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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

→ サークルMS「隅田金属」
→ 新刊・既刊等はこちら

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2021.06
07
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Category : 未分類
 頭を使わない作業はよい。折り紙のような作業に没頭すると煩わしいことを忘れられる。だから喫茶店で仕事をする前には折り紙をする。

 よくやるのは書皮の直しだ。買ったばかりの本の皮を巻直す。だいたい10分位だがそれで頭が切り替わる。

書皮

 通販の本や古本はグラシンを巻いていた。トレペのようでいてもっと安い紙だ。本の題名が読めるので古本屋がよく巻いている。

 ここ10年ではそうしていた。

 コツは軽く火熨斗を掛けると言う話がある。でも己はそれはやっていない

グラシン

 ただ、グラシンはどうもとも感じていた。緩み易い。テンションを掛けるため引っ張るとすぐに破れる。読むときに湿気で浮く感じがある。また滑りやすい。

 どうにかしようということで全紙で買ったクラフトの半晒54kgで巻直すことにした。

 54kgにしたのは理由がある。

 まずリブロの書皮がそれくらいだった。20年前の書泉の和紙系を除けば一番の書皮だと思っていた。マイクロメータで図ってもだいたい同じ数字だった。

 うっすらと下も見える。表1や背表紙がそれとなく見えるので本棚でも見つけやすい。手の湿気で密着度が上がり油が移るとそれなりに読める。ちなみに乾性油を塗ると半透明になる。綿棒にわずかに含ませてそれに別の綿棒をあててそれで紙を軽くなぞる。そうするとそこが透かし状となる。これは2回だけやったことある。

 あとはテンションに耐える。グッと引くとそれなりに伸びる。だから皮が緩まない。

 そうしてここしばらくでグラシンの本を50冊ばかりを半晒に改めた。

半晒54キロ

 折り方は写真のとおり。昔はこれで書皮を巻く本屋があったが今はまず見ない。

折返し
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