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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2019.06
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Category : 未分類
 高須克弥さんの特徴は金離れのよい金持ちであることだ。彼のパワーの源泉、彼が注目を引く点は金を使うことにある。そして、それ以外はあまり世間は注目していない。世間の関心を買う要素はない。

 その高須さんが死んで金を使わなくなればどうなるか?

 誰の口にも上がらなくなる。金を使うこと以外にはさしたる注目点もない。主張も目新しいな新概念や新見地の提供はない。

 ヨイショ連はすぐに去る。広告を出す、寄進をしてくれるからヨイショしているだけだからだ。チヤホヤは死んだらオシマイである。

 チベット亡命政権あたりは特にそうだろう。御本尊のダライ・ラマはしらない。だが日本で見る連中は志がない。神がかり右派とくっついて衣食している。連中はそうすると見ている。


■ 宮路社長もすぐに忘れられた

 似た例はある。城南電機の宮路社長はそうだった。

 もちろん宮路社長は嫌われた人ではない。バブル期の見苦しい成金連とは違う。当時のアレな金持ちのように自分の名誉欲を満たすために金をバラまくような下品はない。また社会や政治で他人に嫌われる可能性を避けた。そのような言動はしていない。

 ただ、お金だけで注目されていた点では高須さんと同じだ。そして亡くなったあとには人の口の端にはさほどのぼらなくなった。まずは顧みられなかった。

 高須さんの死後もそうなるだろう。金を作った。金は使った。他にはあまり見当たらない。作家や学者のように思想で世界を変えたような業績はない。商売人としても商売界を変えるようなことはしていない。ダイエーの中内さんや西武の堤兄弟のような実績もない。

 身内を除けば死後の追憶はまずはないだろう。


■ 宮路社長は死後悪くは言われなかった

 ただ、それは高須さんにとって悪い話でもないはずだ。

 なぜなら死後に評価される機会が減るからだ。

 石原慎太郎や森元総理のように後世に否定的評価が残る心配はない。50年、100年経っても失敗作と馬鹿にされることはないだろう。

 もちろん高須さんが死後どのように評価されるかを述べるものではない。肯定的に評価されるか否定的に評価されるか。それは言わない。

 ちなみに宮路社長は死後に悪くは言われなかった。死後名声が高まる、高評価がなされるわけでもないが、死後に批判はされなかった。商売人として嫌われる可能性を伴う政治や社会的発言をさけたからだ。

 ただ、高須さんは政治発言や社会発言は避けていない。言及される回数はともかく生前発言への評価はなされる。それは避けられない。


■ 死んだら右派やマスコミも遠慮しないよね

 なお、死後の評価は高須さんが忌み嫌った左派だけが為すものではない。彼が味方視した右派や報道関係も高須さんの功罪を評価する。

 そして、そのとき右派や報道は高須さんに遠慮はしない。

 なにせ死後には金は撒けない。ヨイショ連に金を配りマスコミに宣伝広告を出しチベットやらウイグルやらの旦那はできなくなる。

 死んだら何でも言えるよね、ということだ。

 そこでの掌返しはあると見ている。どのようなエピソードや功罪評価がなされるか。興味深い。
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