- 2021 . 02 «
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
- 6
- 7
- 8
- 9
- 10
- 11
- 12
- 13
- 14
- 15
- 16
- 17
- 18
- 19
- 20
- 21
- 22
- 23
- 24
- 25
- 26
- 27
- 28
- 29
- 30
- 31
- » 2021 . 04
Category : 未分類
テロリストでも犯罪被疑があるわけでもない人にパスポートを渡さない。外務省は安田純平さんの申請に対してそのような対応をしている。
それは正しいことなのだろうか?
■ 「信頼ある行動」との引き換えだそうだ
空飛ぶたぬきさんはそれは当然だと言っている。
学校の先生が持ち出すような「信頼ある行動」と引き換えだとのことだ。
■ 持っているやつはそんなに品行方正かね
だが、日本のパスポートを持っているやつはそんなに品行方正だろうか?
「海外で犯罪を犯すと発給されない」という話は聞かない。現地で犯罪行為をしたあとで発覚前や拘束前に日本に帰ってきた。「免れて罪なし」の例では発給されないといった話は聞かない。またとっ捕まって牢獄にブチ込まれたあとでも発給されないといった話も聞かない。国境地帯をうろついて有罪となったあとで大使館やらの力で国外追放となる話はルポ等でよくある。だが、その御仁がパスポートを拒否される話は聞かない。
それ以下の話で発給拒否も聞かない。例えば売春やらの話はそれだ。昔から淫虫スタンプの例やらキーセン旅行を自慢する話はよくある。どうみても空飛ぶ「信頼ある行動」に反する行為なのだが、それで発給しない話はない。
安田さんの場合は、この例で言うなら犯罪に巻き込まれた程度である。戦地でとっ捕まっただけの話だ。本人は別段に責められるものではない。
それでパスポート発給をしないというのはね。
■ 香港から出国させないのも
まあ、空飛ぶたぬきさんのロジックなら民主活動家を香港から出国させないのも当然になるのではないかね。中国-香港地区の「信頼ある行動」に反している。「過去問題があった人に看板[パスポート]は持たせられない」「[国家の]信頼を裏切ることは出来ない」の全部に当てはまるのだから。
「政治信条で出国を許さない」問題は批判できなくなるということだ。70年代のサハロフ博士やら90年代のアウン・サン・スー・チーを自由出国させないのは全体主義国家の弾圧だといった主張があった。それに対しても文句は言えない。というよりも全く同じ発想であるということだ。
■ 権利は義務を果たした恩恵
なんにせよF-15の運転手だったそうで、自衛隊式の「ライト・イズ・ライト」の影響もあるのだろうね。政府・体制の言ってることは全肯定する。それを批判的に見る態度は許さない。パスポート取得といった権利主張と「信頼ある行動」といった義務負担の反対給付とかいったあたりは全部そのように見える。
特にパイロットにはそのような人が多いのかもね。海もそうだが選抜を抜けてヒコーキの運転手となるには評価されなければならない。だから自衛隊式のロジックを競って受け入れる。さらには内在化させる。また、運転手になるためには「信頼ある行動」をしなければならないといった発想が他の職域よりも強いのかもしれない。
だから、「信頼ある行動」をしない奴にはパスポートを渡さなくて当然と考えているのではないかな。
それは正しいことなのだろうか?
■ 「信頼ある行動」との引き換えだそうだ
空飛ぶたぬきさんはそれは当然だと言っている。
空飛ぶたぬき@Fly_Tanuki
権利を主張してるけど
日本国パスポートをもつことは
「外国で日本の看板しょってるのと同じ」
過去問題があった人に看板は持たせられないのでは
安田純平、パスポートの再発行を外務省に拒否される 安田「思想・信条に制約を加えることに…独裁国家のやっていることだ」
https://twitter.com/Fly_Tanuki/status/1367416992236380161
空飛ぶたぬき@Fly_Tanuki
日本のパスポートって信頼あるんですよ
それこそ水戸黄門の印籠みたいに強いww
日本という国に対する信頼があること
先人のみなさんが信頼ある行動をしていたこと
この信頼を裏切ることは出来ないと感じます
https://twitter.com/Fly_Tanuki/status/1367418509102256142
学校の先生が持ち出すような「信頼ある行動」と引き換えだとのことだ。
■ 持っているやつはそんなに品行方正かね
だが、日本のパスポートを持っているやつはそんなに品行方正だろうか?
「海外で犯罪を犯すと発給されない」という話は聞かない。現地で犯罪行為をしたあとで発覚前や拘束前に日本に帰ってきた。「免れて罪なし」の例では発給されないといった話は聞かない。またとっ捕まって牢獄にブチ込まれたあとでも発給されないといった話も聞かない。国境地帯をうろついて有罪となったあとで大使館やらの力で国外追放となる話はルポ等でよくある。だが、その御仁がパスポートを拒否される話は聞かない。
それ以下の話で発給拒否も聞かない。例えば売春やらの話はそれだ。昔から淫虫スタンプの例やらキーセン旅行を自慢する話はよくある。どうみても空飛ぶ「信頼ある行動」に反する行為なのだが、それで発給しない話はない。
安田さんの場合は、この例で言うなら犯罪に巻き込まれた程度である。戦地でとっ捕まっただけの話だ。本人は別段に責められるものではない。
それでパスポート発給をしないというのはね。
■ 香港から出国させないのも
まあ、空飛ぶたぬきさんのロジックなら民主活動家を香港から出国させないのも当然になるのではないかね。中国-香港地区の「信頼ある行動」に反している。「過去問題があった人に看板[パスポート]は持たせられない」「[国家の]信頼を裏切ることは出来ない」の全部に当てはまるのだから。
「政治信条で出国を許さない」問題は批判できなくなるということだ。70年代のサハロフ博士やら90年代のアウン・サン・スー・チーを自由出国させないのは全体主義国家の弾圧だといった主張があった。それに対しても文句は言えない。というよりも全く同じ発想であるということだ。
■ 権利は義務を果たした恩恵
なんにせよF-15の運転手だったそうで、自衛隊式の「ライト・イズ・ライト」の影響もあるのだろうね。政府・体制の言ってることは全肯定する。それを批判的に見る態度は許さない。パスポート取得といった権利主張と「信頼ある行動」といった義務負担の反対給付とかいったあたりは全部そのように見える。
特にパイロットにはそのような人が多いのかもね。海もそうだが選抜を抜けてヒコーキの運転手となるには評価されなければならない。だから自衛隊式のロジックを競って受け入れる。さらには内在化させる。また、運転手になるためには「信頼ある行動」をしなければならないといった発想が他の職域よりも強いのかもしれない。
だから、「信頼ある行動」をしない奴にはパスポートを渡さなくて当然と考えているのではないかな。
スポンサーサイト