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自分がしくじったあとに「○○は好意的に報道してくれない」と社長が公言する会社はダメとしか言いようはない。
ホリエモンロケットで有名なインターステラテクノロジーの稲川貴大社長さんがそれだ。
まず、記事そのものに社長が文句をつけるのがアレ。明瞭な事実誤認でもないかぎりは受忍するものだ。気づかないフリをしてりゃいいものを記事が「気に食わない」というあたり、当事者能力がない。
ついで、「平身低頭に取材申し込み来ておいて」といった認識開陳もそれ。ISTなんて人気取りしかない会社である。それを「取材を許してやった」といった言い放つのは勘違いもいいところだ。技術を売る会社だと勘違いしているのだろう。
■ 前も資金調達記事に怒っている
ちなみに稲川貴大さんの夜郎国のような反応は今日始まった話ではない。以前に「こうやって資金を調達する」の図画を示さないインタステラーテクノロジー社長さんの反論」で自社記事への反応として書いたとおり。
ダメだとしかいいようもない。社長さんとしてもダメだし、この手の御仁が代表権もってる段階で会社としてもダメ。
■ 「夏休みにロケット打ち上げようぜ」みたいなリアリティ水準
周囲にいる会社を支持する連中も含めても事業に耐える連中でもない。金勘定としての真剣味のない世界の住人にしか見えない。
実務的な覚悟がない。例えるなら学生の部活レベルでしかない。比喩的に言えば「夏休みにロケット打ち上げようぜ」みたいなラノベというかマンガ程度の発想なのだろう。
ヤングアダルト小説ならそれでもいいだろう。自宅の納屋でロケットつくる設定でもいけるし、社会を知らない連中が読むから社会との接点なんか要らない。読者のなかで辻褄が合えばいいからだ。
でも、それがそのまま商売になると思い込んでいるあたりでダメ。
投資を求めるあたりで金主への配慮がいる。もちろんYA小説なら金集めも目論見も要らないし。IT長者みたいな大金持ちがポンと金を出してくれる。だが、会社としてやるなら、少なくとも会社としての体裁は整えておき社長も社長としての振る舞いをしなければならない。
それがないあたりでインターステラテクノロジーは駄目だ。「平身低頭に取材申し込み来ておいてクソ見出しな記事書くのなんなんだ」(稲川)はそう判断する材料となる。
■ オマケ:科学セクション記者が甘やかしたからかね
ま、新聞の科学セクション記者が甘やかしたせいじゃないでしょ。科学関連記者は新聞記者のクセに批判的なことは一切書かない。特に航空宇宙関連は第三者の眼すら持てない。自分も身内のつもりでいる。だから失敗しても失敗とハッキリ書かない。先行きがない技術でも糖衣錠に包む。なんつーかね、取材対象に日和っているんだよね。
その乳母日傘の報道に浸かっていればインスタなんとかテクノロジも世間は見えなかろう。周りから「ホリエモンロケットスゲー」的な取材ばかりを受けて新聞の科学文化面で「ホリエモンロケットスゲー」的な記事ばかりのぬるま湯世界にいるんだもの。勘違いして「平身低頭に取材申し込み来ておいてクソ見出しな記事書くのなんなんだ」(稲川)といい出すような社長も出てくるもんだ。
まー、そのうち人心も離れるでしょ。
ホリエモンロケットで有名なインターステラテクノロジーの稲川貴大社長さんがそれだ。
いな @ina111
産経新聞、平身低頭に取材申し込み来ておいてクソ見出しな記事書くのなんなんだ…人間的に付き合いたくないでしょ、そんな記者…
https://twitter.com/ina111/status/1013126711783772160
まず、記事そのものに社長が文句をつけるのがアレ。明瞭な事実誤認でもないかぎりは受忍するものだ。気づかないフリをしてりゃいいものを記事が「気に食わない」というあたり、当事者能力がない。
ついで、「平身低頭に取材申し込み来ておいて」といった認識開陳もそれ。ISTなんて人気取りしかない会社である。それを「取材を許してやった」といった言い放つのは勘違いもいいところだ。技術を売る会社だと勘違いしているのだろう。
■ 前も資金調達記事に怒っている
ちなみに稲川貴大さんの夜郎国のような反応は今日始まった話ではない。以前に「こうやって資金を調達する」の図画を示さないインタステラーテクノロジー社長さんの反論」で自社記事への反応として書いたとおり。
いな @ina111
民間ロケット、資金調達カギ=28日打ち上げ再挑戦、成功後も課題:時事ドットコム https://www.jiji.com/jc/article?k=2018042300927&g=soc … @jijicomより なにこれ?取材力大丈夫か?時事通信さん…同社幹部のコメントとかあるけど、わけわからんぞ
https://twitter.com/ina111/status/988674394938458113
ダメだとしかいいようもない。社長さんとしてもダメだし、この手の御仁が代表権もってる段階で会社としてもダメ。
■ 「夏休みにロケット打ち上げようぜ」みたいなリアリティ水準
周囲にいる会社を支持する連中も含めても事業に耐える連中でもない。金勘定としての真剣味のない世界の住人にしか見えない。
実務的な覚悟がない。例えるなら学生の部活レベルでしかない。比喩的に言えば「夏休みにロケット打ち上げようぜ」みたいなラノベというかマンガ程度の発想なのだろう。
ヤングアダルト小説ならそれでもいいだろう。自宅の納屋でロケットつくる設定でもいけるし、社会を知らない連中が読むから社会との接点なんか要らない。読者のなかで辻褄が合えばいいからだ。
でも、それがそのまま商売になると思い込んでいるあたりでダメ。
投資を求めるあたりで金主への配慮がいる。もちろんYA小説なら金集めも目論見も要らないし。IT長者みたいな大金持ちがポンと金を出してくれる。だが、会社としてやるなら、少なくとも会社としての体裁は整えておき社長も社長としての振る舞いをしなければならない。
それがないあたりでインターステラテクノロジーは駄目だ。「平身低頭に取材申し込み来ておいてクソ見出しな記事書くのなんなんだ」(稲川)はそう判断する材料となる。
■ オマケ:科学セクション記者が甘やかしたからかね
ま、新聞の科学セクション記者が甘やかしたせいじゃないでしょ。科学関連記者は新聞記者のクセに批判的なことは一切書かない。特に航空宇宙関連は第三者の眼すら持てない。自分も身内のつもりでいる。だから失敗しても失敗とハッキリ書かない。先行きがない技術でも糖衣錠に包む。なんつーかね、取材対象に日和っているんだよね。
その乳母日傘の報道に浸かっていればインスタなんとかテクノロジも世間は見えなかろう。周りから「ホリエモンロケットスゲー」的な取材ばかりを受けて新聞の科学文化面で「ホリエモンロケットスゲー」的な記事ばかりのぬるま湯世界にいるんだもの。勘違いして「平身低頭に取材申し込み来ておいてクソ見出しな記事書くのなんなんだ」(稲川)といい出すような社長も出てくるもんだ。
まー、そのうち人心も離れるでしょ。
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