- 2021 . 02 «
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
- 6
- 7
- 8
- 9
- 10
- 11
- 12
- 13
- 14
- 15
- 16
- 17
- 18
- 19
- 20
- 21
- 22
- 23
- 24
- 25
- 26
- 27
- 28
- 29
- 30
- 31
- » 2021 . 04
Category : ミリタリー
当たり前の話だけれども。イタリアでもフランスでも石油と石炭は不足していたという話。
外務省調査局『伊太利の戦時工業力』。その大意は「問題点は石油と石炭が足りない事。それらを海外から運ぶ船腹量が足りない。」とある。日本とと似たり寄ったり。
石油節約のために自動車を制限したのも同じ。既存自動車の木炭動力化を実施している。イタリアでは、それを称してガソジェン(Gassogeno)といったらしい。
イタリアは石炭不足を解消するため、鉄道の電化を推進している。「戦前統計でもイタリアの電化率は50%に達していた」とのこと。
隣のフランスも石油・石炭事情は似たようなもの。戦前の発行になるが、同じく外務省調査局『世界重要資源調査 第一号 石油』でも、フランスの石油と石炭の見通しは暗いものと看做されている。
フランスは人造油を作ろうとしたが原料の石炭不足で果たせなかった。航空燃料に必要なイソオクタン生産もできなかったとある。
自動車の木炭化に関しても、フランスは効率化のため専用木炭「カーボナイト」を開発している。これは木炭を圧縮し、木炭車の動力とするもの。カーボナイトは同重量の木炭の2.5倍のガスを発生し、3倍の熱量を持つ。木炭車の出力上昇というよりは、燃料庫の小型化や木炭搭載量の増加を狙ったものだろう。
外務省調査局『伊太利の戦時工業力』。その大意は「問題点は石油と石炭が足りない事。それらを海外から運ぶ船腹量が足りない。」とある。日本とと似たり寄ったり。
石油節約のために自動車を制限したのも同じ。既存自動車の木炭動力化を実施している。イタリアでは、それを称してガソジェン(Gassogeno)といったらしい。
イタリアは石炭不足を解消するため、鉄道の電化を推進している。「戦前統計でもイタリアの電化率は50%に達していた」とのこと。
隣のフランスも石油・石炭事情は似たようなもの。戦前の発行になるが、同じく外務省調査局『世界重要資源調査 第一号 石油』でも、フランスの石油と石炭の見通しは暗いものと看做されている。
フランスは人造油を作ろうとしたが原料の石炭不足で果たせなかった。航空燃料に必要なイソオクタン生産もできなかったとある。
自動車の木炭化に関しても、フランスは効率化のため専用木炭「カーボナイト」を開発している。これは木炭を圧縮し、木炭車の動力とするもの。カーボナイトは同重量の木炭の2.5倍のガスを発生し、3倍の熱量を持つ。木炭車の出力上昇というよりは、燃料庫の小型化や木炭搭載量の増加を狙ったものだろう。
スポンサーサイト
Trackback
Comment