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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2019.12
10
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12:58
Category : 未分類
 二酸化炭素排出は世界の問題である。排出量は減らすしかない。そうしないと人間が滅びかねない。

 これは共通認識であり世界はその方向に沿って動いている。

 あとは路線の話だ。二酸化炭素削減で決まった方向性についてどこまで優先度を上げるか。資源を投入するか。各国や業界の負担配分をどうするか。それを詰めるだけの話である。

 だが、それが気に食わない連中がいる。自称右派の連中だ。「環境保護活動は市民運動的であり左派的である。左翼の主張である」 彼らはそのように考えている。

 そして例の冷笑的態度を取り細部だけの話をする。例えば「先進国にしか文句を言わず中国には言わない」の類だ。LNGの存在を無視して「石炭火力をやめれば原子力しかない」もそれである。

 これらは方向性や理屈は否定できない苦し紛れでしかない。本筋で勝てないことにフラストレーションを抱えている。だから微細部分でどうにか小勝利をあげようと血道になっているのである。


■ 「ヒステリーで分からず屋の女に口喧嘩で勝ちたい」

 グレタ・トゥーンベリさんの否定はその最たる例である。

 急進派であり「飛行機も使いたくない」という。だから欧州から米国まで海上移動を選択した。

 それについて「無駄」や「不経済」「自己満足」と悪罵を投げつけている。これは環境保護運動、二酸化炭素排出の方向性を否定できないため微細部分で文句をつけている姿である。

 さらには「ヒステリーで分からず屋の女に鮮やかに口喧嘩で勝ちたい」欲求が加わると始末に負えない。

 それが賀東招二の発言である。
賀東招二@gatosyoji
俺もこの子きらい。もし自分が世界の影の支配者だったら、すべてを奪って絶望のどん底に叩き落として嘲笑してやりたい。その上であっつあつの超うまいステーキとか食わせてやって、悔し涙を流す姿が見たい。すごく見たい。
https://twitter.com/gatosyoji/status/1203431997701361664


 二酸化炭素排出には文句が言えない。その点で嫌いな市民運動的な環境保護運動を理屈で否定できない。それゆえの発言である。

 しかも女子供に理屈で負けた。それが許せない。だから持ってもいない権力で「すべてを奪って絶望のどん底に叩き落として嘲笑してやりたい。」(賀東)と言っているわけだ。

 まずはみっともないことこの上ないものである。



 まあ、彼を支持する読者もみっともないのだけれどもね。ファン層をみてもなんというか世間を知らない10代を除けばたいがいはそう。軍事マニアやメカミリ系でも二流以下ぽくてね。趣味の世界でも水準以下である。フルメタルパニックの帽子かぶってる連中をみてるとまあそう思うね。

 だいたい、その連中は趣味世界の価値を認めてくれない人たちを逆恨みしている。自衛隊の戦闘機やブルーエンジェルス反対運動をやっている人たちの危険性や騒音の訴えを全く理解せず一方的に敵視している。そしてその運動の構成員を空想上で否定して悦に入っている。「自分が理屈で勝てない学識者や女子供を権威やリアリズム(自称)の力で屈服させるシチュにカタルシスを感じる階層だからねえ。
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