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- » 2019 . 03
Category : 未分類
理系人生で最大コスパを発見したとする主張がある。高専、国立大、国立大院の経歴がそれだそうだ。
実際にそのコースを歩まれたとのことだ。本当に最コスパであり人生の最短経路なのだろう。
■ 15歳の段階で判断しなければならない
だが、途中で方針転換ができないリスクに全く言及していない。中途で科学者・技術者以外に転身するときには大変なことになる。
なんせこのコースは15歳で選択しなければならない。15歳で理系だと思っていても実際は文系適といった状態はありうる。その際の軌道修正は効きがたい。
特に人文・社会科学系への転身可能性が低くいだろう。「②とことん理系科目に集中できる ③とにかく専門スキルが身につく」(ぺん)はそういうことだ。
また、社会人以降でも科学者・技術者ラインから外れたあとでも苦労する。就職してある程度まで進めば現場から離れる。専門職、技術職でも管理や人材育成のウエイトが大きくなる。また総務系統に移るにしても民法あたりの考えかたを知らなければ大変だ。
■ 科学者・技術者になれた人の発想
もちろん、主張を否定するつもりはまったくない。そういう考え方もあるだろう。
ただ、それは現時点で科学者・技術者になれた人の発想だ。今の自分の人生をなぞるなら最コスパであり最短である。そういう話である。
逆に科学者・技術者になれなかった人が選択すれば評価は厳しい。人生の無駄ではないにせよ転身を困難にするコースである。ある意味、人生の柔軟性をそこなう選択肢だ。
なによりもそれを最善解として扱う「オレもそう思う」が続く会話には違和感を感じる。本来あるべきものがない。そのような感覚だである。
■ (オマケ)文明の衝突
違和感はほかにもねえ。理系の人からすれば「大学生と比べて圧倒的な実験スキルを身につけることができます」(ぺん)は利点だろう。また実験スキルが高いことは実際に大学や研究で役立つ要素なのかもしれない。
だが、それは単なる手技やら業務的能力にしかみえない。それが大学での研究に役立つと考えるのはおかしいのではないかとも疑うためだ。理系はそうだといわれればそうなのだろうが、それは本質かねと。
まずは文明の衝突である。文系理系には駄話のAMラジオと二世日本語のFMラジオのどちらを良しとするかの価値観の違いがある。まあ、クリス・ペプラーみたいな話し方にうっとりできる人もいるのも社会だ。だが、79.5Mhzを流しているラーメン屋で「なにがナックファイブだFM埼玉でいいだろFMさいたまで」と怒る価値観もある。それの文系理系版ではないか。
あと、大学院は「国立大の大学院」といった選び方をするものだろうかともね。〇〇の研究、〇〇先生できめるのではないかとおもうのだが、やはり理系は違うものなのだろうかねえ。
ぺん@化学メーカー技術・開発職@YK_chem
高専→国立大3年次編入→国立大学院 ってルート結構おすすめです。
公立高校→国立大→国立大学院 と比較しても約160万安いです。
そのうち詳細出したいと思いますが、最もお金かからず、さらに比較的楽に行けます。
https://twitter.com/YK_chem/status/1096079534544216065
ぺん@化学メーカー技術・開発職@YK_chem
高専は5年間実験漬けで、4年生の終わりから大学と同じように研究室に配属されます。そのおかげで大学生と比べて圧倒的な実験スキルを身につけることができます。編入して研究室に配属されるとそのスキルがめちゃくちゃ発揮されますよ。
https://twitter.com/YK_chem/status/1096447097828630528
ぺん@化学メーカー技術・開発職@YK_chem
高専→国立大3年次編入→国立大学院 がおすすめなのは
一般的な通常ルートと比較して
①同等かそれ以上の教育を受けることができる
②とことん理系科目に集中できる
③とにかく専門スキルが身につく
④なのに教育費は圧倒的に安い
科学者・技術者になるためには最適って思ってます。
https://twitter.com/YK_chem/status/1096676979871338496
実際にそのコースを歩まれたとのことだ。本当に最コスパであり人生の最短経路なのだろう。
■ 15歳の段階で判断しなければならない
だが、途中で方針転換ができないリスクに全く言及していない。中途で科学者・技術者以外に転身するときには大変なことになる。
なんせこのコースは15歳で選択しなければならない。15歳で理系だと思っていても実際は文系適といった状態はありうる。その際の軌道修正は効きがたい。
特に人文・社会科学系への転身可能性が低くいだろう。「②とことん理系科目に集中できる ③とにかく専門スキルが身につく」(ぺん)はそういうことだ。
また、社会人以降でも科学者・技術者ラインから外れたあとでも苦労する。就職してある程度まで進めば現場から離れる。専門職、技術職でも管理や人材育成のウエイトが大きくなる。また総務系統に移るにしても民法あたりの考えかたを知らなければ大変だ。
■ 科学者・技術者になれた人の発想
もちろん、主張を否定するつもりはまったくない。そういう考え方もあるだろう。
ただ、それは現時点で科学者・技術者になれた人の発想だ。今の自分の人生をなぞるなら最コスパであり最短である。そういう話である。
逆に科学者・技術者になれなかった人が選択すれば評価は厳しい。人生の無駄ではないにせよ転身を困難にするコースである。ある意味、人生の柔軟性をそこなう選択肢だ。
なによりもそれを最善解として扱う「オレもそう思う」が続く会話には違和感を感じる。本来あるべきものがない。そのような感覚だである。
■ (オマケ)文明の衝突
違和感はほかにもねえ。理系の人からすれば「大学生と比べて圧倒的な実験スキルを身につけることができます」(ぺん)は利点だろう。また実験スキルが高いことは実際に大学や研究で役立つ要素なのかもしれない。
だが、それは単なる手技やら業務的能力にしかみえない。それが大学での研究に役立つと考えるのはおかしいのではないかとも疑うためだ。理系はそうだといわれればそうなのだろうが、それは本質かねと。
まずは文明の衝突である。文系理系には駄話のAMラジオと二世日本語のFMラジオのどちらを良しとするかの価値観の違いがある。まあ、クリス・ペプラーみたいな話し方にうっとりできる人もいるのも社会だ。だが、79.5Mhzを流しているラーメン屋で「なにがナックファイブだFM埼玉でいいだろFMさいたまで」と怒る価値観もある。それの文系理系版ではないか。
あと、大学院は「国立大の大学院」といった選び方をするものだろうかともね。〇〇の研究、〇〇先生できめるのではないかとおもうのだが、やはり理系は違うものなのだろうかねえ。
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