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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2014.04
23
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19:07
Category : 未分類
 尖閣諸島について、米国は基本的に「どーでもいい」と考えている。だが、あそこで日中が争えば、米国は調停者として利益を得ることができる。

 調停者としての利益といっても、別に問題解決に寄与する必要もない。日中それぞれにリップ・サービスをするだけである。

 というのも、今晩の大統領訪問では、尖閣は日米安保の対象地域であるとコメントするらしいというニュースが流れているためだ。「尖閣は日米安保の対象である」とでもいうのだろう。アメリカはそう言えば、日本人は喜ぶ。日本側からおみやげが貰える。日本側もそう言って貰えるように、アメリカ側に配慮の一つもするし、交渉事で何か譲歩することもあるだろう。

 ただ、アメリカ側は中国に行っても、同じようにリップ・サービスをする。中国に対しては、「アメリカは日中間の領土問題には関与しない」と言う。そう言えば、中国人は喜ぶ。中国もオミヤゲなり譲歩なりするだろう。

 つまり、その程度の発言に過ぎないということだ。

 しかし、日本のアレな宰相はそれを成果であると誇ろうとするだろう。何の意味も無いことは、アノ当人でも承知しているが、「安全保障で頑張るオレ」という、アレ宰相本人のプライドからすれば、それがないことには耐えられない。だから、空虚な発言であっても成果として、来週にでも自慢するのだろう。

 特に今回は、日米で話すこともない。TPPなどは、無理に決着させるものでもない。決まれば決まったでいいし、決まらなければ決まらなかったでもいい。TPP以外となるとさらにどうでもいい問題しかない。日本が、憲法を政府解釈でどうこうして集団自衛権を認める云々は、米国からすれば差し迫った具体的利益でもない。

 結局は、対中安全保障面での成果を示すくらいしかない。日本に対して毎回、米政府がするリップ・サービスを、また引っ張り出すだけの話である。報道をみても、今回話すこともないことを見越して「尖閣防衛への言及焦点=オバマ米大統領が来日-24日に首脳会談」 と興味を引き立てようとしているが、まあ盛り上がらないことはこの上ないものである。いつものように日本では「尖閣諸島は日米安保の対象地域」と述べて、次に中国に行くと「アメリカは日中間の領土問題には関与しない」と述べるのだろう。

 まあ、アレ宰相の靖国問題での失敗糊塗と、打つ手のなくなった人気取りのために付き合わされるわけだ。そりゃ、おかみさんも連れてこないだろうし、夜に到着、早朝出発でなるべく手早く済ませたいだろう。
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Comment

非公開コメント

リップサービスと言っても、米国という国が出す公的なメッセージであって、重要視されるべきものだと思うけど。

台湾の「一つの中国」にしても曖昧に意思表明してるけど、現状維持を守る手段でしょ。
領土問題に対する曖昧さは米国外交の特徴だよ。

Re: タイトルなし

もちろん、いつもある「尖閣は対象」がなくなったら重大な事件ですけど
いつもどおりに「尖閣は対象」があっても、あんま意味無いですね、成果でもなんでもないです

> 領土問題に対する曖昧さは米国外交の特徴だよ。

普通、どこの国も他国同士の領土問題なんか首突っ込みませんよ

No title

フォークランド紛争のときは調停しようと動いたり、仏に働きかけたりはしてなかったんでしょうか。衛星画像の提供とかもしてたような。

ただ、今はウクライナ情勢がかなり緊迫しているので、あまり東アジアでどうのってのは本音としてはやりたくないでしょうね。むしろ太平洋側から艦艇を引き抜いて地中海やバルト海に投入することすら今後はありえるかも。