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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
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2014.05
07
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12:22
Category : 未分類
 中国空母の記事が出ていた。「訓練公開「中国空母」真の実力は…性能誇示も『欠陥指摘』続々、“ポンコツ説”払拭できず、透ける『軍・当局の腐敗』」は、遼寧艦にかこつけて中国を馬鹿にする内容になっている。

 記者の主張ではなくて、読者の読みたいものを書いているのだろう。読んでいて不愉快だがその程度のものだ。

 だが、中国の空母を貶すためにロシアの空母を持ち上げるのはどういうことだろうね。

 ロシアの空母は威信財にすぎない。軍艦の上から曲芸的に固定翼機を運用しているよというようなものであり、実用性も乏しいし、そもそも実際には何の役に立っていない。それを
[ロシア空母は]13年12月17日、「第5次地中海遠征」と名付けられた遠距離航海に出発。14年1月15日にジブラルタル海峡を通過して地中海に入り、その後は北東大西洋を航行した。この間、艦載戦闘機とヘリコプターが計350回の発艦を実施したという。西方軍管区広報によれば、5月19日にムルマンスク港へ帰港する予定で、半年近い作戦行動が可能なことを証明した。
と述べているが、結局はソ連時代のインド洋水上艦派遣と同じで、そこにいるよというだけに過ぎない。空母を中心とする大艦隊を出せたわけでもなく、少数機しか搭載していないので空母から強力な航空部隊を出せるわけでもない。

 また、中国にないものはロシアにもない。記事では
 中国空母「遼寧」に足りないものは、主力の戦闘機だけではない。艦載の空中給油機もなければ、空母の目となる早期警戒機もない。最新鋭のレーダーもなければ攻撃機もない。ほかにも空母や随伴艦の運用、編成など課題は山積だ。
と述べているが、ロシアの空母にも空中給油機はないし、固定翼の早期警戒機もない。記事の最後に「脅威に映る中国の軍備も案外、見せかけが多い」と述べているが、それは記者が持ち上げるロシアも同じである。

 その上で言えば、この記事のシリーズ「【大阪から世界を読む】」では、軍事分野では、韓国製装備はポンコツ、中国製装備はポンコツといっているが、日本装備のポンコツを取り上げないのは興味ふかい。

 日本製にもアラはいっぱいある。P-1は急降下するとエンジンが止まるポンコツだったし、C-2は何時実用化できるかわからないポンコツである。US-2も乗り降りでゴムボートが溶けるポンコツ設計とも言えるし、F-2もF-16のコピーに過ぎないといえるだろう。

 結局は、中韓蔑視なのではないのかね。読者の嫌う中韓を馬鹿にするが、日本にある同じ問題は言及しない。あるいは、世界を見る割には、ヨリ酷い状態にあるインドやロシアやベトナムも、多分、読者が読む中国包囲網という幻想から言及しないのだろう。

 記事名に含まれる「『軍・当局の腐敗』」は、中韓だけではなく、印露越も同じようなものだ。さらに日本にもある。
中国では、国内生産だと生産企業の指定などで懐が潤うが、外国製購入ではうまみが少ない。それだけに、ロシアの申し出に乗り気にならないのも当然か。
をもって腐敗というなら、全く日本にも適用できるだろう。



※ 「訓練公開『中国空母』真の実力は…性能誇示も『欠陥指摘』続々、“ポンコツ説”払拭できず、透ける『軍・当局の腐敗』」『産経ニュースWEST』(産経新聞,2014.5.7)http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140507/waf14050707000005-n1.htm
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Comment

非公開コメント

また産経ですか…
ここはネトウヨかコヴァに媚びすぎなんですよねぇ

No title

名前でググってみたが、この記者さん、ネットで仕入れた知識が多いんじゃないかと勘繰りたくなってしまうのも問題ではなかろうか