FC2ブログ

RSS
Admin
Archives

隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

→ サークルMS「隅田金属」
→ 新刊・既刊等はこちら

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
Powered by fc2 blog  |  Designed by sebek
2019.11
20
CM:3
TB:0
20:47
Category : 未分類
 ピンク色のコンテナの話でバニラみたいな助平産業のコンテナ広報車の話ではない。

 さきほど川越でONEのコンテナを見た。17年に海運三社のコンテナ事業を合同した会社がONE、。オーシャンネットワークエキスプレスだ。そこが作ったコンテナが走っていた。


■ 各社の低採算部門の統合

 でもまあ、低採算部門の集合体なんだよねえ。

 コンテナはあんま儲からない。正確にいえば儲かるときは儲かるけど叩き合いになると割が合わない。でも割が合わなくとも毎週単位で定時運航しないといけない。その損があるから全体としてはあまり旨味がない。日本の海軍会社はもっと儲かる自動車輸送やLNGがあるからあんま投資しなかった。

 だから3社のコンテナ部門をあつめて1社にした。3社が6000TEUコンテナ船を別々に毎週3隻動かすよりも1週間に2万TEU1隻を動かしたほうがよい。2000多く積める上に全然安い。3隻動かすのに比べれば半分くらいでよい。このやり方でコストダウンを進めるのが海運同盟、飛行機ならアライアンスのやり方だ。それをいまさらながら日本の3社で統合まで進めてやった形だ。


■ 日本貨物より中国貨物がメイン、だから本社はシンガポール

 あとは本社をシンガポールにした。

 コンテナ船の日本発着はもうほとんどない。アジアと北米間ならコンテナ物流の4%くらいだけ。

 欧州ー中国ならおまけで寄ってるだけ。欧州ー中国なら一部が中国のアトに日本に寄るあるいは日本を出たアトで中国いってそこで大量に積み込んで欧州に行くようなやつばっか。

 北米の場合は日本を経由すると時間ロスだからそれはしない。神戸発で大阪と横浜よって東京から出て北米に行く。でもその代わり需要は小さいからちっこい船で間延びした輸送になっている。

 中国発着がほとんで日本経由はあんまないしない。そういうことだ。

 それなら会社はシンガポールのほうがいい。中国-欧州と中国-北米で儲けているわけだ。だったら華語と英語をしゃべる人間にやらせたほうがいい。3社はそう判断して日本からコンテナ部門を完全に海外に出した。

 日本からコンテナ海運はなくなったのだ。ONEは日本の海運にして日本の海運にあらずということだ。

 まあとっくに船籍も船長も船員も日本人じゃないからいまさらなんだけどね。
スポンサーサイト



2019.11
20
CM:12
TB:0
10:05
Category : 未分類
 産経の松下ヨイショ記事なのだけれども。書いたやつは仕組みを一切考えない。

 内容はまずは広告記事に近い短報である。松下が自社工場にもうアレになりつつある水素フォークの給気施設を作るといったもの。「パナソニック、水素製造装置を発売へ 草津市に水素ステーション」『産経ニュース』(2019.11.18)https://www.sankei.com/west/news/191118/wst1911180035-n1.html

 その中にあるんだが、天然ガス改質で出てくる二酸化炭素を「微量」と書いている。

パナソニックが開発中の水素製造装置は[略]天然ガスや都市ガスを原料に水素をつくる。改質の際には微量の二酸化炭素(CO2)が発生するが、大気に放出させないような仕組みを検討している。


 メタンから水素作れば半分は二酸化炭素になる。CH4なんだから水素分子2モルと二酸化炭素1モルになる。炭素を二酸化炭素以外にするのは経済的には無理だからそうなる。

 2立米の水素製造に伴い発生する1立米の二酸化炭素って微量かね?


■ 説明と理屈の辻褄が合わないことに気づかない。

 おそらくは口頭説明が不正確でありしかも理解しないで記事を書いたせいだろう。


・ 松下はたぶん説明している

 松下は馬力h・kwhあたりの二酸化炭素排出量を出して「極めて微量」といったのだろう。

 例えば「フォークリフトの仕事量ベースで二酸化炭素を出さない」と説明したものだ。ガソリンのフォークリフトを運転するときの合算した二酸化炭素排出量を出す。熱効率やらアイドリング時間、ガソリンの熱量あたりの二酸化炭素排出量を全部ひっくるめた数字だ。

 それと天然ガス-水素燃料電池での同条件KWhあたりの二酸化炭素排出量を比べた。

 それを称して「二酸化炭素は微量」が松下の説明のはずだ。実際に仕事をさせる。そのときの仕事量、Kwhあたりで内燃機関と比較すると微量という意味である。


・ 産経はそれを理解できなかった

 だが、産経はそこまでは理解しない。あるいは説明を端折ってしか聞いていない。だから天然ガス改質にともなう二酸化炭素排出そのものが「微量」と書いたのだろう。

 そしてそれをそのまま発表した。新聞社なら多少は理屈がわかっている奴がチェックするものだ。わからなければわかってそうなやつに聞く。だが産経はこの記事ではそれのような確認ができなかった。だからそのまま記事になったのだろう。

 まあ、政権擁護と歴史戦だけやっていればいいとおもってるんだろうね。あとはどうでもいいんだろう。早く潰れないものか。