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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

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2014.06
19
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12:00
Category : 未分類
 防衛省が遠隔操作できる土木重機をつくるというのだが、国交省の情報化施工とどう違うのだろうか。

 「がれき、20キロ先から遠隔除去 防衛省が無人車両」によると、防衛省技術研究本部は無人重機をつくろうとしている。
 無線などを使って20キロメートル離れていても遠隔操作できる無人の車両システムを開発し、2016年度の配備をめざす。放射能や化学物質で汚染されて人が入れなくなった場所でも、すばやく被害状況の把握やがれきなど障害物の除去ができるようにする。
 11年3月に起きた東京電力福島第1原発事故を受けて開発を決めた。同省技術研究本部の陸上装備研究所(相模原市)が試作機をつくっており、9月にも試験運用を始める。実用化できると判断すれば、陸上自衛隊の施設部隊などに配備する。
要は、NBC状況下での施工に備えて、無人車両でガレキと障害物除去ができるシステムを開発するということだ。

 だが、これは既に国交省が技術を持っている。情報化施工がそれだ。今となっては熟練工不足対策が表に出ているが、元々は火砕流や土砂崩れの現場のような危険な地域で無人施工するためのシステムであり、技本がつくろうとしているNBC状況下での施工システムと丸かぶりするシステムである。

 完成品があるなら、それを使えば良い。

 防衛省の技術研究本部は、民間や海外で既にあるものまでを二番煎じで自己開発しようとする。その結果、無駄に開発費を浪費したり、完成度が低かったり、高価格になったり、整備が遅れたりする悪弊がある。

 土木系施設器材の過半は、民生用器材と変わらない。陸施設であっても、土木重機は民間の出来合品を勝っている。その無人化や遠隔操作についても、民生用で既に出来合のものがあるのだから、それを買えば良い。

 なんにせよ、技本に金回してもロクなことはない。研究開発系の予算も、焦点である海や空に重点的に使えばいいものだが、それもできないで陸海空に均等にしている。こういった問題を無視して、防衛費が少ないと言い出す防衛省や国防族というのは何なのだろうかね。

※ 「がれき、20キロ先から遠隔除去 防衛省が無人車両」『日本経済新聞WEB刊』(日本経済新聞、2014.6.14)http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS14001_U4A610C1MM0000/ 
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Comment

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おっしゃるとおりで

管理人様

確かに組織を維持するのが目的の開発になっている側面があるような気がします。

ところで、ユーロサトリで三菱重工が自主開発中の8輪装甲車Mitsubishi Armored Vehicleを発表していますが、技本が絡まない方が良いものができそうな感じがしますね。

No title

メーカーにしてみれば開発済みのもののコピペで受注できてうまうまですよ

No title

もう技本は基礎研究だけにしたほうがいいんじゃないかなあ…
細々としたものなら大した金かからんから作っても良いんだろうけど。
研究者・技術者の悪い面が出てるというか、そのうちザクとかガンダムとか作りそうで。
そういう精神好きだけども、予算は有限だし。

No title

戦闘工兵車じゃね?
そもそも国交省が作った無人ブルドーザーの類は
全部福島原発に投入しちまったからなあ
いったんあの敷地内に入った車両は二度と出せないそうだし

No title

>もう技本は基礎研究だけにしたほうがいいんじゃないかなあ…

そもそも技本は基礎研究なんてほとんどしていませんよ。研究はほぼ民間に丸投げの手配師みたいなものですよ。

技本は今度できる装備調達庁に吸収され、解体される
可能性が大です。

No title

その手の組織はかっての防衛施設庁のごとく、不祥事起こして防衛省に統合される予感しかしない