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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2014.05
19
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Category : 未分類
  「正しい和食」というものがあった。農水省が省益のために海外の和食屋を認証しようというものだ。その流れは、無形文化財としての「和食」のユネスコ認定といったものでまだ続いている。

 具体的には、政府が、日本人による海外日本料理屋を、正しい和食として宣伝するとか言っている。結局は現地で受け入れられている和食、日本食について、中国系や韓国系による日本食は正しい日本食ではないとイチャモンをつける話である。「それは本当の日本食ではない。本当の和食を食べたければ日本人の経営するココで食え」と海外での和食を日本人で囲い込もうとするようなものにしか見えない。

 微妙に違和感のある話であるが、それを日本人がやられたらどうだろうか。

 実際に、かつて日本がそれをやられていたことがある。

 カップヌードルについて、日本も米国の業界にヌードルの名前を使うなと言われている。1979年の朝日新聞「米国業界カンカン 『ヌードルの名使うな』」によると、全米マカロニ生産組合が抗議している。

 マカロニ組合は、卵が入っていないのに、ヌードルとして扱っている点を不公正としている。米国FDAの規制では、ヌードルには卵を含むことになっている。だが、日本のカップヌードルには卵が含まれていない。卵を含まないのにヌードルとして販売することは、正規の卵入りヌードルを販売する米マカロニ生産組合業者との競争で不公平である、というものだ。

 ただし、FDAは、その前に日本のインスタントラーメンは卵を含まなくともヌードルを称してよいとしている。まあ言いがかりである。

 このマカロニ組合の言いがかりと、日本がやろうとしている正しい日本食、和食普及には、言いがかり的に外国製を排除しようという点で共通点がある。農水省がやろうとしていた「正しい和食」認証や、国による「和食」峻別も、かつての日本がやられたことを、今度は日本人以外にやろうとしているようにも見える。



※ 「米国業界カンカン 『ヌードルの名使うな』」『朝日新聞』1979.9.6夕刊(朝日新聞,1979.9)p.15
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Comment

非公開コメント

ナンチャッテ〇〇〇料理が氾濫し、それを提供してる日本が言うのはどうかと
和食に生素材が多く食中毒ガーといい、認証制じゃぁ~!と言うのにも説得力がない
そんな店は勝手に潰れるか淘汰されるし、当該国の衛生担当のお役所がお仕置きするだけの話しで和食自体に実害はない
味付けや料理方法ガー、というのも説得力がない
その国の人が現地化した味付けの和食をウマウマじゃんといって食ってるならそれで構わないし
それが気に入らないなら日本の老舗なり何なりが海外出店すれば良い話し

フランス人シェフによるフランス人の客の為に提供されるフレンチを食いたいなら、フランスの街並みに佇む現地のレストランでフランスの食材と空気感の中で食うしかないし
同様に日本人料理人による日本人の客の為に提供される和食を満喫し、食い倒れたいなら日本観光を外国に宣伝すれば良いだけでしょうね