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烈風がマトモにできていたら戦局は変わったかといえばそんなこともないんじゃないのかね。
日本が戦争に敗北した原因をヒコーキの性能や技術水準に求めたい心持ちを持つマニアがいる
烈風がマトモにできていたら、橘花や秋水が早期に完成していたら、疾風のエンジンがもう少し信頼性があればの類だ。
でも戦局はほとんど変わらなかっただろうねえ。
太平洋戦争、対米戦の構造って
1 力の真空地帯に日本が軍事力を進めた
2 米側も太平洋に海空空軍力を展開し航空哨戒圏を展開して日米拮抗の状況を作り出した
3 米側は日本艦隊戦力の倍の戦力を作るまでその体制を保持し、その後に最短距離の中部太平洋で決戦を挑んだ
4 日本は決戦に敗北し本土攻撃を受ける状況となり降伏した
仮に烈風の類がマトモに早期完成していたとしよう
でも1も2も3も4も改善しないよね。
→1 緒戦の勝利は力の真空地帯への膨張なのであんまり武器の性能関係ない
またその状況からするとたまたま零戦と1式陸攻は最適である
また性能が両者より優れていてもその効果はたいしたものでもない、なんせ本質が力の真空地帯への膨張だから
→2 米国が太平洋に艦隊戦力を送り込み航空哨戒圏を貼ると日本はそうそう勝てなくなる
ミッドウェイ攻略みたいに米哨戒圏に飛び込んで勝利するには少なくとも2倍の空母や艦載機もっていかないと厳しい
烈風のたぐいの多少の高性能機ではひっくり返らない
→3 2倍以上の機動部隊戦力を積み上げられると戦闘機の性能ではひっくりかえらない
マリアナでこっちが流星とマトモにできた烈風でも米空母機動部隊には勝てない
運が良くても何隻かを撃破沈没できるかもしれないけど戦闘はひっくり返らないし
日本が流星とマトモにできた烈風だったら米側は安心するために3倍の戦力を集める
同時期の米海軍にはそれができる
→4 本土が継続的に攻撃を受ける状況でマトモにできた烈風やら橘花や秋水の類があっても状況はさほど改善しない
B-29が大量に落ちるかもしれないけど日本の戦争経済が痛めつけられるのは変わらないので戦闘機生産も貧弱になる
対して米国の爆撃機生産は被害を受けない、そして米陸軍航空隊は高損害の対独戦略爆撃にも耐えた
また硫黄島や沖縄が陥落すれば随伴戦闘機が来るから烈風やら橘花や秋水の類でも空中戦は絶対有利ともならない
「兵器が優れていれば戦争に勝てるのだ」みたいな素朴な信仰があるのだろうけど
兵器が優れていても構造が駄目ならダメダメだし。構造がダメダメなら兵器が優れていてもさほどの影響もでないよねえ
ベトナム戦争で米空軍がF-15とF-16、米海軍がF-14とF-14を持ち込んでも戦争はひっくり返らないわけだ
航空戦で戦闘機が撃墜数を稼げるだろうけどそれだけ
爆撃部隊は対空砲火で消耗するし、航空遊撃戦のあれでやっぱMIG-17が飛んだだけでやはり爆撃は妨害される
そして爆撃が順調にいっても地上戦や政治戦では負ける
太平洋戦争の進み方を変えようとして烈風の類をマトモにしても何にもならないということだし
似たような些末要素である造船やら人事やら陸海軍共同やらをいじってもあんまり変わらない
その些末要素である「烈風が」を言ってもあんまり意味ないように見えるもんだよ
まー、その種の駄話が1941年12月8日にすべてのタイムスケジュールを宛てるのもなんだよねえ
1941年末に開戦になったのってたまたまで、40年くらいから対米関係が急速に悪化した結果だから
それにあわせて日本が誉エンジンやら金星エンジンに力を注いでうまく完成していればの類にしても、まあということ
開戦が44年ならジェットエンジンが見えているわけだ、レシプロなんか力注いでもだめだってことになるからねえ
戯作的なロマンの追求かもしれないけど、まあロマンとしての心地よさの追求でしかないわけだ
そして、ましかばませの反実仮想にしても細かいことばっかいってもねえ
これは白井聡先生のいう「日本敗北の否認」の1派生型なんだろう
けど否認する上での辻褄を、しかも技術やら人事やらの些末要素で緻密に突き詰める意味もないんじゃないかな
目的は日本は敗戦したといった事実を空想上で否認することで、それが充分なわけだ
「オレが100兆年の大金持ちになったら」の反実仮想で、以下に100兆円稼ぐかの辻褄を合わせるのに真面目になってもね
話として面白いのは琵琶湖を万札で埋め立てられる金でどのような贅沢を尽くすかじゃないのかね
ハゲ100万人集めた反射光で照明するとかホタルイカでイカ飯作ってそれをイカに詰めたイカ飯を作って
それでダイオウイカで満たすみたいなラグジュアリーをセレベス島で尽くすみたいなほうが面白いと思うけどね
日本が戦争に敗北した原因をヒコーキの性能や技術水準に求めたい心持ちを持つマニアがいる
烈風がマトモにできていたら、橘花や秋水が早期に完成していたら、疾風のエンジンがもう少し信頼性があればの類だ。
でも戦局はほとんど変わらなかっただろうねえ。
太平洋戦争、対米戦の構造って
1 力の真空地帯に日本が軍事力を進めた
2 米側も太平洋に海空空軍力を展開し航空哨戒圏を展開して日米拮抗の状況を作り出した
3 米側は日本艦隊戦力の倍の戦力を作るまでその体制を保持し、その後に最短距離の中部太平洋で決戦を挑んだ
4 日本は決戦に敗北し本土攻撃を受ける状況となり降伏した
仮に烈風の類がマトモに早期完成していたとしよう
でも1も2も3も4も改善しないよね。
→1 緒戦の勝利は力の真空地帯への膨張なのであんまり武器の性能関係ない
またその状況からするとたまたま零戦と1式陸攻は最適である
また性能が両者より優れていてもその効果はたいしたものでもない、なんせ本質が力の真空地帯への膨張だから
→2 米国が太平洋に艦隊戦力を送り込み航空哨戒圏を貼ると日本はそうそう勝てなくなる
ミッドウェイ攻略みたいに米哨戒圏に飛び込んで勝利するには少なくとも2倍の空母や艦載機もっていかないと厳しい
烈風のたぐいの多少の高性能機ではひっくり返らない
→3 2倍以上の機動部隊戦力を積み上げられると戦闘機の性能ではひっくりかえらない
マリアナでこっちが流星とマトモにできた烈風でも米空母機動部隊には勝てない
運が良くても何隻かを撃破沈没できるかもしれないけど戦闘はひっくり返らないし
日本が流星とマトモにできた烈風だったら米側は安心するために3倍の戦力を集める
同時期の米海軍にはそれができる
→4 本土が継続的に攻撃を受ける状況でマトモにできた烈風やら橘花や秋水の類があっても状況はさほど改善しない
B-29が大量に落ちるかもしれないけど日本の戦争経済が痛めつけられるのは変わらないので戦闘機生産も貧弱になる
対して米国の爆撃機生産は被害を受けない、そして米陸軍航空隊は高損害の対独戦略爆撃にも耐えた
また硫黄島や沖縄が陥落すれば随伴戦闘機が来るから烈風やら橘花や秋水の類でも空中戦は絶対有利ともならない
「兵器が優れていれば戦争に勝てるのだ」みたいな素朴な信仰があるのだろうけど
兵器が優れていても構造が駄目ならダメダメだし。構造がダメダメなら兵器が優れていてもさほどの影響もでないよねえ
ベトナム戦争で米空軍がF-15とF-16、米海軍がF-14とF-14を持ち込んでも戦争はひっくり返らないわけだ
航空戦で戦闘機が撃墜数を稼げるだろうけどそれだけ
爆撃部隊は対空砲火で消耗するし、航空遊撃戦のあれでやっぱMIG-17が飛んだだけでやはり爆撃は妨害される
そして爆撃が順調にいっても地上戦や政治戦では負ける
太平洋戦争の進み方を変えようとして烈風の類をマトモにしても何にもならないということだし
似たような些末要素である造船やら人事やら陸海軍共同やらをいじってもあんまり変わらない
その些末要素である「烈風が」を言ってもあんまり意味ないように見えるもんだよ
まー、その種の駄話が1941年12月8日にすべてのタイムスケジュールを宛てるのもなんだよねえ
1941年末に開戦になったのってたまたまで、40年くらいから対米関係が急速に悪化した結果だから
それにあわせて日本が誉エンジンやら金星エンジンに力を注いでうまく完成していればの類にしても、まあということ
開戦が44年ならジェットエンジンが見えているわけだ、レシプロなんか力注いでもだめだってことになるからねえ
戯作的なロマンの追求かもしれないけど、まあロマンとしての心地よさの追求でしかないわけだ
そして、ましかばませの反実仮想にしても細かいことばっかいってもねえ
これは白井聡先生のいう「日本敗北の否認」の1派生型なんだろう
けど否認する上での辻褄を、しかも技術やら人事やらの些末要素で緻密に突き詰める意味もないんじゃないかな
目的は日本は敗戦したといった事実を空想上で否認することで、それが充分なわけだ
「オレが100兆年の大金持ちになったら」の反実仮想で、以下に100兆円稼ぐかの辻褄を合わせるのに真面目になってもね
話として面白いのは琵琶湖を万札で埋め立てられる金でどのような贅沢を尽くすかじゃないのかね
ハゲ100万人集めた反射光で照明するとかホタルイカでイカ飯作ってそれをイカに詰めたイカ飯を作って
それでダイオウイカで満たすみたいなラグジュアリーをセレベス島で尽くすみたいなほうが面白いと思うけどね
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