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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2018.06
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Category : 未分類
 軍用装甲車の製造元一本化はコマツのほうがいいのではないか。

 世上は三菱を推している。防衛省の言うことはよく聞くといったあたりが理由だ。

 だが、三菱重工は向いているかどうか疑問だ。そもそも企業体力が疑問だ。航空造船の失態でどうなるかわからない。集約して潰れて、事業売却先もなく事業継続不能の可能性もある。また技術力も疑問もある。車両関連をみても世界シェアをとれるような製品はない。

 むしろコマツではないか。企業としての安定性は上、重量級車両に関する技術力も上だ。シェアをCATと競う会社である。厳寒のマガダンでもアラスカでも、灼熱の中東でもアフリカでも動く車両をつくっている。世界中を相手にできる技術力がある。

 ただ、官の小間使いにはならない。その点で自分を国の一部と勘違いしている官尊民卑の三菱とは大違いなんだろう。

■ ホントに悪いのは防衛ではないか
 しかし、装甲車に関する問題提起は怪しい。官側の契約・仕様不適当によるものらしいからだ。

 国産兵器開発には悪評がある。官は契約なのにボンヤリした仕様しかない。誤った信義則みたいな企業側の介護がなければまともな製品に繋がらない。

 その介護がヨイショされるのが三菱である。だが、本来はおかしな話だ。発注元と兼ねて設計事務所は外観と間取りレベルの図面しか出さない。それを施工する建設業者が勝手につくって設計事務所がそれを褒めるだけでなく、野放図に割増価格を支払う構図だからだ。

 それなら「図面通りにつくってやった、金振り込め」で契約価格どおりを求める会社のほうが正しい。少なくとも理由の立たない予算超過はない。

 装甲車ならそれはコマツだろう。

■ 装甲不具合も怪しいとする話がある
 なお、どうも「コマツの装甲車の装甲板の不適当」も怪しいらしい。ボンヤリした仕様のとおりに耐弾性をつけたら不適当といわれたたぐいであり、スポンスポン抜けるみたいな話も、貫通するまでやる貫通試験を脚色したのではないかといった話がある。
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