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スーパーカーがブームの時代、免許を持たない小学生がスポーツカーを礼賛していた。彼らが興味を向けるのは最高速力と最大馬力だけである。それ以外は低性能と切り捨てられていた。軽トラックの利便性や経済性にきづく小学生はいなかった。
(哲)さんの拙記事批判はそれを彷彿させる。
これは拙記事「海自・航自はボルトアクション小銃でよい」(航自を含む題名は編集部)への批判にもとづいた発言だ。だがその中身は軽トラの利便性や経済性に気づかない小学生を彷彿させるものだ。
■ (哲)さんは64とボルトアクションを使ったことがあるか?
まず(哲)さんは64とボルトアクションの両方使ったことがあるのだろうか?
使ったことがあればボルトアクションは馬鹿にはしない。実用上の問題はない。発射速度は遅くもない。普通に構えたままでボルトの開閉もできる。なにより手間がかからない。ボルトを外して洗矢を通せば整備は終わる。ボルトほか機構の分解整備の必要もない。実際に10年使ったボルトを分解したが特に汚れもない。
逆に64が勝つ要素もない。警備で配分する弾薬数は極めて少ないからだ。半自動射撃も2割の銃はほぼ手動の必要性が生じる。回転不良あるいは撃発不良で尾栓の引き直しが必要となるからだ。
だいたい、半自動射撃にしても2発目以降は狙い直す必要がある。そうしなければ集弾域は姿勢で狙っている範囲にとどまるだけだ。伏射あるいは委託しなければ2発目はアサッテだ。
■ 自隊警備の水準もご存じない
また自隊警備の水準もご存知なのだろうか? といった疑問も浮かぶ。
自隊警備で渡す弾薬数は少ない。連発どころか半自動で撃っても無くなる。この状況で自動銃の利点は生かせない。
また警備は交戦を前提としない。基本的には警備員の巡回と変わらない。小銃はあるから渡す程度である。それに64を渡す理由も、たまたま在庫があるから渡しているだけだ。以前は全自動がないガーラントであった。また今でもトンプソンは使われている。自隊警備ではなんでもよいのだ。
そもそも海空による自隊警備と陸戦の差の理解も怪しい。
(哲)さんほかは野戦や前線近くでの戦闘だけを念頭においている風がある。だから火力でしか評価できない。
だが、海空自にとって小銃は戦闘がない後方域で使うものだ。しかも海空基地の周囲は警察ほかの警備も厳重となっている。そこで火力ベースの評価は意味を持たない。
それを理解していない。あるいは全ての海空隊員が専従の特殊部隊や警衛隊のような陸戦対応をすると考えているのだろう。A4やBARといった機関銃を含む本格編制を取るのは彼らだけだ。
発言を遡るとサバゲに興じる写真が出ている。そこで遊戯銃をもってご満悦のご様子である。その意識で小銃を評しているのだろう。かつての小学生が模型を手にしてスーパーカーの品定めをしているように。
■ (オマケ)まあ軍事研究の自由とかのタイプみたいだしね
軍事と大学との、いわく因縁を知らずに気軽な発言をするような方だからねえ。
学部生が院生かしらないけど、「『軍事研究はしない』はお花畑」とかいってそうだね。あの界隈は語彙も論理展開も理解力も豊かじゃないから、なんても「お花畑」っていうし、それで勝ったつもりになれるからねえ。
あるいは問題の説明でよく出てくる「実際には2つに別れている」も理解できないかもしれない。「マルクス的理解から資本家は一つと思い込んでいるけど、実際はケインズが指摘したように金主と経営者の2つに分かれる」と説明しても「資本家は資本家だろ」というようなものだ。
お理工さんにたまにいる抽象と具体の間を行ったり来たりできない子はそれができない。
その点でも理解は厳しいのだろうね。「自衛隊の小銃用途は戦闘と一括りされて理解される。だが、実際には戦闘正面での熾烈な陸戦と安全性が期待できる後方域での警備と大きく2つの用途に大別される」といっても駄目な子はだめだから。
(哲)さんの拙記事批判はそれを彷彿させる。
(哲)@Tetsu__tw
あと「小銃はボルトアクションで十分」はな、まず筆者の名前を見るんじゃ
そして閉じろ
次からはその名前を見たらページ閉じられるようになろうな
https://twitter.com/Tetsu__tw/status/1136440815754989569
これは拙記事「海自・航自はボルトアクション小銃でよい」(航自を含む題名は編集部)への批判にもとづいた発言だ。だがその中身は軽トラの利便性や経済性に気づかない小学生を彷彿させるものだ。
■ (哲)さんは64とボルトアクションを使ったことがあるか?
まず(哲)さんは64とボルトアクションの両方使ったことがあるのだろうか?
使ったことがあればボルトアクションは馬鹿にはしない。実用上の問題はない。発射速度は遅くもない。普通に構えたままでボルトの開閉もできる。なにより手間がかからない。ボルトを外して洗矢を通せば整備は終わる。ボルトほか機構の分解整備の必要もない。実際に10年使ったボルトを分解したが特に汚れもない。
逆に64が勝つ要素もない。警備で配分する弾薬数は極めて少ないからだ。半自動射撃も2割の銃はほぼ手動の必要性が生じる。回転不良あるいは撃発不良で尾栓の引き直しが必要となるからだ。
だいたい、半自動射撃にしても2発目以降は狙い直す必要がある。そうしなければ集弾域は姿勢で狙っている範囲にとどまるだけだ。伏射あるいは委託しなければ2発目はアサッテだ。
■ 自隊警備の水準もご存じない
また自隊警備の水準もご存知なのだろうか? といった疑問も浮かぶ。
自隊警備で渡す弾薬数は少ない。連発どころか半自動で撃っても無くなる。この状況で自動銃の利点は生かせない。
また警備は交戦を前提としない。基本的には警備員の巡回と変わらない。小銃はあるから渡す程度である。それに64を渡す理由も、たまたま在庫があるから渡しているだけだ。以前は全自動がないガーラントであった。また今でもトンプソンは使われている。自隊警備ではなんでもよいのだ。
そもそも海空による自隊警備と陸戦の差の理解も怪しい。
(哲)さんほかは野戦や前線近くでの戦闘だけを念頭においている風がある。だから火力でしか評価できない。
だが、海空自にとって小銃は戦闘がない後方域で使うものだ。しかも海空基地の周囲は警察ほかの警備も厳重となっている。そこで火力ベースの評価は意味を持たない。
それを理解していない。あるいは全ての海空隊員が専従の特殊部隊や警衛隊のような陸戦対応をすると考えているのだろう。A4やBARといった機関銃を含む本格編制を取るのは彼らだけだ。
発言を遡るとサバゲに興じる写真が出ている。そこで遊戯銃をもってご満悦のご様子である。その意識で小銃を評しているのだろう。かつての小学生が模型を手にしてスーパーカーの品定めをしているように。
■ (オマケ)まあ軍事研究の自由とかのタイプみたいだしね
軍事と大学との、いわく因縁を知らずに気軽な発言をするような方だからねえ。
(哲)@Tetsu__tw
ウチの(助)教授、軍事研究はしないって言い張ってるけどコレ関係はすっごい関わってるあたり分かってんのか感はある
https://twitter.com/Tetsu__tw/status/834404917716545539
学部生が院生かしらないけど、「『軍事研究はしない』はお花畑」とかいってそうだね。あの界隈は語彙も論理展開も理解力も豊かじゃないから、なんても「お花畑」っていうし、それで勝ったつもりになれるからねえ。
あるいは問題の説明でよく出てくる「実際には2つに別れている」も理解できないかもしれない。「マルクス的理解から資本家は一つと思い込んでいるけど、実際はケインズが指摘したように金主と経営者の2つに分かれる」と説明しても「資本家は資本家だろ」というようなものだ。
お理工さんにたまにいる抽象と具体の間を行ったり来たりできない子はそれができない。
その点でも理解は厳しいのだろうね。「自衛隊の小銃用途は戦闘と一括りされて理解される。だが、実際には戦闘正面での熾烈な陸戦と安全性が期待できる後方域での警備と大きく2つの用途に大別される」といっても駄目な子はだめだから。
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