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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2018.09
08
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Category : 未分類
 電力は足りている。日本中どこでもそう。2011年以降には供給力不足は問題となっていない。

 大阪、北海道の停電は送電網の問題である。発電所の供給力の話ではない。

 水道に例えれば、浄水場や水道管トラブルで水が来ないだけの話だ。降水量や河川や湖、ダム、水源の問題ではない。

 それを理解しない自称理系の発言は趣き深い。北海道の停電についてサチコと神ねこ様の、わこさんは次のように述べている。
電力不足はデマだって
わこ(夏コミ新刊通販開始)‏ @wako3999
電力は十分足りてるというデマがデマと証明されるにはこういう事態が起こった時でしかないと分かっていたが本当にやりきれない。
https://twitter.com/wako3999/status/1037687936727232512


 一文がやたら長いが、その骨子は「こういう事態[北海道での全域停電]が起こった」(わこ)結果「電力は十分足りてるというデマがデマと証明され」(わこ)たというものだ。


■ ピーク需要500万kw、原子力を抜いても最大供給力600万kw

 だが、今回の北海道のトラブルは発電所配置と送電網の問題である。1ヶ所に供給力の1/3近くを集中した結果、二進も三進も行かなくなった結果だ。

 電力供給力は不足していない。北海道電力へのピーク需要は500万kwである。対して北海道電力の自社設備は原子力を抜いても600万kwある。他にも本州他社との電力融通や卸電力による供給もある。

 この状況で「電力は十分足りてるというデマがデマと証明され」(わこ)たは正しい見立てだろうか?

 水道に例えれば次のような形だ。地震で浄水場と水道管が破損した。だが河川ほかの水源には水はあり余っている。その状況で「水が十分足りているデマがデマと証明された」といきり立っているのが、わこさんだ。そして「水源つまり発電所を増やせ」と使う見込みもないダムを作れと主張している。「原発を再稼働しろ」は、わこさんが繰り返す主張だ。

 ちなみに将来的に電力はさらに余る。日本の人口は減る。しかも北海道の人口減少は他地域と比べて急速である。また産業構造も変化する。製造業も減少する。特に大電力を必要とする産業は廃れる。それ以外の産業も省エネが進行する。そして事業所や住宅への太陽光導入が進む。

 だから投資を絞る。本音からすれば老朽更新もしたくはない。北海道電力なら供給力500万kwジャストを維持できれば需要が減るから大丈夫と考える。建設中の石狩湾のLNG発電所以降には大規模発電所は作らないだろう。


■ 夜郎国の故事を彷彿させるようなお理工さん

 わこさんはこのような背景を理解していない。

 そして、わこさんは「(自称)理系でござい」としている。そしてデマにまみれた科学的知識を欠く愚かな大衆を啓蒙教化しようと考えている。例えば実害もない水素水程度の不能犯討伐で悦にいるのがそれだ。

 しかし、その思慮は深いとは言い難い。ピーク需要500万kwの北海道には600万kwであり、本州との融通線もある。それでいながら「電力は十分足りてるというデマがデマと証明され」た(わこ)と言い切るあたりがそれである。単に、理系としても二流以下となる理系カルト、例えば宇宙作家クラブあたりの水準のいうことをオウム返ししているだけなのだろう。

 おそらくその世界は狭い。故に夜郎国の故事が彷彿させられる。お理工なことだ。



■ オマケ

 宇宙作家クラブやら航空宇宙ファンクラブの類いのトンチンカンはどうしようもない。航空宇宙セクターの中身にしても経済性とか費用対効果を考えない。その上、社会全体の話はさらにアサッテでしかない。それでいて水素水程度に憤慨する。理系としての能力は航空宇宙開発に携われない水準、ホンモノになれない二流以下なのに自尊心だけはやたら高い。

 そのトンチンカンのいうことを、トンチンカンとは判断できず、航空宇宙関係者のいうことは正しいと信じ込むあたりの悲劇はあるだろうね。なんつーかね「CIAの友人からの情報によれば~」と言い出す誇大妄想狂のいうことを信じるネトウヨと同じかね。

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2018.09
08
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Category : 未分類
 夏コミに出した『イージス・アショアは好事家の琴線に響くんだろうね』が契機になって東奥日報に記事を書かせてもらいました。

 2018年9月5日水曜日の7面「秋田県の反対は当然」です。アショア整備そのものには反対しないが、なぜ秋田を決め打ちしたのかに反発しているといった内容です。あと電磁波への不安も当然だよとか、再配置検討では青森も対象になるよとも書きました。

東奥日報記事

 頑張って読めれば読める解像度です。出て3日たった新聞なので東奥日報さんには迷惑がかからないとは思います。怒られたらゴメンナサイするしかないですけど。

 まあ、青森と秋田以外に関係しない要素は抜きましたけど。萩のサイト・アプローバルとか、電波のSバンドとXバンドとか、弾道弾は観念的な武器で日本にはまず打ってこないとか、アショアもそれに対する精神的ケアが目的であって実用を考慮していないとかは抜きました。