翁長知事は無念であったのだろうか?
一見すればそう見えるだろう。埋立免許の取り消し完了を目にはしていない。そもそも辺野古新基地建設を完全頓挫させてもいない。その状況において任期半ばで逝去した。
だが、抵抗の戦いの中で死ぬことができた。それはむしろ本懐ではあるまいか?
翁長知事は戦いぬいた。あらゆる手段を用いて工事を遅滞させ、県内世論をまとめ続けた。そして一度も懐柔されることなくNOといい続けた。
その名前は琉球民族の英雄として百年後まで残る。あるいは死後も影響力を与える。それは翁長知事にとっては最高の待遇だろう。
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