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東北局のイージス・アショアの大失態は御存知の通り。山の標高を間違えた上に住民説明会で居眠りをぶっ漕いた。
そのいまでいう東北局、かつての仙台防衛施設局に昔に海上連絡官でいたことがある。中途で欠員になった空自連絡官の仕事も「兼ねて」でしていた。だから三沢米軍もやった。場合によれば陸自秋田の射場も少し負担したのだけれどもねえ。
数字間違えるとか市民の前で居眠りするのも防衛局/施設局の体質だなと思ったものだよ。
まず施設局はチェックをしない。各自衛隊からの要求に応じた仕事をするのだけれども。自分たちで数字や位置のチェックはしない。
だから珍無類な図面等(たいていは調査工事として民間に投げる)が出てきたりする。よく覚えているのは桁ちがいの間違い、座標違い、要求事項の取りこぼし。桁違いは部隊からもらった資料を書き写すときに桁間違いして調査工事に出したもの。座標違いはめずらしく自力で設計やってみたら座標違いで道路の真ん中に建物建てようとした件。自力でやるのは結構だが現地も確認していないからそうなる。要求事項の取りこぼしは護衛艦の電力所要の増加の無視か。設備の電気は「そんなの聞いていない」と嘘ついたが同じ設備でも機械は蒸気は要望通りに少なく設定していて「あなたも印鑑ついている」といったのを覚えている。
それを海空自は適宜にチェックする。施設担当は旧施設局はそんなもんだと知っているから「どっかに間違いがあるはず」と探して見つける。そもそも連絡官を送っているのはそのチェックのため。ちなみに電気の例は調査工事の条件を出すときそれで見つけた話だ。
これは工事が始まってからも同じ。施設局の監督官はほとんど現場に来ない。だから海空施設課の自衛官や技官がほぼ監督官の代わりをする。施工管理や代理人と一緒に現場を見ていて「これ違う」というのをチェックする。施設局技官はそれからでないと動かない。
ちなみに陸は「事前準備で完璧な要望書を送っている」(実際に全部網羅している) 「あとは責任境界の外」としてあんまり見ない。だから最後の最後になって問題化する。一番ひどいのは豪雪で1月から工事が止まっていたのに3月末に近づくまで放置された件だ。そこでいきなり繰越をやっていた。明許繰越か事故繰越かは覚えていないが、性質上、明許は無理そうなので後者だろう。
おそらくイージス・アショアの標高間違いはこの各幕チェックにおんぶ抱っこの結果だろう。どうせ自衛隊がチェックする。だから防衛局ではろくにチェックしない。ただ、アショアは陸自である。しかも通例の3年5年の事前準備なんかできていない。その上、建設施設専門の人間がいないのでスリ抜けてしまったものだ。
居眠りもおなじようなものだ。
まずは周辺対策に人を選ばなかった結果だろう。
居眠りした御仁は調達部とあるので旧建設部である、まずは技術屋だ。そして建設部は周辺対策のような厄介事案であまり正面に立たない。だからその手の準備というか緊張感が欠ける部分がある。その点で周辺対策を商売とする旧施設部とは異なる。
そして防衛局はイージス・アショアにその手の人間を出した。本来はその点でまずは注意が必要だった。
しかも周りにそれをコントロールできる人間を置かなかった。次長クラスなので周りも注意をしなかった。後ろに下げなかったあたりが裏目に出たのだろう。
東北局であって沖縄局ではないというあたりの緩みもあるかもしれない。沖縄の周辺対策ではそこらへんは徹底注意する。でも東北にはそれほどの懸案感はない。まずはそれほどの緊張感はない。だから真剣味の足りない状態で住民説明会をやったのだろうよ。
そいや、前の辺野古新基地建設の測量の時、15年前の話なんだが。仙台局の時のエース土木課長が那覇局の建設企画課長に出て住民説明他にでていた。TVで見ていてもいつも真剣味をもって対応していた。それで姿勢を問われたことはなかった。普通はそうなる。まずは秋田を甘く見ていたのだろうね。
そのいまでいう東北局、かつての仙台防衛施設局に昔に海上連絡官でいたことがある。中途で欠員になった空自連絡官の仕事も「兼ねて」でしていた。だから三沢米軍もやった。場合によれば陸自秋田の射場も少し負担したのだけれどもねえ。
数字間違えるとか市民の前で居眠りするのも防衛局/施設局の体質だなと思ったものだよ。
まず施設局はチェックをしない。各自衛隊からの要求に応じた仕事をするのだけれども。自分たちで数字や位置のチェックはしない。
だから珍無類な図面等(たいていは調査工事として民間に投げる)が出てきたりする。よく覚えているのは桁ちがいの間違い、座標違い、要求事項の取りこぼし。桁違いは部隊からもらった資料を書き写すときに桁間違いして調査工事に出したもの。座標違いはめずらしく自力で設計やってみたら座標違いで道路の真ん中に建物建てようとした件。自力でやるのは結構だが現地も確認していないからそうなる。要求事項の取りこぼしは護衛艦の電力所要の増加の無視か。設備の電気は「そんなの聞いていない」と嘘ついたが同じ設備でも機械は蒸気は要望通りに少なく設定していて「あなたも印鑑ついている」といったのを覚えている。
それを海空自は適宜にチェックする。施設担当は旧施設局はそんなもんだと知っているから「どっかに間違いがあるはず」と探して見つける。そもそも連絡官を送っているのはそのチェックのため。ちなみに電気の例は調査工事の条件を出すときそれで見つけた話だ。
これは工事が始まってからも同じ。施設局の監督官はほとんど現場に来ない。だから海空施設課の自衛官や技官がほぼ監督官の代わりをする。施工管理や代理人と一緒に現場を見ていて「これ違う」というのをチェックする。施設局技官はそれからでないと動かない。
ちなみに陸は「事前準備で完璧な要望書を送っている」(実際に全部網羅している) 「あとは責任境界の外」としてあんまり見ない。だから最後の最後になって問題化する。一番ひどいのは豪雪で1月から工事が止まっていたのに3月末に近づくまで放置された件だ。そこでいきなり繰越をやっていた。明許繰越か事故繰越かは覚えていないが、性質上、明許は無理そうなので後者だろう。
おそらくイージス・アショアの標高間違いはこの各幕チェックにおんぶ抱っこの結果だろう。どうせ自衛隊がチェックする。だから防衛局ではろくにチェックしない。ただ、アショアは陸自である。しかも通例の3年5年の事前準備なんかできていない。その上、建設施設専門の人間がいないのでスリ抜けてしまったものだ。
居眠りもおなじようなものだ。
まずは周辺対策に人を選ばなかった結果だろう。
居眠りした御仁は調達部とあるので旧建設部である、まずは技術屋だ。そして建設部は周辺対策のような厄介事案であまり正面に立たない。だからその手の準備というか緊張感が欠ける部分がある。その点で周辺対策を商売とする旧施設部とは異なる。
そして防衛局はイージス・アショアにその手の人間を出した。本来はその点でまずは注意が必要だった。
しかも周りにそれをコントロールできる人間を置かなかった。次長クラスなので周りも注意をしなかった。後ろに下げなかったあたりが裏目に出たのだろう。
東北局であって沖縄局ではないというあたりの緩みもあるかもしれない。沖縄の周辺対策ではそこらへんは徹底注意する。でも東北にはそれほどの懸案感はない。まずはそれほどの緊張感はない。だから真剣味の足りない状態で住民説明会をやったのだろうよ。
そいや、前の辺野古新基地建設の測量の時、15年前の話なんだが。仙台局の時のエース土木課長が那覇局の建設企画課長に出て住民説明他にでていた。TVで見ていてもいつも真剣味をもって対応していた。それで姿勢を問われたことはなかった。普通はそうなる。まずは秋田を甘く見ていたのだろうね。
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