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- » 2019 . 06
Category : 未分類
場違い感というものがある。本来出てくるべきものが出てこない。代わりにパチモノ臭あふれるマテリアルが出てくる状態である。『ドラえもん』について論じる記事の図版に、うまい棒のアレがでてくる状況である。
Calciさんの政治経済主張も同じだ。物価を提示する上でIMFや世界銀行統計ではなく「マーサー世界生活費調査」とやらが出てくるためだ。
次の発言にぶら下がる形で提示された統計がそれだ。

そもそも日本の地位・国力低下を指摘することを「日本の悪口」(Calci)と扱うあたりでグンニョリと来る。
日本経済の地位は低下は事実である。1990年は世界GDP合算で日本GDPは13.7%を占めていた。それが今では6.2%でしかない。一人あたりGDPも相対的に低下している。世界経済が成長する状況で日本経済は成長できていない。つまり相対的地位は低落している。
それを認めないのはご自由だろう。ブラジルの勝ち組のように日本経済は連戦連勝であると勝手に信じればいいだろう。
だが、事実の指摘を虚偽と言い出すあたりで不快感がある。「日本の悪口を言いたい奴はどんな嘘でもつく。」(Calci)と嘘つき扱いする。まずもってネトウヨの所業である。
■ パチモノ臭い「マーサー世界生活費調査」でご満悦
そして出てくる統計がパチモノ臭い。「マーサー世界生活費調査」とやらを出している。IMFでも世界銀行でも日本の公的機関でもない調査を出して「実際には東京が世界第3位の物価が高い都市。」エッヘンと自慢げである。
そのハズレぶりには反論したくなるものだ。アレ主張のアレにアテられる不快感がある。その不快感から快復するためにはコントルリポストの一つもしたくなるものである。
果たして日本の物価は今なお高いのか?
そうではない。OECDの消費者物価(物価指数)をみると「実際には東京が世界第3位の物価が高い都市。」(Calci)こそが疑わしい数字である。そしてCalciさんが反駁していた「日本の国力が低下したから日本の物価が安くなった」(Calci)が正しいことが窺えるものだ。

G7とオーストラリアと中国の消費指数を提示した。ちなみにスイス、ノルウェー、アイスランドは豪よりも高いし、デンマーク、スウェーデン、フィンランドは日本よりも高い
https://data.oecd.org/price/price-level-indices.htm#indicator-chart
ちなみに「マーサー世界生活費調査」はこの際に提示する数字としては不適である。駐在員の生活を維持する上での物価水準だからだ。これは「世界でも東京の物価は高いというのは本当か?」https://ent.smt.docomo.ne.jp/article/1256130で指摘されている。
もちろん、それは常識ではない。
だが、少し考えればその疑いに至る。だいたい当今の東京の物価がニューヨークやチューリヒよりも高いといった調査はオカシイと築くのが当然だからだ。物価を時給で割った数字といったものではないかといった疑問が湧く。あとはググれば駐在員限定の物価指数だよといった検索結果は出てくるものだ。
■ トンチンカンであることへの嫌悪感がね
ホリエモンは別段に嫌いではない。ナニサマのつもりかとは思うし、商売人としても碌なものでもないとは思う。だが、別段に嫌悪感はない。たぶん、性格が悪いだけであって頭が悪いわけではないからだ。
だがCalciさんには嫌悪感しかない。医者としてどうかしらない。だが発言を見ているとロジックや根拠の外れっぷりにアテられる。これは世間一般についての発言だけではない。オタク趣味の受容でも表層的にすぎる。そのハズレぶりは嫌悪感を伴う。積極的にその誤りを指摘したくなるものだ。
おそらくは岸信介と安倍晋三の差に近い。爺様には嫌悪感はないが孫には嫌悪感しかないことに近い。少なくとも岸信介は馬鹿ではなかった。また妖怪だったが女房を政治に容喙させなかった。
Calciさんの政治経済主張も同じだ。物価を提示する上でIMFや世界銀行統計ではなく「マーサー世界生活費調査」とやらが出てくるためだ。
次の発言にぶら下がる形で提示された統計がそれだ。
Calci@Calcijp
日本の国力が低下したから日本の物価が安くなったとか大嘘だよね。実際には東京が世界第3位の物価が高い都市。日本の悪口を言いたい奴はどんな嘘でもつく。
https://twitter.com/Calcijp/status/1124144144773816321

そもそも日本の地位・国力低下を指摘することを「日本の悪口」(Calci)と扱うあたりでグンニョリと来る。
日本経済の地位は低下は事実である。1990年は世界GDP合算で日本GDPは13.7%を占めていた。それが今では6.2%でしかない。一人あたりGDPも相対的に低下している。世界経済が成長する状況で日本経済は成長できていない。つまり相対的地位は低落している。
それを認めないのはご自由だろう。ブラジルの勝ち組のように日本経済は連戦連勝であると勝手に信じればいいだろう。
だが、事実の指摘を虚偽と言い出すあたりで不快感がある。「日本の悪口を言いたい奴はどんな嘘でもつく。」(Calci)と嘘つき扱いする。まずもってネトウヨの所業である。
■ パチモノ臭い「マーサー世界生活費調査」でご満悦
そして出てくる統計がパチモノ臭い。「マーサー世界生活費調査」とやらを出している。IMFでも世界銀行でも日本の公的機関でもない調査を出して「実際には東京が世界第3位の物価が高い都市。」エッヘンと自慢げである。
そのハズレぶりには反論したくなるものだ。アレ主張のアレにアテられる不快感がある。その不快感から快復するためにはコントルリポストの一つもしたくなるものである。
果たして日本の物価は今なお高いのか?
そうではない。OECDの消費者物価(物価指数)をみると「実際には東京が世界第3位の物価が高い都市。」(Calci)こそが疑わしい数字である。そしてCalciさんが反駁していた「日本の国力が低下したから日本の物価が安くなった」(Calci)が正しいことが窺えるものだ。

G7とオーストラリアと中国の消費指数を提示した。ちなみにスイス、ノルウェー、アイスランドは豪よりも高いし、デンマーク、スウェーデン、フィンランドは日本よりも高い
https://data.oecd.org/price/price-level-indices.htm#indicator-chart
ちなみに「マーサー世界生活費調査」はこの際に提示する数字としては不適である。駐在員の生活を維持する上での物価水準だからだ。これは「世界でも東京の物価は高いというのは本当か?」https://ent.smt.docomo.ne.jp/article/1256130で指摘されている。
もちろん、それは常識ではない。
だが、少し考えればその疑いに至る。だいたい当今の東京の物価がニューヨークやチューリヒよりも高いといった調査はオカシイと築くのが当然だからだ。物価を時給で割った数字といったものではないかといった疑問が湧く。あとはググれば駐在員限定の物価指数だよといった検索結果は出てくるものだ。
■ トンチンカンであることへの嫌悪感がね
ホリエモンは別段に嫌いではない。ナニサマのつもりかとは思うし、商売人としても碌なものでもないとは思う。だが、別段に嫌悪感はない。たぶん、性格が悪いだけであって頭が悪いわけではないからだ。
だがCalciさんには嫌悪感しかない。医者としてどうかしらない。だが発言を見ているとロジックや根拠の外れっぷりにアテられる。これは世間一般についての発言だけではない。オタク趣味の受容でも表層的にすぎる。そのハズレぶりは嫌悪感を伴う。積極的にその誤りを指摘したくなるものだ。
おそらくは岸信介と安倍晋三の差に近い。爺様には嫌悪感はないが孫には嫌悪感しかないことに近い。少なくとも岸信介は馬鹿ではなかった。また妖怪だったが女房を政治に容喙させなかった。
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