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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

→ サークルMS「隅田金属」
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2019.02
28
CM:4
TB:0
22:39
Category : 未分類
 暖房実績を訪ねたらBTUで出てきた。今から20年前の話だ。統計かなにかで米軍横須賀地区の数字を訪ねたら聞いたことのない単位が出てきた。多分、潜基か対潜資料隊か消磁所だと思う。

 確か理科年表かなにかで確認した。当時ネットはいまほど普及していないし、信頼性もない。BTUとの換算は出てきたが本当かと疑って紙の本で確認した。多分正確に254kcalで換算した

 以降、人生で何回も出てくる。「どうせ二度と使わない」と多寡をくくっていたが次配置で三沢米軍から出てきた。空自連絡官を兼ねていたのでまた計算した。

 商売替えをしたら常用されていた。海軍から海運に手を広げ、さらにエネルギー資源まで手を出した結果だ。天然ガスの相場価格はMBTU、つまり100万BTUなのだ。

 天然ガスの単位は錯綜している。相場価格はBTUだが、他の記事はJやkw/hやcalで出てくる。石油ならバレルとリットルとガロンが混用されている形だ。さらに1MBTUがLNG何リットルか、何ガロンか、何立法フィートか、軽油換算するとどうなるか、水素で1Nm^3、ノルマルリューベになるかは毎回面倒になる。なお、ノルマルはともかく後ろのリューべ=立米(りゅうべい)の読みは専門化に通用するか知らない。

 このあたりめんどいから記事では熱量は全部kcal、量は熱量換算軽油リットルを結構使う。まあ熱量単位はジュールだが、質量系のニュートンと同じで世間では実感がない。そう書くとカタログミリオタの類は非正確だと怒るが、連中だって推力はトンを使っていてkNfなんかまずは使っていない。ニュートンフォースはわかりにくいのだろうよ。



 まー、siの変更以降も建築土木の諸職もkgfで考えているけどね。なんだかんだ言って寸法は尺寸モジュールだし面積も坪だよ。そもそも、部材の重量や性能はkgfや尺寸でラウンドアップする形になっているし。
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2019.02
17
CM:18
TB:0
06:04
Category : 未分類
 理系人生で最大コスパを発見したとする主張がある。高専、国立大、国立大院の経歴がそれだそうだ。

ぺん@化学メーカー技術・開発職@YK_chem
高専→国立大3年次編入→国立大学院 ってルート結構おすすめです。
公立高校→国立大→国立大学院 と比較しても約160万安いです。
そのうち詳細出したいと思いますが、最もお金かからず、さらに比較的楽に行けます。
https://twitter.com/YK_chem/status/1096079534544216065


ぺん@化学メーカー技術・開発職@YK_chem
高専は5年間実験漬けで、4年生の終わりから大学と同じように研究室に配属されます。そのおかげで大学生と比べて圧倒的な実験スキルを身につけることができます。編入して研究室に配属されるとそのスキルがめちゃくちゃ発揮されますよ。
https://twitter.com/YK_chem/status/1096447097828630528


ぺん@化学メーカー技術・開発職@YK_chem
高専→国立大3年次編入→国立大学院 がおすすめなのは
一般的な通常ルートと比較して
①同等かそれ以上の教育を受けることができる
②とことん理系科目に集中できる
③とにかく専門スキルが身につく
④なのに教育費は圧倒的に安い
科学者・技術者になるためには最適って思ってます。
https://twitter.com/YK_chem/status/1096676979871338496


 実際にそのコースを歩まれたとのことだ。本当に最コスパであり人生の最短経路なのだろう。


■ 15歳の段階で判断しなければならない

 だが、途中で方針転換ができないリスクに全く言及していない。中途で科学者・技術者以外に転身するときには大変なことになる。

 なんせこのコースは15歳で選択しなければならない。15歳で理系だと思っていても実際は文系適といった状態はありうる。その際の軌道修正は効きがたい。

 特に人文・社会科学系への転身可能性が低くいだろう。「②とことん理系科目に集中できる ③とにかく専門スキルが身につく」(ぺん)はそういうことだ。

 また、社会人以降でも科学者・技術者ラインから外れたあとでも苦労する。就職してある程度まで進めば現場から離れる。専門職、技術職でも管理や人材育成のウエイトが大きくなる。また総務系統に移るにしても民法あたりの考えかたを知らなければ大変だ。


■ 科学者・技術者になれた人の発想

 もちろん、主張を否定するつもりはまったくない。そういう考え方もあるだろう。

 ただ、それは現時点で科学者・技術者になれた人の発想だ。今の自分の人生をなぞるなら最コスパであり最短である。そういう話である。

 逆に科学者・技術者になれなかった人が選択すれば評価は厳しい。人生の無駄ではないにせよ転身を困難にするコースである。ある意味、人生の柔軟性をそこなう選択肢だ。

 なによりもそれを最善解として扱う「オレもそう思う」が続く会話には違和感を感じる。本来あるべきものがない。そのような感覚だである。


■ (オマケ)文明の衝突

 違和感はほかにもねえ。理系の人からすれば「大学生と比べて圧倒的な実験スキルを身につけることができます」(ぺん)は利点だろう。また実験スキルが高いことは実際に大学や研究で役立つ要素なのかもしれない。

 だが、それは単なる手技やら業務的能力にしかみえない。それが大学での研究に役立つと考えるのはおかしいのではないかとも疑うためだ。理系はそうだといわれればそうなのだろうが、それは本質かねと。

 まずは文明の衝突である。文系理系には駄話のAMラジオと二世日本語のFMラジオのどちらを良しとするかの価値観の違いがある。まあ、クリス・ペプラーみたいな話し方にうっとりできる人もいるのも社会だ。だが、79.5Mhzを流しているラーメン屋で「なにがナックファイブだFM埼玉でいいだろFMさいたまで」と怒る価値観もある。それの文系理系版ではないか。

 あと、大学院は「国立大の大学院」といった選び方をするものだろうかともね。〇〇の研究、〇〇先生できめるのではないかとおもうのだが、やはり理系は違うものなのだろうかねえ。
2019.02
14
CM:4
TB:0
15:45
Category : 未分類
 原稿を書いている最中なのだが。多用途支援艦の名前を挙げるときにどうしても「あまおう」が先に出てしまう。

 「ひうち」型多用途支援艦といういことは承知している。また「あまくさ」であることも知っている。

 だが、以前に一度いい間違えをした。「あまおう」と口に出したか書いた。「あかい、まるい、おおきい、うまい」の「あまおう」と混同したのだ。

 その時に多用途支援艦というと「あまおう」といった回路が脳内にできてしまった。以降は「『あまおう』じゃなくて」が毎回でるようになっている。

 なにより場所的に近い。あまおうは九州のイチゴである。天草も九州の地名である。記憶領域でとなりどうしか関連詞が共通しているせいもあって混同する要素なのだろう。

 まあ、多用途支援艦「あまおう」もいいと思うよ。佐世保のフネにして毎週金曜日に「あまおう」をふんだんに使った甘口いちごスパでもだすとかね。多分、農協も宣伝兼ねて等外品をロハでくれるのではないかね。
2019.02
09
CM:11
TB:0
13:29
Category : 未分類
 空は誰にも所有されない。支配できないからだ。柵で囲障し他人の利用を排除しようとしてもできないのでそうなる。

 だから飛行機は他人の土地の上を飛べる。自衛隊基地や在日米軍施設も含めてそうだ。危険性が生じる飛行場周辺でもなければ基本は自由往来だ。

 ドローンも同じだ。今でも他人の敷地や家屋の上も自由に飛べる。危険性がある場合にのみ規制を受ける。住宅密集地や飛行場のたぐいである。


■ (未使用の荒地をふくめて)自衛隊上空聖域論

 だが、それを承知できていない主張がある。ドローンの自衛隊・駐留軍敷地上空の通過を禁止する意見であり、それへの反対論への反論である。

 特にCHINさんの意見は興味深い。なぜなら従来の法的切り分けをまったく踏まえていない上、感情的なマスゴミ批判とも結合しているためだ。

chin@chin_1stLT
正気を疑うレベルの話だなw
そんなに知る権利が大事なら、各社の社長や編集局長のデスクを俯瞰からライブ映像で常時流してよ
知りたいから

産経ニュース@Sankei_news
新聞協会がドローン規制法改正案に反対申し入れ
https://www.sankei.com/life/news/190208/lif1902080053-n1.html …

 →自衛隊や在日米軍施設上空の飛行禁止を盛り込む方針に反対。

https://twitter.com/chin_1stLT/status/1093840303226683392




■ 飛行機・民地・屋内との比較ができていないCHINさんの主張

 このCHINさんによる新聞協会の主張への反論は興味深い。本来の改正案にある問題点に全く気づいていない。また屋外活動の撮影と屋内活動の撮影を同一視しているからだ。

 それでいながら新聞協会の反対申し入れをマスコミのわがままであり、自衛隊の聖域性は自明といった視点で断じているのはどうかしている。もちろんCHINさんのように失礼な「正気を疑う」(CHIN)をいった表現は使うつもりはない。だが、婉曲的に言えばCHINさんには何かが不足しているのではないかと疑いを持つものだ。

 まず禁止案には飛行機と切り分けする理由がない。飛行機は自衛隊や在日米軍施設上空の飛行できる。それなのにドローンは飛んではいけない。そのような問題の存在を理解せずに新聞協会を批判している。もちろん「正気を疑う」(CHIN)と失礼なことは言わないが(以下略)である。

 また、その他の官地や民地との切り分けの理由もない。国会、裁判所、各省庁、地方自治体、民間が保有する土地と建物の上をドローンは飛べる。だが自衛隊や在日米軍施設の上空は飛んではならないといった理由は立ち難い。それも気づかずに新聞協会を批判している。やはりCHINさんの言う「正気を疑う」(CHIN)といわないが(以下略)である。

 そして、屋内と屋外の区別もついていない。自衛隊の屋外活動の撮影と民間の屋内での活動撮影を同一視している。屋外活動は撮影自由である。敷地外や上空から自由に撮影してよい。だが屋内はそうではない。そもそも撮影のため家屋に入るには許可が必要である。それも分けられずに新聞協会を批判している。これも「正気を疑う」(CHIN)とは言わないが(以下略)である。


■ マスゴミ批判と自衛隊ヨイショのコンプレックス

 そしてCHINさんは新聞協会に反論をしたつもりで悦に入っている。「そんなに知る権利が大事なら、各社の社長や編集局長のデスクを俯瞰からライブ映像で常時流してよ知りたいから」で新聞協会の主張を打ち砕けたつもりでいる。「彼らは自己撞着している」と論破したと考えているご様子だ。

 だが、それは法改正案にある問題点に対して盲目であり、また屋外活動の公然性と屋内が持つ権利を同一視する誤りを犯している。つまりCHINさんの反論はむしろご自身の見識の水準を示すものとなってしまっている。

 マスゴミ批判と自衛隊ヨイショの複合感染の内実はこの程度だということだ。

 あるいはCHINさんがお気に入りのガルパンやら少女戦記やら中村桜のファンの中身も窺えるかもしれない。

 あの手のファンもマスゴミ批判と自衛隊ヨイショと相性が良い。それからすれば、そのファン連の中身もCHINさんと同じように飛行機とドローン、自衛隊用地とそのほか官地民地に差をつける不自然を理解できず、屋外撮影と屋内撮影を同一視する程度ではないかと心配するものだ。
2019.02
06
CM:5
TB:0
14:20
Category : 未分類
 安全保障屋や軍事セクターは相手を過大評価する。「仮想敵は強力だ」といっていれば商売になるからだ。日本ならかつてのソ連脅威論やこの間の北朝鮮弾道弾の脅威はまったくそれだ。またこの間のレーダ照射は危険でアブナイもその類である。

 これは他国でも同じだ。中国の解放軍関係者はクールジャパンを過大評価している。それにより「日本の文化産業は強力になった」と完了形で書いている。そして日本に負けないように中国も同じような文化のゴリ押し輸出をすべきと示唆している。

 具体的には「”酷日本”戦略及其対日本外交的影響」である。酷日本はクールジャパンの中文訳であり悪い意味はない。。

 クールジャパンで日本の国家影響力は増すともしている。上で紹介した部分は「日本文化産業在国際上形成了」(p.35)と完了形で成功したとしており、さらにはそれにより「以増強日本産品国競争力並堤升国家影響力」(p.35)と述べている。

 筆者は解放軍関係者だ。張光新さんは解放軍外国語学員、李可さんは解放軍理工学院のそれぞれ講師だ。

 その結論も日本の安全保障屋や軍事セクターの言うことと似ている。日本が酷日本によりソフトパワー面での国力を増している。だから中国も国の金を突っ込んで文化影響力を増すべきといった中身だ。

 だが、実態を知る日本人からすればどうかしている。クールジャパン政策は死に体である。もともともどうかしている。実際は経産省の業界利益があり、アレ政権がそれと結託して年1500億をブチ込んだアレ政策である。そしてすぐに各種推進体のアレ経営が問題になっている。

 だが中国の安保軍事セクターは過大評価している。中国に限らないが安保軍事のセクターはフシアナなのだろう。

 ちなみに、さらに裏返しにすれば日本における孔子学園への評価も似たようなものだ。日本の安保軍事のセクターは「孔子学園は文化侵略の手羽先」のような口を効くが、実際を見るとさほどのものでもない。仮想敵国のやることはなんでも強力な効果を持ち脅威に見える。そのような病気に掛かっているのだろう。



*   張光新、李可「”酷日本”戦略及其対日本外交的影響」『東北亜柔実力』32(東北亜学刊、2017.3月)pp.35-40.