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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2014.04
26
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Category : 未分類
 機動戦闘車も、作った奴が満足する装備になるのだろう。

 まず、性能が過剰で、使わない機能の分、エラく高くつく。性能要求では、歩兵への直協火力提供と敵装甲車を撃破できる程度に過ぎない。まずは人力操作、目視照準の機関砲、あるいは小口径砲で済むところを、対戦車車両にしている。無駄に105mm砲を積み、過剰なFCSを積みめば高くつく。

 無駄に重くしたので、運ぶのに苦労をする。26tもあるので、揚陸戦でも主力輸送ヘリであるCH-47でも吊れないし、空輸でも輸送機の主力であるC-130には積めない。C-2で空輸可能と称しているが、C-2なんていつ使い物になるのか、何機買うのかわかったものでもない。

 そこまで高く、重くしても、戦力的には、74式戦車と大差はない。砲は同じで、装甲はやや劣る程度。機動性については、路上で長距離移動できるかもしれないが、車輪なので多少劣る。

 それをわざわざ5億円以上掛けて買う必要があるのだろうか。

 どうせ使わない、念のため装備なら今ある74式で充分である。エンジンと足回りの調子が悪いなら、そこだけ改修して大事に使えば良い。1億もあればできる話だ。別に戦車戦をするわけではない。歩兵の直協と装甲車イジメなら、FCSなんか直視照準器でよい。戦略機動性なら、そこらへんの普通科施設科の駐屯地に2-4両づつバラまいておけばよい。

 あるいは、上陸戦や海外派兵に使うなら、もっと軽くて簡易で安価な車両にすればよい。車輪式のサラディンやAML90ならCH-47でも吊れる。60年代に作れた車両なら、10年代にはもっと軽く強力に作れるだろう。ストライカーの大砲積んだやつなら、C-130にも積める。どうせ米軍でも装備は余る。それを買えば開発費はかからない。とにかく安価にしたいなら、現用の96式装甲車に旧軍の41式山砲でもパックハウザーでも積めばよい。直接支援ならそれで問題はない。対装甲車なら、砲身の上にジャベリンでもくっつくようにしとけばいいだろう。

 なにもわざわざ機動戦闘車を買う必要もない。機動戦闘車は使う側の要求性能に合わせたものではなく、開発側と製造側の都合に合わせたものである。
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Comment

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確かに、74式を改良して使ったほうが安く済むと思いますね
新規で作って三菱に金を落としたいのでしょうかね

ある程度は…

前からお聞きしたかったのですが、改修で済ませてしまうと、上の方も書かれているように、メーカーにお金が入りませんよね。

その場合、メーカーの抱えてる設計者や工員が食わせられなくなりますし、メーカーが事業辞めちゃうリスクもあるので、ある程度はメーカー生き残らせるためにも、新規装備の開発も『必要経費』として必要なのでは?

特に、今の日本は昔と比べると、兵器の開発や整備などの『兵站』をほとんど民間企業に負わせてる訳ですし。

技本は有っても無くてもそんなに変わりませんし、当然、工廠なんかも無い訳で…

メーカーや要求元の商売用のプレゼンや各幕の財務説明用の宣伝文句を鵜呑みにして、『だから必要なんだよ!』なんて言うのは論外にしてもですね。

そろそろ制式化されて40年になる車両を大金かけ改修してあと何年使えるのか疑問

No title

スコーピオン軽戦車みたいな割り切ったモン作ってくれってことではないかと。重量の面から見ると、やはり大口径カノン砲を積む以上どうしても重量はかさんでしまうんでしょうねぇ。

C-2の調達が年1~2機ペースで進むとすれば、機動戦闘車の空輸すら空自の輸送能力からすれば負担が大きすぎるという状態が続きかねないし、C-2の調達がコケたら機動戦闘車の価値もさらに低くなる。あと対戦車火力が強調されるにしても、対戦車ミサイルを軽装甲機動車なりに積んだ車両では駄目なのか、とは思います。AH-64の調達がコケた件みたいに、高価なハードばかりを作ろうとするのも防衛産業にとって不幸な結末になりそうです。

No title

要求仕様満たしていればいいのに妙に凝った作りしてますからね。
105mmは74の弾薬使うからコスト削減だとしても、スラローム射撃なんて出来なくても良い。
本気で対戦車戦やらかすならどちらも戦車壕に入れてるでしょうし。

No title

そもそもストライカーですら、C-130に乗せる運用はあまりされてないわけで、本当に開発のいいわけでないにしても「いざとなれば少数運べる」程度の意味しかないんじゃないですかね?

かといって諦めて重くしてでも火力や装甲をとると、本当に戦車と変わらなくなりますし
というか装輪で戦車並みを目指したら、戦車よりも高価で重い車両になりかねないので本末転倒もいいところですね。

戦車定数が削減となると、90式、10式を減らすよりまず74式の方が先に減らさざるを得ませんからね。

74式戦車は確かに装備化から40年近く経つのでしょうが、その生産は90式戦車の生産開始前年までやっていた訳で、今稼働している個体は決して古くない。

またバリエーション車両である91式戦車橋はほんのこの間まで生産され、追加もあり得る車両の上、87式自走高射砲の足まわりエンジンも同様です。

痛んだ部分は再生産は可能ですしできないと、これらの車両も廃止できない。

逆に外国の同様の戦車等はエンジンから足まわりまで含めて換装延命近代化が可能なのに、国産品ができないのなら、国産兵器の存在価値に疑問を感じます。融通が効くのが国産兵器の存在価値なのに出来ないなら国産兵器の排除も正当性が出てくる。