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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

→ サークルMS「隅田金属」
→ 新刊・既刊等はこちら

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2019.07
24
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14:33
Category : 未分類
 電磁波過敏症に頭に巻く高性能アルミホイルを売るような商売がある。この電磁波遮蔽材は20ミクロンの高純度アルミニウムでできている。1本2万といったやり方だ。

 「『北海道が危ない』外資の土地買収実態調査ツアー 宮本雅史編集委員と行く『異聞 北の大地』ツアー」もそれである。
https://tabi.sankei.co.jp/tours/kanto/border_201909/

 なかなかボッている。オフシーズンに入った9月末に催行である。しかも2泊3日で2人1室で15万から1人1室で17.5万とるそうだ。価格帯も「実際には一人で来るんだろ」前提に設定している様子が窺える。

 まずは相場の3倍だろう。同時期の羽田往復航空券と2泊宿泊の企画は4万から5万である。それでも利益は出る。また観光バス1台を2日借り切っても15万~20万円である。最少催行20名で頭割りしても1万円はいかない。通常利益に加えて10万から12万のプラスの利益は出るように見える。

 まずはネトウヨ読者から金を搾り取ることだけを前提に作られたツアーだろう。

 最初は「安全保障上の要衝である北海道が中国系資本に〝侵食〟されている実態」(サンケイツアーズ)の表現が目についた。北方脅威論から40年、冷戦集結から30年を経て、しかも「北海道にロシア人が来る」ではなく「中国人が来る」だ。そのマヌケ具合に興味を惹かれた。

 だが、ツアーの仔細をみると金額設定に驚いた。相場3倍の価格と、それを自社の熱心な読者からボリとろうとする心根に驚いたのである。「どうせウチの客は何もしらないから」と客を大事にしない。ネトウヨ商売の本質はそれだろう。



 まー、ミリオタ世界だと勧進元にキャッシュバックがあってもわからない寄付金受け商売やら、軍事趣味版の若い根っこの会ただし商業ベースの金儲けだよとかあるけどね。でもまあ自称全国紙がそれをやるのはねえ。
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