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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2014.06
24
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01:07
Category : 未分類
 銃身過熱で命中精度が低下するという記事があるのだが。軽量の銃身でバカバカ撃ってりゃボアが広がって命中精度が落ちるのは当たり前ではないか。

 AFP「弾がまっすぐとばない」、兵士苦情で自動小銃の発注停止 独」だが
アフガニスタンに駐留するドイツ兵から、長時間の使用で銃身の温度が上昇すると命中精度が落ちるとの懸念が出ていた。
とある。

 自動小銃は機関銃ではない。長時間射撃を継続するようには作っていない。

 自動小銃は軽量銃身なので短期間に50発も100発も射撃をすれば、銃身はさわれないほど熱くなる。その時には、銃腔が大きくなっているので、フライヤー(日本だけかな?)と言われる突拍子もない弾着が出る。

 だから、ボルトアクションでも、極端な精密射撃をやるオトッツァンたちは、薬室から掃除機で空気を引っ張って銃身冷却をする。

 それ以上に撃てば銃身も赤くなる。ライフリングの引っかかりが悪くなれば、横転弾もでる。

 機関銃は、そこまで撃つ使い方もあるので、熱くなった銃身を適宜、交換するようにつくってある。

 だが、自動小銃は、そこまで使うものでもない。だから出先での銃身交換はできないが、その代わり相当に軽く作られている。赤くなっても弾が出るなら御の字で、銃身が熱くなって弾着が明後日なら、水でも尿でも掛けて冷やせと言う程度だ。

 つまり、大して意味のあるようなニュースではないということだ。

 それについて、ドイツの国防省が発表したので記事になるのはわかるし、権威あるニュース会社の記事なので、それを読んでG36も駄銃ではないかと言い出すのもしかたがないだろう。

 だが、軍事に詳しいことを自称し、他人に論難する立場のJSFさんがリツイートしているのはどんなものだろうかね。何の論評もしないということは、その通りだと思っているのだろうが、それって軍事的に正しくないデマを普及しているのではないかな?

G36.jpg


 まあ、JSFさんは日本軍艦の塗装についてもデマ振り回しているしね。
JSF‏@obiekt_JP
妙高や高雄の迷彩は空母のような緑色ではなく、濃灰色と淡灰色。艦船模型の色指定でもそう。
https://twitter.com/obiekt_JP/status/480556926070050816
と言ったりしているのだが。当の軍艦妙高によりによってその緑色が使われているという。 裏では日本海軍研究の大家ほかに「しかも根拠は模型の色指定か」笑われているのはご存じないのだろう。JSFさんも他人を馬鹿にしている以上、自分が馬鹿にされても仕方もないよね。


※ 「弾がまっすぐとばない」、兵士苦情で自動小銃の発注停止 独」『AFP BP NEWS』(AFP, 2014.6.23)http://www.afpbb.com/articles/-/3018494
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Comment

非公開コメント

自動小銃の命中精度って実際の戦場ではどの程度のレベルが求められているのでしょう?
アフガンあたりでは見晴らしのよい砂漠で撃ち合うから相当の精度が必要だとの意見も聞きますが、
相手側が使ってるのはおおむねAKシリーズでしょう。命中率は二の次の銃だけどそれで相手が困っているとは聞かない。
死んだ親父は大陸で九九式歩兵銃を持たされていました。訓練の的にはよく当たったそうですが、実戦ではまず当たらない。
相手も伏せるし隠れるし、こちらも訓練みたいにのんびり照準する余裕はない。
とにかく照準なんてどうでもいいから敵の居るエリアに向けて撃ちまくるのみだったとか。
精度が良いに越したことはないけれど、まずは引き金を引いた時にキチンと弾が出ること、
取り敢えず狙った方向にだいたい弾が飛んでいくこと、
そのくらいで充分なんじゃないでしょうか?

Re: タイトルなし

日華事変で徴兵されて、通算13年とシベリア2年いった爺様(20年前に死んだ)の話だと「狙えない」とのことですねえ。「竹やぶを挟んで夕方戦闘を始めたが、気づいたら翌日の朝には竹やぶが無くなっていた。こっちに死傷者なし、向こうにも死傷者の形跡なしでヨカッタよ」みたいな、大陸的戦闘の話を良くしてましたけど、顔なんか上げない、ただ撃つだけとのことでしたね。

小銃や銃剣には何も期待せず、アテになるのは軽機、あとは擲弾筒だけだとか。多分、重機や野砲の支援なんか期待できなかったのでしょう。他の人の話を読んでも、怖いのも機関銃、それ以外はどうせ当たらないといった感じでしょうね

308の狙撃銃ならともかく、223の自動小銃で命中精度を言っても、あんませんないでしょうね。


> 自動小銃の命中精度って実際の戦場ではどの程度のレベルが求められているのでしょう?
> アフガンあたりでは見晴らしのよい砂漠で撃ち合うから相当の精度が必要だとの意見も聞きますが、
> 相手側が使ってるのはおおむねAKシリーズでしょう。命中率は二の次の銃だけどそれで相手が困っているとは聞かない。
> 死んだ親父は大陸で九九式歩兵銃を持たされていました。訓練の的にはよく当たったそうですが、実戦ではまず当たらない。
> 相手も伏せるし隠れるし、こちらも訓練みたいにのんびり照準する余裕はない。
> とにかく照準なんてどうでもいいから敵の居るエリアに向けて撃ちまくるのみだったとか。
> 精度が良いに越したことはないけれど、まずは引き金を引いた時にキチンと弾が出ること、
> 取り敢えず狙った方向にだいたい弾が飛んでいくこと、
> そのくらいで充分なんじゃないでしょうか?

Re: Re: タイトルなし

銃よりなにより、とにかく食い物と薬だったみたいですね。「馬が食えれば人も食える」とか「薬があれば、中国人との交渉でいろいろ役に立つ」「敵との対峙も大概は話し合い」みたいな感じで。

地元の軍恩の会長やっていたので、政治的にはそれなりに保守系だったみたいですが、昭和30-40年代には、保守からやや外れた新中国との関係改善関係の運動にも首突っ込んでたみたいです。大陸に兵隊でいった世代は、当時の中国大陸は敵で云々という言論には納得できなかったのでしょう。

No title

終戦後に八路軍に身を投じた旧日本軍人って結構いるんだよね。
例えば終戦後に満州で捕虜になったある日本兵は、紆余曲折あって八路軍に参加。
国共内戦で国民党と戦い、転戦を繰り返してどんどん南下を続け、果ては海南島まで赴いたというから驚きだ。
しかも国共内戦が終わっても彼の戦いは終わらなかった。
今度は満州に舞い戻り、恐るべきことに朝鮮戦争に参加して国連軍と戦っている。しかもしっかり生き残ったというから、まさしく歴戦のつわものだ。
これらの戦功により大尉にまで昇進し、日本人ながらも共産党員の資格を得たという。
退役後は、内蒙の食肉工場の管理職や、日中貿易会社に勤務していたそうで。
この話は「僕は八路軍の少年兵だった」という本にある。
これは題名で忌避するのはもったいない名著なのでお薦め。