作家クラブあたりもヨイショするんじゃないかね。自分がロケットが好きだからといって、日本はロケット開発をすべきだと短絡させるアタマの持ち主だ。
まずはロケット打ち上げの絵に目がくらんでいる。実現性も必要性も経済性もない国産ロケット技術を過信して、しかも金もない老人国の投資で宇宙進出は実現すると主張するあたりだ。しかも五十郎や六十郎がそれを言い出す。まったく滑稽なものだ。
その点「はやぶさ2」が失敗してくれないかと希うものだよ。別に開発者が研究者さんには恨みもないが、それをヨイショしている○○○○な宇宙作家クラブあたりがお通夜になるのは見てみたいものだ。
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