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Category : 未分類
須賀原洋行さんは体制擁護が大好きなのだろう。政権や政府のやることはすべて正しいと主張している。
あるい体制の主張が正解だと信じているのかもしれない。社会における問題については政権や政府で実施されているから正解としている。まずは受験勉強のような正解探しだ。自分で正解を考えようとしていない。
■ 「『消費税は法人税減税に使われた』はデマ」(須賀原)だって
そして、それは事実の否認にまで至っている。消費税は法人税減税を実現するために使われてきた。その事実を否定するために「デマ」と言い立てているのもその伝である。
■ 根拠は「法律にそう書いてある」(須賀原)
だが、その内実はやはり無思慮だ。先に体制擁護がありあるいは正解探しがある。「消費税は社会保障に使うと法律で決まっているから全部社会保障に使われている」程度のものでしかない。
■ 消費税は特別会計ではない
まずは会計のことをご存じないとしかいいようもない。会計には一般会計と特別会計の2つがある。そして消費税と社会保障は一般会計である。特別会計ではない。そのあたりから理解されていない。
つまり、歳入としての租税とその用途はリンクしていない。消費税を社会保障に限定して使うといったやり方は理屈上できないのだ。
そして、一般会計の歳入の部で占める消費税増税分と法人税減税分は見事に釣り合っている。その点で消費税は法人減税に使われてきたとしかいいようはないのである。
■ 「法律で決まってます」(須賀原)こそデマだよね
さらにいえば法律は根拠ともなりえない。
須賀原さんは「消費税の使途は社会保障目的と法律で決まってます」と述べている。
たしかに法律にはそれっぽく書いてある。
だが、その条文は何の意味も持たない。チェックの義務もなく条文に違背した際の処置も決められていない。その点で無意味な条文である。
そもそも消費税は一般会計だ。歳入の段階でお金はごたまぜになる。
その点で須賀原さんの主張である「消費税は法人税減税には使われていない」証拠とはならない。消費税は法人税減税を実現するために使われてきた。消費税による歳入金額は法人税減税と釣り合っている。その事実は否定できないのである。
■ 評価や判断を上部に依存しているよね
評価や判断を上位存在に依存しているのだろう。政策であれば政府の言うことが正しい。現状認識でも政権党の言うことが正しいといったものだ。
これは政治思想や右派政治家だけではない。須賀原さんの哲学マンガもそうだった。その内容のことごとくはサルトルほかのエライ先達がそう言っているから正しいでしかなかった。
それを伺わせる発言もある。例えば組体操を「やり甲斐のある得難い体験だった」「中学、高校の部活、大学の体育会で鍛えられた精神力」(須賀原)と評するあたりだ。
まずは「いい子」なんだろう。子供の頃から権威に従順である。「やり甲斐のある得難い体験だ」からと組体操をやらされると「やり甲斐のある得難い体験だ」と信じ込む。「中学、高校の部活、大学の体育会」の狭い社会で「卓球で精神力が鍛えられた」といった先達の言葉を信じてピンポンごときで精神力が鍛えられたと信じるあたりがそれだ。
だが、それは盲信盲従でしかない。批判的精神を封じ込められた「いい子」であり、長じてもその不自然を自覚できていない。哲学をやっても批評的精神は獲得できなかったあたりでお気の毒なものだ。
あるい体制の主張が正解だと信じているのかもしれない。社会における問題については政権や政府で実施されているから正解としている。まずは受験勉強のような正解探しだ。自分で正解を考えようとしていない。
■ 「『消費税は法人税減税に使われた』はデマ」(須賀原)だって
そして、それは事実の否認にまで至っている。消費税は法人税減税を実現するために使われてきた。その事実を否定するために「デマ」と言い立てているのもその伝である。
須賀原洋行@tebasakitoriri
「消費税増税分は法人税減税に充てられてきた」というデマは、最初は野党の国会質問などで「そう取られても仕方ありませんよ!」的な言い方だったのだが、いつの間にかこの人のように「穴埋めに使われてきた」「事実」などと堂々と言うようになり、こないだも某映画監督が本気で信じてそう主張していた
https://twitter.com/tebasakitoriri/status/1179075347284840448
■ 根拠は「法律にそう書いてある」(須賀原)
だが、その内実はやはり無思慮だ。先に体制擁護がありあるいは正解探しがある。「消費税は社会保障に使うと法律で決まっているから全部社会保障に使われている」程度のものでしかない。
須賀原洋行@tebasakitoriri
「消費税で支え」てないです。消費税の使途は社会保障目的と法律で決まってますし。
https://twitter.com/tebasakitoriri/status/1179681575044206592
■ 消費税は特別会計ではない
まずは会計のことをご存じないとしかいいようもない。会計には一般会計と特別会計の2つがある。そして消費税と社会保障は一般会計である。特別会計ではない。そのあたりから理解されていない。
つまり、歳入としての租税とその用途はリンクしていない。消費税を社会保障に限定して使うといったやり方は理屈上できないのだ。
そして、一般会計の歳入の部で占める消費税増税分と法人税減税分は見事に釣り合っている。その点で消費税は法人減税に使われてきたとしかいいようはないのである。
■ 「法律で決まってます」(須賀原)こそデマだよね
さらにいえば法律は根拠ともなりえない。
須賀原さんは「消費税の使途は社会保障目的と法律で決まってます」と述べている。
たしかに法律にはそれっぽく書いてある。
第二条 消費税法の一部を次のように改正する。
第一条の見出しを「(趣旨等)」に改め、同条に次の一項を加える。
2 消費税の収入については、地方交付税法(昭和二十五年法律第二百十一号)に定めるところによるほか、毎年度、制度として確立された年金、医療及び介護の社会保障給付並びに少子化に対処するための施策に要する経費に充てるものとする。[略]
「平成28年法律第85号 社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法等の一部を改正する等の法律案」
だが、その条文は何の意味も持たない。チェックの義務もなく条文に違背した際の処置も決められていない。その点で無意味な条文である。
そもそも消費税は一般会計だ。歳入の段階でお金はごたまぜになる。
その点で須賀原さんの主張である「消費税は法人税減税には使われていない」証拠とはならない。消費税は法人税減税を実現するために使われてきた。消費税による歳入金額は法人税減税と釣り合っている。その事実は否定できないのである。
■ 評価や判断を上部に依存しているよね
評価や判断を上位存在に依存しているのだろう。政策であれば政府の言うことが正しい。現状認識でも政権党の言うことが正しいといったものだ。
これは政治思想や右派政治家だけではない。須賀原さんの哲学マンガもそうだった。その内容のことごとくはサルトルほかのエライ先達がそう言っているから正しいでしかなかった。
それを伺わせる発言もある。例えば組体操を「やり甲斐のある得難い体験だった」「中学、高校の部活、大学の体育会で鍛えられた精神力」(須賀原)と評するあたりだ。
須賀原洋行@tebasakitoriri
組体操も高校の文化祭で経験したし(やり甲斐のある得難い体験だった)中学、高校の部活、大学の体育会で鍛えられた精神力でマンガ家の過酷なスケジュールに35年以上耐え続けられた私は、社会を支えているとまでは思わないけど、このくらい頑張れる人達がそれなりに社会貢献してきたことは事実だと思う
https://twitter.com/tebasakitoriri/status/1179841308531118080
まずは「いい子」なんだろう。子供の頃から権威に従順である。「やり甲斐のある得難い体験だ」からと組体操をやらされると「やり甲斐のある得難い体験だ」と信じ込む。「中学、高校の部活、大学の体育会」の狭い社会で「卓球で精神力が鍛えられた」といった先達の言葉を信じてピンポンごときで精神力が鍛えられたと信じるあたりがそれだ。
だが、それは盲信盲従でしかない。批判的精神を封じ込められた「いい子」であり、長じてもその不自然を自覚できていない。哲学をやっても批評的精神は獲得できなかったあたりでお気の毒なものだ。
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