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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

→ サークルMS「隅田金属」
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2019.12
15
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12:43
Category : 未分類
 「作家先生連の宴会に参加しましたウェイ」のような投稿がある。ググれば無数に出てくる。

 以前、主張の間違いを指摘して差し上げた方がやっている、それを見るとおもしろい感情が浮かぶものだ。ご本尊はメカミリ連の「巨匠」と思っている宴会に出ていることを誇示したいのだろう。自分で写真付きで投稿したあとで当の漫画家の写真投稿を挙げて同じ宴会だと示唆している。

 でもねえ、そもそもビックネームファンになりたがってどうするのかね。

 まずは内田百閒の故事そのものでしかない。人気作家百閒は犬馬の如く尽くすワナビーの接待を受け続けた。だが百閒はワナビーは犬馬としかみなかった。たまたまその一人である中村武志が作家になると聞いて怪訝とした。あるいは下剋上であり不快と感じたのだろう。請われた跋文に彼の人となりは知るが作風は全く知らぬと苦し紛れにしたためた件だ。

 似た話はよく聞く。SF連のワナビーやファンがSF大会でSF作家に尽くす。「オレは地方のうまい酒を蕎麦屋を知っているから案内した」と自慢する話だ。作家からすれば十把一絡でファンやワナビーである。しかもやっていることは誰でもできることだ。戦時下に物品を調達した中村ほどの便利さなもく重宝もしていない。だから個体識別なぞまともにしない。その後で案内された作家に地方の名産ほかが届くが誰かはわからないというアレだ。

 甚だしきは「ボクはうどん打ち名人である」と勝手に自製の食品を送りつけるファンもいる。現実政治方面の軍事界隈はSFと近い。もらった大家も困惑しているよねといった話を聞いたこともある。適当に話を合わせているのに好評だったと吹聴されているよなあといった中身だ。

 そもそも、ネットでそれを広言する類は作家になりたいと努力するワナビーどころではない。ただファンの中ででかい顔をしたい。ビックネームファンになりたい連中である。まあ志が低い上に程度もねえ。

 だいたい普通なら誰と会ったか、いつ飯を食ったかはあんまり言わないものだ。親密であるとアピールするあたりはアレ宰相や神奈川選挙区の反社おじさんとの中をアピールするイカ皮商売と大差はない。

 だがそこまで考えが至らない。そのあたりもやはり程度もねえといったあたりだ。
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