fc2ブログ

RSS
Admin
Archives

隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

→ サークルMS「隅田金属」
→ 新刊・既刊等はこちら

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
Powered by fc2 blog  |  Designed by sebek
2023.01
28
CM:1
TB:0
08:19
Category : 未分類
 まあまあ忙しい。11月12月に「忙しいから今は無理、でも1月になればヒマ」といった報いなのだが、約束が結構詰まっている。

 打ち合わせとその後の飲み会も重なる。23日に新宿3丁目、26日に三越前と中2日の間隔となった。

 そこでフト思ったのだが、いつの間にか伊勢丹のほうが三越よりも偉くなったものであると。昔は三越の方が偉かった。日本で一等偉いデパートだったのだが今では伊勢丹のほうが上であるとされている。それはいつからかと。

 それがなかなかわからない。なんせデパートなんか使わない。特にここ10年では買い物は池袋の東武の中の本屋くらいしか行っていない。あとは写真展とかあるときに行くくらいのものだ。主力の威信財の類は買ったことがない。腕時計や万年筆、背広なんか買いもしないので本屋写真展以外では敷居もまたがない。

 なんとなく20年来かと思っていたのだがそうでもなさそうである。

 すくなくとも平成初期の段階ですでに衣類はそうなっている。「伊勢丹が値下げしたから最新ではない」「合わせて値下げする」とする商慣習があったらしい。今年最新の洋服は全国のデパートで定価まあ希望小売価格で売る。それが伊勢丹が値下げをすると定価で売ってはならないような仕組みがあった様子である。

 逆に最初の三越が一等賞取ったのはわかっている。明治39年に日比翁助が越後屋を改変して日本で始めての英国式のデパートにしたのが濫觴である。だいたい、デパートの日比さんと言われるくらいである。それまでにはデパートはなかった。

 ただ、まあ、そのデパートといった商売の仕方自体が賞味期限切れだからねえ。伊勢丹が一番であるか三越が一番であるか高島屋がといっても仕方はないものではある。

 日比さんの好きな話は赤療治かね。神経衰弱、まずはうつ病なんだろうがその時に頭から足の先まで赤い朱を塗って治すという療治をやったという話である。やはり効果はなくそのままなくなった様子なのだがねえ。

 あとは「石垣の大石小石組合て千代も揺るがぬ松が枝の色」か「御代は揺るがぬ」か。どっちかがオリジナルで、残り片方が添削版。それを書家に書いてもらおうとしたのだが、当時は「書家は自作や歴史的名作を書くもの。例外としても貴人の詠んだ歌でもなければ書くことは出来ぬ」と言われたという話である。
スポンサーサイト