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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2014.06
06
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Category : 未分類
 南シナ海の中越関係は、どっちもどっちの面があるようにも見えるんだよね。ベトナム側の宣伝とか、日中関係悪化で中国が一方的に悪いという話になっているのだけれども。

 88年の交戦もいきなり起きた話ではない。87年ころからベトナムが実効支配を積み増そうとし、中国がそれに抗議し続け、ついに交戦に至っている。

 今回の、14年5月の衝突も、見た目で中国がいきなり現れて採掘を始めたように見えるのだが、先にベトナムが揉めている海面での資源採掘を始めた面がある。しかも、米国やインド、ロシアの外資を引き入れて手を出しにくくしたりしている。中国の試掘もそれに対抗しようという話なのだろう。

 中越は仁義なき戦いであって、どっちもどっちの面もある。

 だから、マレーシアもベトナムと協調するように見えて、ベトナムもチョットあれだよねと思っているのか、微妙に距離を取っている。中国の経済力も影響しているが、マトモな海軍力を持っているマレーシアにしてもそんなものだ。

 そこであまり考えなしに、物怖じしないでベトナムと手を結ぶ南シナ海の弱者フィリピンはエライ目に遭うんじゃないの。そうなった時に、まずベトナムは助けてくれない。軍事的に助けてくれないだけじゃなくて、外交的にもベトナムは通り一変の批難で終わる、そこには中越経済関係がある。

 日本としては、中国が南シナ海の泥沼に足を取られるのは大歓迎で、ここれが続くように色々努力すべきだろう。南シナ海で足を取られると、東シナ海が安定化する。太平洋での日中海軍力の対峙もレベルが下がる。

 ただ、露骨にベトナムを応援して、単純に中国を批難するのは正解でもない。焚きつけるにしても、中国に恨まれないような焚つけ方もある。傍観者としての利益を喪う必要もない。

 なにより、やり過ぎて、火種が消えてしまうことは避けなければならない。

 中国の南シナ海進出を後押する程度に、日本が中国を支援するやり方もあるんじゃないのかね。日本側が尖閣での対峙レベルを引き下げるとか、日中中間線のガス田で協調するやり方でね。批難しつつも、東シナ海での対立を引き下げれば、日本は紛争レベルが落とせる利益があるし、中国にも日本は背後から刺さないと勝手に思ってくれるだろう。なんせ、いまでも日中はルールに基づいたゲームができているわけだから。

 中国には、心置きなく南シナ海で強引なことをしてもらったほうがよい。そうすればするほど、中国は各国から恨まれてくれる。海軍力競争や対中共闘で中国が南シナ海の泥沼に足を取られてもらったほうが、日本の利益にもなる。

 ここでヘンに中国を追い詰めて、冷静にしてしまうのは一番良くない。南シナ海での領土争いが沈静化してしまうのも考えものだ。南シナ海が沈静化すると、中国は東シナ海にくる。そうなると、日本が面倒を背負い込まなければならない。

 中国と領土争いの消耗戦なんていうことは、やりたがっているベトナムとフィリピンにやらせればよい。南シナ海での海上輸送が滞らない限りは、火事は消えないほうが良いし。燃えに燃えたほうがいい。

 特に、南シナ海の島以下の取り合いなんか日本には関係ない、どうでもいい話である。中国がアッツい勝負を続けてくれる程度に、中国は抑制しないほうが良い。そうすることがなによりの日本の利益なのだけれども、アレな宰相は中国憎しだけでG7で対中批難とかやるのはロクなもんじゃないと思うよ。

 なんせ、中国もやってることがアレだけど、だからといってベトナム主張が正しいわけでもない。領土争いなんてその程度のものでし、それに他人が首突っ込んでいいこともない。日本からすればどっちが正しいよりも、そこから利益を出す、どう転がしたほうがトクかを考えたほうがいいのではないかね。



※ ベトナムのケツ持ちしているインドはどう出ているのかね。あの国のことだから、対中国で燃え上がればそれでいいやと対中批難はしていないような気もする。パッと調べただけだが、身のあるコメントは何もしていない様子。まあ、インド紙あたりでキチンと調べないといけないのだけれども。

※※ まー、ようやく納品が終わったので、落ち着いて更新できるよ。ここ2週間近くは苦労していたので大変だった
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