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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2020.01
28
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03:06
Category : 未分類
 新中国はソ連系装備はあんまり好きではなかったのではないか? 

 ソ連系装備の影響からは常に早期に脱しているようにも見えるからだ。

 一つは手榴弾。新中国は当初はソ連系手榴弾が導入された。だがその後では旧ドイツ系の木柄手榴弾に回帰し、米国のベアリング式に転換した形になっている。

 小火器も自主開発版は全部ソ連ぽくなくなっている。自主開発以前はSKS、AK、AKM、RPK、PKMとその国産型を使っている。だが以降に国内デザインされたタイプは西側っぽい。 

 軍艦も飛行機もそう。今ではソ連系とは全く違ったデザインになっている。現代級やSU-27系以外はことごとくそうなっている。

 その理由なんだが、英米製やらドイツ製やらチェコ製、日本製武器の経験があるからではないかね。ソ連製よりももっといい武器を知っている。それで抗日戦を戦った。どの武器が一番いいかを知っている。だから自分たちの理想を追求できる自主開発となるとソ連/ロシアとはぜんぜん違う形の武器が出てきているのではないかね。

 なによりもソ連製・ソ連系兵器で勝ったこともない。抗日戦ではドイツ/米式装備とZB-26、解放戦争は北朝鮮から譲ってもらった日本製武器、朝鮮戦争の小火器は東北でもらったソ連装備もあるけど日米独系装備も持っていっているからねえ。ソ連系装備だけで勝てたのは珍宝島と八六海戦くらいじゃないかな。


 そいや、中国が武器自主開発を進めたあたりで台湾はソ連製武器の導入を図っている。蒋介石はソ連にMIG-23売ってくれと言っている。状況次第では中国人民空軍の米式技術適用のスーパー7と台湾のMIG-23がにらみ合う状況もあり得たということだ。

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