Category : 未分類
空自輸送機は何のために整備されるか?
その重心は既に海外派遣に移っている。国際貢献や海外派兵での活用が念頭に考えられる時代となっている。
日本国内での自衛隊航空輸送の所要は相当分なくなった。自衛隊の物流でも民間に投げたほうが簡単な上、概ね早いためだ。平時に関しては硫黄島と沖縄以外に航空輸送の実需はない。
航空・軍事クラスター(自称)にはそれが理解できない人達がいる。技術ばっか拾っていて自衛隊や安全保障の状況変化に気づかない人たちである。
■ いまどき国内利用で輸送機が決まると信じている
「国内ではC-130Jは使いみちはない」といった主張はそれに満ちている。
■ 米軍との共同活動や末端輸送
そもそも空自輸送機の実利用を把握していないのだろう。
2000年代以降、自衛隊輸送機の活躍は人道援助/災害救難や国際貢献、海外派兵に尽きている。
その際に必要となる輸送機は丈夫な米軍共通機体である。滑走路不良等の悪コンディションや乱暴な利用に耐えること。そして米軍の整備補給にすがれることである。さらに言えばヨリ悪条件の末端輸送にも耐えることである。
それに向くのはC-130であり、あるいはC-17だ。
C-2のような虚弱体質のお上品輸送機は向かない。脚が弱いので整備された飛行場から先には行けない。また独自部品を多用するため故障修理でお荷物となるためだ。
■ 小口輸送
付け加えれば小口輸送の所要も無視している。
自衛隊輸送機にともめられる仕事は大嵩荷物や大重量物の空輸だけではない。
雑務に近い小口輸送も多い。例えば空挺団の落下傘訓練や故障航空機の予備エンジン輸送だ。
それらの任務までC-2を使うのは無駄が多すぎる。10トントラックで自転車を運ぶようなマヌケでしかない。
そのためより小型のC-130が入る余地はあるのだ。
本当ならC-27やグレイハウンドの方のC-2のほうが組み合わせでは便利である。なにせ日本の所要ではC-130Jでも輸送力は余るからだ。胴長タイプの貨物床面積はC-2と同じくらいあるためだ。だが、それでも全部をC-2で運ぶよりはマシである。
■ 失敗作C-2ではC-130置き換えられない
つまり今でもC-130は必要だということだ。
その点で「「輸送機調達において、C-2を継続導入せずにC-130Jに切り替えなければならない理由」ってほとんどないのよな。」(imgurの人/とほほ電池@chageimgur)は誤りなのである。
その重心は既に海外派遣に移っている。国際貢献や海外派兵での活用が念頭に考えられる時代となっている。
日本国内での自衛隊航空輸送の所要は相当分なくなった。自衛隊の物流でも民間に投げたほうが簡単な上、概ね早いためだ。平時に関しては硫黄島と沖縄以外に航空輸送の実需はない。
航空・軍事クラスター(自称)にはそれが理解できない人達がいる。技術ばっか拾っていて自衛隊や安全保障の状況変化に気づかない人たちである。
■ いまどき国内利用で輸送機が決まると信じている
「国内ではC-130Jは使いみちはない」といった主張はそれに満ちている。
imgurの人/とほほ電池@chageimgur
不整地着陸能力といっても、
本邦のどこにそんな「C-2は降りられないけど、C-130Jが降りられる不整地」があるんですかね……
「輸送機調達において、C-2を継続導入せずにC-130Jに切り替えなければならない理由」ってほとんどないのよな。
納得いく説明を聞いたことがない。
https://twitter.com/chageimgur/status/1173125513230946305
大貫剛@ohnuki_tsuyoshi
日本では見たことないよなあ、数百m続く、平らな農地や牧草地。北海道でもめったに見たことない。
https://twitter.com/ohnuki_tsuyoshi/status/1173131589150068736
大貫剛@ohnuki_tsuyoshi
これがヨーロッパとかアメリカだと普通にあるんだよな。せいぜいブルドーザーかければ輸送機が降りられそうな場所。日本でそれやる暇があったら、滑走路復旧したほうが早いだろっていう。
https://twitter.com/ohnuki_tsuyoshi/status/1173132356518957058
■ 米軍との共同活動や末端輸送
そもそも空自輸送機の実利用を把握していないのだろう。
2000年代以降、自衛隊輸送機の活躍は人道援助/災害救難や国際貢献、海外派兵に尽きている。
その際に必要となる輸送機は丈夫な米軍共通機体である。滑走路不良等の悪コンディションや乱暴な利用に耐えること。そして米軍の整備補給にすがれることである。さらに言えばヨリ悪条件の末端輸送にも耐えることである。
それに向くのはC-130であり、あるいはC-17だ。
C-2のような虚弱体質のお上品輸送機は向かない。脚が弱いので整備された飛行場から先には行けない。また独自部品を多用するため故障修理でお荷物となるためだ。
■ 小口輸送
付け加えれば小口輸送の所要も無視している。
自衛隊輸送機にともめられる仕事は大嵩荷物や大重量物の空輸だけではない。
雑務に近い小口輸送も多い。例えば空挺団の落下傘訓練や故障航空機の予備エンジン輸送だ。
それらの任務までC-2を使うのは無駄が多すぎる。10トントラックで自転車を運ぶようなマヌケでしかない。
そのためより小型のC-130が入る余地はあるのだ。
本当ならC-27やグレイハウンドの方のC-2のほうが組み合わせでは便利である。なにせ日本の所要ではC-130Jでも輸送力は余るからだ。胴長タイプの貨物床面積はC-2と同じくらいあるためだ。だが、それでも全部をC-2で運ぶよりはマシである。
■ 失敗作C-2ではC-130置き換えられない
つまり今でもC-130は必要だということだ。
その点で「「輸送機調達において、C-2を継続導入せずにC-130Jに切り替えなければならない理由」ってほとんどないのよな。」(imgurの人/とほほ電池@chageimgur)は誤りなのである。
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火力発電はとうの昔に天然ガス主体となっている。カロリーあたりの単価で石油より安い。石炭よりも二酸化炭素を出さない。
これは日本も含めた世界の潮流である。日本でも発電力中のシャアは常に石炭火力を超えている。
だが、それをご存じないのが再エネ大嫌いの人たちだ。あるいはこの期に及んで原発大好きな連中である。
■ 天然ガスをご存じないタクラミックスさん
普通は「原発なし、石炭火力減少」となると天然ガスを考えるものだ。石炭火力の設備はいじくればLNGでも動く。
それを一足飛びに「自然エネルギーでその分を簡単に代替できるとか思っとるの?」(タクラミックス)というのは「目先の事に脊髄反射みたいな事ばかり言うとるが、仕上げが雑な分」小泉進次郎に負けているとしか言いようはない。
賛同する連中も誰も天然ガスに言及しない。既に世界の化石燃料の太宗なんだがそれを一切ご存じならないのにエネルギー云々言うのは、まあ強心臓であるものだ。
これは日本も含めた世界の潮流である。日本でも発電力中のシャアは常に石炭火力を超えている。
だが、それをご存じないのが再エネ大嫌いの人たちだ。あるいはこの期に及んで原発大好きな連中である。
■ 天然ガスをご存じないタクラミックスさん
タクラミックス@takuramix
原発無くして石炭火力は減らす…と。小泉進次郎さんは気楽に言うてくれるけど、自然エネルギーでその分を簡単に代替できるとか思っとるの?セットで話をせにゃならんことはどれも曖昧で、目先の事に脊髄反射みたいな事ばかり言うとるが、仕上げが雑な分、山本太郎に負けとるで。時事ドットコム(時事通信ニュース)@jijicom
【石炭火力発電「減らす」 小泉環境相】
小泉進次郎環境相は時事通信などのインタビューで、温室効果ガスの排出が多い石炭火力発電について、減らしていく方針を示しました。 #小泉進次郎
記事はこちら⇒https://jiji.com/jc/article?k=2019091301011&g=pol
https://twitter.com/takuramix/status/1172888452884336641
普通は「原発なし、石炭火力減少」となると天然ガスを考えるものだ。石炭火力の設備はいじくればLNGでも動く。
それを一足飛びに「自然エネルギーでその分を簡単に代替できるとか思っとるの?」(タクラミックス)というのは「目先の事に脊髄反射みたいな事ばかり言うとるが、仕上げが雑な分」小泉進次郎に負けているとしか言いようはない。
賛同する連中も誰も天然ガスに言及しない。既に世界の化石燃料の太宗なんだがそれを一切ご存じならないのにエネルギー云々言うのは、まあ強心臓であるものだ。