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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

→ サークルMS「隅田金属」
→ 新刊・既刊等はこちら

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2020.05
29
CM:21
TB:0
15:35
Category : 未分類
 なんで医者に空自が感謝するのか、そのためにヒコーキ飛ばすのかがよくわからない。

 その名目のために今日、T-4を飛ばした。NHKはこれを「ブルーインパルスが都心上空を飛行 医療従事者などに感謝の意」https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200529/k10012450181000.htmlとして報道している。

 だがねえ、なんで空自が医者に感謝するのかわからない。患者やら自治体がありがとうなら分かるのだが自衛隊がそれをいうのかは全然わからない。

 また、なんでヒコーキを飛ばすのが感謝なのかも分からない。まあ、まだ輸送機が飛んできて花びらでも撒き散らすならわからないこともない。ゴミの処理は面倒だが感謝であることは分かる。でも飛ぶだけではなね。

 分かるのはアメリカのモノマネをしているくらいのことだ。先月に米海空軍の曲芸ヒコーキが同じようなことをした。勇気づけると称して市街地を飛んだ。空自がやったのはその二番煎じである。

 そして東京市民の半分からすればどうでもいい話である。喜ぶのは2割、ウルサイと怒るのは2割、のこり6割はどーでもいいがウルサイなといったあたりだ。

 それを良きことであるように報じるのもねえ。目くじら立てるほどの話でもない。だが無駄な騒音であり燃料の無駄遣いでもある。なによりもそれが何だといった効果効用しかない。

 まあ、賛成2割と防衛担当の顔を立てるための報道なのだろう。報じても損はないし今日は他に報じることもない。古代蓮が咲きました程度の埋め草ニュースだということだ。
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2020.05
23
CM:18
TB:0
13:40
Category : 未分類
 件のコミケ医者によれば定年延長法案の廃案は安倍首相の勝ちらしい。黒川検事長の賭け麻雀で朝日新聞と野党に打撃を与えたからとのことだ。与えた打撃の内容は、朝日新聞記者が賭け麻雀に参加したこと、そして公務員の定年延長法案取り下げで野党が自治労の怒りを買ったことである。なお自治労の怒り云々はネトウヨ風聞情報であり連中しか言っていない内容である。

Calci@Calcijp
強行採決からの内閣総辞職のつもりが、謝罪に追い込まれた朝日新聞と支持団体の怒りを買って敗北決定の野党... 役者が違いましたな。みんな読まれてた。
https://twitter.com/Calcijp/status/1263663340875735041


嶋田兵庫大允隆志@Shimada_Hyougo
しかし我が宰相閣下は下野していた間にどんな修行を積んでこんな凄腕になったのかと……。
https://twitter.com/Shimada_Hyougo/status/1263670588918231040



■ 1944年の日本でもアレ

 何かに似ていると思ったら戦争中のアレ思想に近い。1944年・45年の日本に米軍を本土近くまで引き寄せて、日本本土に上陸させてから大打撃を与えるたぐいの主張があった。

 ちなみに、アレ思想すぎて当時の日本でもまともに取り扱われてはいない。戦意高揚っぺえことを言っているからまあ放置されてはいる。ただ体制ヨイショと状況認識の間抜けで小馬鹿にされる内容である。

 これは東條・小磯の失脚でもあきらかである。マリアナ防衛失敗により東條は降ろされた。当然ながら敗北は大失政と見做されたということだ。「米軍を本土に引き寄せるための軍略」というような意見に賛同するのは当時でも余程のアレだ。

 「アレ宰相の策略で朝日と野党に打撃を与えたのだ」も同じことだ。まともなアレ発想に過ぎてお仲間のネトウヨ世界でも言い出す奴は少ない。

 だいたい、アレ宰相の政治基盤が大打撃をうけている。まずは検察権力との結託によるパワーを失った。都合の悪い政治犯罪をもみ消すといったアレ宰相のやり方が通用しなくなった。また法案提出の段階で不正の構図が明らかになった。パワー低下と不正構図の明瞭化により他のアレ政策遂行もできなくなった。種子法を引っ込めたのはそれである。

 だが、それが見えない。あるいは見たくはない。だから現実と乖離した空論にふける。従前どおり体制ヨイショが正解だと信じてアクロバティックで体制を擁護しているのである。それが「黒川検事長の賭け麻雀で朝日新聞と野党に打撃を与えた」だ。

 


■ 坂本龍一さんは昔から「音楽家も政治に眼を向けろ」だったよね

 なんにせよ、事実認識や現状認識からしてアレなんだよねえ。

Calci@Calcijp
皮肉なことに、坂本龍一って「音楽を政治利用するな」ってずっと言い続けてた人なんだよね。それが今では政治利用の総本山みたいに言われる。友達は選ばないとね。
https://twitter.com/Calcijp/status/1263975893594017792


 坂本龍一さんは真逆だ。昔から「芸術家も政治に無関心ではいけない」といっていた。これはググればすぐに出てくる。例えば、先頭にでてくるこのNEUTの記事だ。*

* Reina Tashiro「坂本龍一に聞いた、政治とアート。『ほんの少しの勇気でいいんじゃないかな。一度しかない人生なんだから』」
  https://neutmagazine.com/themall-3-ryuichi-sakamoto

 「音楽を政治利用するな」(CALCI)は逆に体制側、保守層から出てきた話である。最近ではフジロックで津田大介さんが出てきた時に主張された内容である。

 そもそも「政治利用の総本山」(CALCI)で坂本さんが失敗したと揶揄している。つまり「芸術家風情が政治に口を出すな、芸術だけやっていろ」というわけだ。だが、主張が成り立つなら「医者風情が政治に口を出すな、診療だけやっていろ」も成り立つものだ。

 しかも、かのまったくご存じない「勘違い知識『商船は領土の延長』で鮫島さんや野党を嘲笑する嶋田兵庫大允隆志さん」の嶋田兵庫大允隆志さんと組んで明後日な方向の政治主張をしている。まあ「友達は選ばないとね。」(CALCI)
2020.05
20
CM:1
TB:0
03:14
Category : 未分類
 原稿を書いていたのだけれども。図書館が閉館の影響で往生している。

 図書館やってないと「これまでの経緯」が書来にくくて困る。例えばまあ「核保有論」についてここ五〇年の新聞報道で調べればザッと出てくる。それを並べとけばいいのだけれども。図書館は閉まっている。

 これまでは事前準備のストックでどうにか乗り切れた。例えば軍事研究今月号の馬毛島の記事は四月頭に書いた。そしてその経緯に関する新聞記事は三月頭に準備でまとめて調べておいた。この時までは図書館がやっていたのでどうにかなった。

 それがついに切れた。そうなると導入部でつかう「これまでの経緯」が書けないことこの上ない。本論部分は評価とか未来の話なんでどうとでもなる。でも先行研究部分や従来発言はそうもいかない。

 そうなると1日でかけるはずの従来経緯に3日掛かり往生する。しかもボンヤリした中身となった。そして全体構成や本文にかけられる時間が足りなくなってやはり往生した。まあ書いてだしたけれどもね。

 あとは自宅で雑誌と本を探すのが面倒でしかたがない。今までは探しもしない。家にある本を探す手間がメンドイので記憶とメモから図書館でその記事が載っている雑誌を請求してすませたがそれもできない。

 さらに言えば雑誌を読むのもメンドイ。ページは見開きにする必要があるし、使う部分以外もあるのでかさばる。

 図書館で準備しとけばこれも楽だんだけどね。記事をコピーすればページ抑えの必要はない。また必要な記事だけでコンパクトになる。その上、使う記事群を一件資料としてまとめて扱える。あるいは使う部分だけ図書館で手書きでメモをしておけばもっとラク。しかもそれは大きい字なので老眼鏡無しで読める。

 あとは東京に出る機会がなくなる。図書館や映画館がやってないと腰が重くなる。市内まで出るのが億劫になって行かない。

 東博とか岩波ホールとか、混みだしたので10年くらい行ってないけど鈴本とか行きたいのだけれども再開してくれないかね。
2020.05
12
CM:35
TB:0
13:26
Category : 未分類
 製鉄各社の高炉停止に対してかの松浦晋也さんは次のように述べている。

松浦晋也@ShinyaMatsuura
ほんと不思議なのだが、まともな政治家なら高炉停止のニュースの時点で背筋が寒くなるほどの恐怖を感じなければ嘘だと思うのだ。
https://twitter.com/ShinyaMatsuura/status/1260034130869248007


 コロナによる経済停滞の影響であるといった判断だ。本来なら政治は救済すべきといった含意も含まれている。


■ 高炉削減は既定路線

 だが、それは見当外れの判断である。各社の高炉削減は規定路線であったためだ。

 日本の製鉄業は設備過剰である。顧客の需要を超える能力を持て余している。しかも生産設備は古い。採算性も極めて悪い。

 そのため従前から整理が進められていた。会社の数は既に3社に整理されている。そして今年からようやく高炉工場の整理が始められた段階である。

 ちなみに工場は14ヶ所も存在している。しかも小容積かつ低めの非効率高炉も残っている。その整理がコロナ不景気の以前に決められた呉と和歌山の廃止である。

 以降に決められた廃止や操業休止もその流れになかにある。いずれは廃止する高炉を先回りして停止するものである。


■ 鋼にしても売れない

 また高炉操業よりも停止のほうが傷は浅い判断でもある。

 高炉は操業停止をすると炉内の未反応物が無駄となる。それをもって松浦さんは企業の経営危機であり日本経済の危機であるかのようにいっている。

 だが、現状では操業をつづけても無駄となる。もともと鉄鋼需要は低迷している。その上のコロナである。銑鉄を作って鋼にしても使う見込みはない。

 また高炉操業そのものがコストである。操業維持には鉄鉱石と原料炭をぶち込み続ける必要がある。現状ではそのコストと操業停止のコストを比較すると後者のほうが安く済む。その見立ての上での操業停止である。


■ いまだに日本は工業生産大国のつもりなのだろう

 高炉停止の背景にはこのような理由がある。

 既定路線の実施が加速された程度であり、同時にそろばんづくの判断であるということだ。

 だが、松浦さんはそこに危機感を感じている。

 そこには、いまだに日本は重厚長大の工業生産大国であるといったレトロな認識の反映が見られる。「日本はものづくり大国である」といった旧態依然の認識といったもよい。

 これはとっくに死んだ航空産業や原子力産業のヨイショからもあきらかである。松浦さんはロケットやヒコーキ、原発が日本が発展を目指すべき産業である。日本はその振興をしなければならないと主張している。

 まずは今更である。1960年代的な製造業大国の夢の追及であり80年代のジャパン・アズ・ナンバーワン的な世界に伍する日本の夢の追及である。

 製鉄大国もその伝である。60年代的重厚長大産業バンザイと80年代的なジャパン・アズ・ナンバーワンの結果としていまだに製鉄こそが重要産業であると信じ切っているのだ。

 それがピント外れの意見開陳である。「まともな政治家なら高炉停止のニュースの時点で背筋が寒くなるほどの恐怖を感じなければ嘘だと思うのだ。」(松浦)はまったくそれである。まずは現状を全く理解できていないということだ。

 これはロケット・ヒコーキ・原子力も同じである。今どきにいずれも経済性は怪しい。その国産や再稼働を進めようとするあたりも全く現状が見えていないのである。
2020.05
10
CM:8
TB:0
14:43
Category : 未分類
 太陽光が夜間対応すれば電力はすべて再エネで済ませられる。太陽光に蓄電池を組み合わせればそれが可能となる。

 ただ、今ではコスト的に火力発電に負けている。だから火力発電が併用されている。

 このコスト問題が解決すればどうなるか?

 火力発電は廃れる。燃料ほかの発電コストだけではなくCO2発生の環境コストも高い火力発電は必要はなくなる。何かあったときのバックアップとしてだけ利用される。日本の場合は梅雨の時期を乗り越える程度の役割に陥ることとなる。

 これは『世界』6月号の飯田さんの記事から得られる予想である。* 飯田さんは上のとおりの発言はしていない。だが、ほぼお同方向の主張をしている。化石燃料の市場崩壊予想やそれを見越した産業界の火力発電からの撤退である。後者は既にその兆しがあるともしている。

 それはいつ頃におきるか? 

 2027年と34年だ。

 引用資料からはその数字が読み取れる。

 27年は太陽光+蓄電池の初期費用+運転費用は2027年に火力発電所の初期費用と運転費用と同額となる年である。つまり火力発電所を新規建設する意味はなくなる暦年である。

 34年は太陽光+蓄電池の初期費用+運転費用が既存火力発電所の運転費用と同額となる年である。以降は既存発電所の運転もやめたほうが安くなるとしだ。

 もちろん、予想である。価格逆転はその年ではないかもしれない。

 ただ、その傾向は明らかである。太陽光のコストは今以上に下がる。火力発電とはことなりカルノーサイクルの限界はない。蓄電池のコストも同じだ。なによりも太陽光電力の余剰を保管できる需要が目前にある。あわせた比較的大容積でも安価な蓄電池の方向での開発も進む。

 逆に火力やさらには原子力にはそのようなコスト節減の見込みはない。熱機関としての限界や燃料費、環境コストといった問題が生じるためだ。

 それからすれば滅びるセクターも見えてくる。電力会社、産業用タービン、産油国といったあたりだ。これらのセクターは今後は負け組となる。東電のうちの発電部門は滅亡、重工各社のガス・蒸気タービンも終了、石油だけで食っていく湾岸産油国も施し構造が消滅してグァノ枯渇後のナウルとなる。専制体勢は崩れ働くことを知らない国民は出稼ぎにでるしかなくなるだろう。


* 飯田哲也「複合機器をどう乗り越えるか」『世界』933(2020)pp.156-165.
  ほかにも滋賀での再審無罪の記事も読むべき
2020.05
02
CM:8
TB:0
15:24
Category : 未分類
 アマゾンキンドルで電子版を扱ってもらっている『F-35Bは正規空母を滅ぼす』の無料キャンペーン設定しておきました。

 17年冬コミで出した同人です。米海軍を含む艦載機運用も変わるといった話です。

みほん2017冬コミF-35B_表紙幅240pix

・ アマゾンキンドル https://www.amazon.co.jp/ebook/dp/B086632SGS

(紙版)
・ 東方書店(通販/店頭)  https://www.toho-shoten.co.jp/toho-web/search/detail?id=9900010346&bookType=jp

・ メロンブックス(通販/店頭) https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=323545
・ とらのあな(通販/店頭)  http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/59/79/040030597943.html


 今日2日の17時から5日間、6日夕方までの設定です。よろしければ入手してください。




電子化した同人のリストです

(オフセ本です)

・ 海自新空母は大型化を指向する : 6万トン級に及ぶか? (2018年冬コミ発行)
 電子書籍 アマゾンキンドル 同人書店 とらのあな / メロンブックス

・ F-35Bは正規空母を滅ぼす (2017年冬コミ発行)
 電子書籍 アマゾンキンドル 同人書店 メロンブックス



(旧コピー誌の電子化です)

・ 機雷の常道 : 繋維触発、沈底磁気、沈底振動の優位 (2016年冬コミ発行)
 電子書籍 アマゾンキンドル

・ ドイツ対豪機雷戦  (2015年冬コミ発行)
 電子書籍 アマゾンキンドル


(パンフです)

・ 中国の手榴弾: 民国から新中国まで (2019年冬コミ発行)
 電子書籍 アマゾンキンドル 同人書店 とらのあな / メロンブックス

・ 新護衛艦は対機雷戦に耐えるか? (2019年夏コミ発行)
 電子書籍 アマゾンキンドル 同人書店 とらのあな

・ 中国の水際機雷: ロケットによる敷設 (2018年冬コミ発行)
 電子書籍 アマゾンキンドル 同人書店 とらのあな

・ 横須賀消磁所は必要だったか?: 潜水艦用とすべき (2016年冬コミ発行)
 電子書籍 アマゾンキンドル

・ 艦尾からの舟艇運用: 新世代艦とスリップウェイ運用の有利 (2016年夏コミ発行)
 電子書籍 アマゾンキンドル

    ほかにも神保町東方書店の店頭委託、とらのあな、メロンブックス通販もあります。
2020.05
01
CM:10
TB:0
11:27
Category : 未分類
 ホリエモンがホリエモンロケット打ち上げ中止に怒ったという。情勢下において大樹町から打ち上げ中止を求められた。それに対して町民やめると怒ったとする話である。


■ 町への圧力

 一つは町への圧力のつもりなのだろう。

 ホリエモンは「なにもない町にロケット打ち上げ観光を持ってきてやった」という強みがあると考えている。

 その点で影響力行使を図ったものだ。俺が怒れば町の態度は変わる。あるいは世論の風向きも変わると考えた。その結果「怒った、町民やめる」と発言したように見える。


■ ロケット以外の投資魅力はない

 ただ、おそらくはそれだけではない。ホリエモンには唯一の広告塔を失う焦燥感もあるはずだ。

 ホリエモンの投資魅力はホリエモンロケットしかない。ホリエモンが実業家として振る舞い投資家を誘引できる要素はそれだけだ。

 実際にホリエモンは投資を集める商売しかできていない。ホリエモンは実事業を廻していない。生産・サービスにより莫大な利益を挙げるような商売をやっていない。やっているのは将来性があるっぽい商売を立ち上げて投資を募ることだけだ。

 そのホリエモンロケットの魅力もさほどではない。宇宙バカを除いて世間の大半は打ち上げ花火としてしか扱われていない。なにせロケットに広告を入れる以外に収益の姿が全く見えない。だから投資家はまともに取り合っていない。将来性はないと見ている。

 「町民やめる」の背後にはそれ故の焦燥感もあるのだろう。


■ 資金もどんなもんだか

 さらに言えば資金も厳しくなりつつあるのではないか?

 ホリエモンの自己演出には金が掛かる。実業家として見られるため。あるいは自己顕示欲から世間の耳目を浴びる人気者であり続けるためにはデカイことをし続ける必要性がある。当然金が掛かる。

 しかし、それをしても今は金はさほどは入らない。ロケットはデッカイことではある。ただその支出を超える収入をもたらしているわけではない。

 つまり金の垂れ流しである。

 そしてライブドア事件から10年立つ。その点で焦燥感には「ホリエモン資金もどうであるかの影響もあるのではないか」との疑問も立つのである。


■ タイムリミット

 ホリエモンロケットの限界はこの投資誘引効果と資金面問題で決まる。

 時間が立てば立つほどホリエモンロケットの魅力は減じる。

 今でもドンドン魅力が減じている。最初の発射は世間の耳目を惹いた。だが今では以前ほどではない。今後はさらに魅力は低減する。打ち上げ失敗が挟まればさらにそうなる。
 短期に商業化できる見込みもない。なによりも打ち上げ間隔がこのペースである。仮に打ち上げに連続成功しても商業化はいつになるかわからない。

 その間に先行する米国・中国の同サイズロケットに抑え込まれることになる。商業展開を進めスケールメリットで低コストを実現すれば市場を固めればホリエモンロケットは意味を失う。

 いずれはホリエモンロケットは投資誘引事業としての魅力を失うのである。

 同様に時間が過ぎれば過ぎるほどH資金も減少する。

 ホリエモンがホリエモンでありつづけるためには派手な金遣いが必要となる。皮切り医者が耳目を引くためには金をバラまかねばならないことと同じだ。

 だがホリエモンには利益を生む事業を持っていない。病院のようにそれを支える収入がない。

 だからH資金の切り崩しとなる。

 その切り崩しがある程度に達するとロケットはやめることとなる。以降に同様の投資誘引事業ができなくなるためだ。つまりその時には別事業の投資誘引事業を始めるためにロケットは畳むことととなるのである。