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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2021.11
23
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11:36
Category : 未分類
 「この冬の電力供給予備率がぎりぎりの3%」(happysakiko)を真に受けるのは不思議なものだ。

 happysakikoさんが電力危機を煽っている。3.11以降の原発ヨイショ連の方だ。
happysakiko@happysakiko1
この冬の電力供給予備率がぎりぎりの3%で燃料代高騰も終息が見通せず、一方でGHG削減待った無しと言う状況にあって、立憲民主党代表選でエネルギー政策がアジェンダに取り上げられないことに候補側もメディア側もおかしいと思ってる節が無いってのが凄い。この国のお気楽度は来るところまで来たなあ
https://twitter.com/happysakiko1/status/1462533427672932353


 その根拠は経済産業省の見通しなのだろう。「2021年度冬季に向けた電力需給対策について 2021年10月26日 資源エネルギー庁」https://www.meti.go.jp/press/2021/10/20211027003/20211027003-1.pdfに3%程度の数字がでている。


■ 経産省が盛りに盛った最悪状況

 ただ、この数字は経産省が盛りに盛った数字だ。

 実際に経産省はずっと電力不足を煽っている。電力業界をショバにしていて省益となっている。なによりも原発再稼働をしたい。石炭火力を残置したい。その立場から電力不足は強調する立場である。

 だが、それでも最悪の瞬間でも3%の余剰はあるとの結論になっている。*1

 まずはその点で真に受けるような内容ではないのである。


■ 瞬間最大の需要

 その中身も最大需要発生時の見通しである。冬のある1日、さらにはそのピーク時間での需要にあわせた予備率である。

 例えば、五・一〇日かつ月末プレミアムフライデーの2月25日金曜日15時に寒波が来て雪が降った場合の数字である。

 そのピークの一瞬だけだ。まず2月25日の一日中が予備率3%であるわけでもない。仮に25日に雪が降っても午前や夜はなお余裕はある。

 当然だが2月が毎日3%でもない。需要閑散の日付や時間では相当に余る状況ともなるのである。


■ 需要抑制も織り込んでいない

 さらには需要抑制も織り込んでいない。大口需要家への給電量抑制や一般向けの需要抑制は含まない数字である。

 大口は需要逼迫時に節電に協力する約束となっている。だから普段は電力単価は低めとしている。

 当然だが逼迫時にはその分が需要から減る。受電量を減らす。またさらには自家発を動かす。それにより電力不足は発生し難くなる。

 加えて一般も協力する。TVやラジオで設定温度を下げてくれというだけで電力需要は一気に減る。昔は高校野球の時期によく呼びかけがあった。これも電力不足を発生し難くする要素だ。


■ それに煽られるのはねえ

 3%は真に受ける必要もないということだ。

 その点で「この国のお気楽度は来るところまで来たなあ」(happysakiko)は煽りである。別段あわてるほどのことを危機が来ると言い出す内容だからだ。

 どちらかと言うとそれに気づかない支持者連のほうが「お気楽度は来るところまで来たなあ」(happysakiko)だろう。電力飢饉が来るぞと毎回言われてそれを信じて「原発再稼働しろ」と騙される連中に満ちているからだ。

 ネトウヨとさらにはメカミリ兼任のやつばっかりだけどねえ。

 よく見ると、かの失敗作C-2輸送機のヨイショ連もリツイート連にいる。「C-2輸送機は民間機と同じ航路を飛ぶために作った」だの「C-17だと自衛隊の滑走路が割れる」ような話を真面目に信じ込んだ連中も混じっている。

 まあ、騙されやすいんだろうね。




*1 ただ電力がショートするとまで書かない。そうかくと電力会社は何やっているんだや通産省は無能かと言われるためだろう。
*2 どちらも電力会社からすれば売上減となる。売れる電力が売れない事態だからだ。だから最近は聞かないのだろう。
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