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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2019.05
02
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17:11
Category : 未分類
 無線は飛んだり飛ばなかったりする。電波状況次第でいくらでも変わる。これは聞くだけでもわかるし、使えばさらにわかる。

 それをヘッドセットをつけて飛行機乗った写真を使う御仁が「絶対に聞こえない」という。極めて興味深い事態である。

無線は飛ぶのに
和泉守兼定@netsensor1
有料記事のため最後まで読めなかったが、完全に嘘の話がてんこ盛り。大体無線の通信が入ったままで「海軍のバカヤロー」が聞こえたって、当時の最新の無線3式空1号無線(通達距離最大約185Km)では作戦海域の声は絶対に聞こえない。モールス信号の信号音だけが頼り。毎度毎度毎日新聞いい加減にしろ。
https://twitter.com/netsensor1/status/1123177254626836480



■ ボクの大好きな特攻隊員が恨み節を言うわけがない(和泉守)

 「特攻隊員が海軍を怨嗟した通信をした」への反論である。

 和泉守さんからすれば「特攻隊員は日本軍隊を怨嗟した」は気に食わない発言なのだろう。

 だから「特攻隊員はそんなことを言っていない」と強弁している。それが「無線の通信距離は100マイルだから通信できない」だ。

 だが、無線のスペック上の到達距離が足りなかったところで「特攻隊員は怨嗟していた」は否定されない。「日本軍隊、日本の体制に恨みを持っていなかった」は成り立たないからだ。

 なによりもその発言は和泉守さんの真の主張を補強しない。「特攻隊員は純真純朴」の主張はその反論で成り立つわけではないからだ。


■ 実際の無線到達距離をご存知ない和泉守さん

 さらにいえば「当時の最新の無線3式空1号無線(通達距離最大約185Km)では作戦海域の声は絶対に聞こえない。」(和泉守)も不思議な主張だ。

 これはホントに無線機を、それもAM系変調ほかを聞いた、使った立場からすればそんな事は言わない内容だからだ。

 だいたい3式空1号とやらは長距離を飛びかねない無線機だ。終末段で15w、周波数帯4Mhzである。まずは相当に飛ぶ。しかも「旧軍無線機は使い物にならない」はどっちかといえば受信側の話であり、しかも飛行機側の問題である。電波状況が良好でしかも陸上ワッチなら下手すれば1000kmは飛ぶ。

 それを「絶対に聞こえない。」(和泉守)とおっしゃっている。それはやはり不思議である。ヘッドセットつけて飛行機乗っているような写真を使う御仁であれば無線や電波がどのようなものかは承知しているはずだからだ。


■ 不都合な発言をすると「あのジジィはタダの下士官」の神立さん(クヒオ将校)

 ちなみに大本の発言は保阪正康さんによる。それを毎日新聞が記事化したものだ。

 そして、その発言にはゼロ戦警察(自営)の神立さんも文句を言っていた。

神立尚紀@koudachinaoki
同じ相手からインタビューしていながら、ご自分の都合のいいよう纏めてしまう。この人、いったい何を取材してきたんだろう。この人は信用できんと、何人かの然るべき元隊員も言っていた。
特攻70年:「特攻は日本の恥部、美化は怖い」保阪正康さんインタビュー - 毎日新聞
https://twitter.com/koudachinaoki/status/1123284441273495552
 

 その反論の様式が従来どおりである点は興味深い。

 神立さんは旧軍軍人の発言について「ご自分の都合のいい」発言だけを評価し、それに反する主張は「この人は信用できん」と切り捨ててきた。日本軍隊を賛美し体制擁護の発言だけを評価し、そうでない人は否定してきた。

 例えば「戦争はろくなもんじゃないといったパイロット」を「あのジジィは昔と言ってることが違う」(https://twitter.com/koudachinaoki/status/1096802826167021568)と切り捨てている。また「あいつは機関科だから作戦に参加していない」(https://twitter.com/koudachinaoki/status/1000057279352258561)や「下士官・兵風情に戦略を聞くな」(https://twitter.com/koudachinaoki/status/1023373920416587776)と曰わっている。自分は戦争どころか軍隊にも入ったこともないのにたいした将校(クヒオ)きどりなものだ。


■ 神立式世界観はブラック企業の「200時間残業は自発的意思、強要してない」と同じだよね

 今回はそれを「特攻隊員は純真純朴」にも適用している。「特攻隊員は自発的、高潔」は旧日本軍隊の賛美や体制擁護、反「反戦」スタンスと同じ価値をもつのだろう。

 まずは気持ち悪いものだけれどもね。「特攻隊員はなんの組織・社会的圧力もない状況で自発的意思で特攻を志願した」 いい歳こいてそんな神話を信じている。その価値観がねえ。「会社は圧力をかけていない。責任感から自発的に残業して誰も恨まずに過労死した」世界観だよねと。



 まあ、神立さんはゼロ戦パイロットお下がりの中古スポーツカーで自損事故おこしてくれないかなあとは希うものだよ。そしたらオレお赤飯焚いて「神様ありがとう」って近所の神社に500円玉の賽銭を投げてくるね。
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