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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2014.07
03
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12:11
Category : 未分類
 ドクトリンは振り回せるものではない。もともと宗教教義という意味で、ローマン・カソリック・ドクトリンのような使い方が本統である。

 要は神信心なので、振り回すことは出来るものではなく、振り回されるだけだ。それは軍事的なドクトリンでも変わらない。だよもんさん他は、ドクトリンを振り回しているつもりだろうが、実態としては、本人は振り回されているわけだ。それに気づかないのは神信心と変わらない。

 だよもんさんは、信仰の教義が「本土防衛が軍隊の仕事、一番大事なのは陸軍、陸軍が弱いと死んじゃう」なので、当今の日本が採っている海空重視策-陸軍力削減方針を見ても、それを受け入れられない。だから、珍妙な事を言い出す。

 本土に強力な陸軍がいないと、海軍が自由に活動できないというのがそれだ。
 
帰ってきただよもん‏@V2ypPq9SqY
そもそも海軍国が強力な陸軍を持つのは海軍の自由を保証するためだがなぁ。

強力な陸軍がいなければ、海軍は常に全力で本土防衛にあたらねばならず、制海戦闘や海上護衛に全力で当たることが出来ない
15:41 - 2014年7月2日
https://twitter.com/V2ypPq9SqY/status/484466947623374850
 話の流れは
1 https://twitter.com/kankimura/status/484275160170512384
2 https://twitter.com/V2ypPq9SqY/status/484455439866687488
3 https://twitter.com/V2ypPq9SqY/status/484455904071258112
といったものである。教義に反する発言があったので、それに信仰心から反発しているのだが、結局は支離滅裂になっているわけだ。

 反論として支離滅裂なのは、もともと理屈ではなく信心だから仕方がない。理論派のような顔をしているが、所詮は神学理論なので普遍性はない。自衛隊の演習想定で外国軍が西日本を占領したから、今の防衛力では日本は滅びるというのは全くそれだ。幹部を自称しているが、演習の意味そのものが分かっていない。※

 そもそも、「制海戦闘」(だよもん)とは何事だろうか? 制海権を確保するための戦闘といった意味なのかもしれないが、制海権を確保する方法を理解していないとしか思えない。さらに、その制海権についての、だよもんさんの知見も奇妙である。

 制海権を確保、あるいは敵制海権を拒否できれば、敵の上陸戦はない。島国なら、制海権が確保できれば、本土防衛の必要はないし、敵が強力であっても、その制海権を拒否できれば同じように本土防衛の必要はない。

 それを理解せずに「常に全力で本土防衛」(だよもん)というのは、鍵かけた金庫の中にも金庫番を置けというようなものだ。すでにセキュアになった場所を全力で守る必要があると力説するのはマヌケな話である。

 「海軍国が強力な陸軍を持つのは海軍の自由を保証するため」(だよもん)というのも、珍妙である。一般的な事実として帰納を装っているが、そのような事実はない。オランダ海上帝国の類はそもそも強力な陸軍を持っていないし、第二次世界大戦で日米とも押している時期には、本土は陸海とも空っぽである。居るのは訓練・整備中の二線級部隊だけの話だ。

 結局は、だよもんさんの頭の中だけで演繹した、信者だけが到達できる真実を、世界の事実であるように述べているだけである。

 なんにせよ、だよもんさんは、ドクトリンに捕らわれていることに気づいていない。

 その点で、だよもんさんはキリスト教原理主義者と変わらない。教義が進化論を認めていないから、発生学とか古生物学の成果をみても受容できず、ヘンテコな創造科学をヒネりだす。海空優先の主張を聞いても、心で受容できないので「海軍国は強力な陸軍力を持つ」(だよもん)という珍妙な、だよもんオリジナルの事実をつくりだし、自分の心の安寧を図っているのだろう。

 異論への反発も当然である。「だよもん陸軍力理論=創造科学」は信心を守るために作り出した心の安寧であるので、妨げる主張には感情的になる。「陸上兵力不要論キター=進化論キター」になるのは、宜なるかなといったあたりだ。

 だよもんさんの主張は、創造科学と同じである。それに頷く連中も、まさにフォロワー=追従者である。「敵の上陸=神の審判」は、(納得できる理由はないが)絶対にある、だから「陸軍力=聖書」超大事と言っているだけである。



※ ちなみに、かつて日米共同演習で、関東が戦場になる想定もあったが、それは関東が攻め込まれるといった自衛隊の危機感ではなく、演習場所と担当部隊が東方だったからという理由である。

※※ チャイニーズ版だよもん(PLA)さんも、「解放軍は300万人必要アル。200万切ると日米は着上陸戦仕掛けてくるデショ、それだと中国海軍はA2ADに専念できないヨロシ」とか、PLANの人に呆れられるような、制海権拒否に対して珍妙な事を言っているのだろうね。

まあ、相互主義だからね。昔、彼には面白い言われようがあったから、ボクが言ってもいいでしょう。実際にhttps://twitter.com/obiekt_JP/status/24469533917こういう言い方すればね
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Comment

非公開コメント

これはコーベットの議論を敷衍してるはず

海軍と陸軍の関係については、コーベットの議論を下敷きにして主張されてると思います。

 現在のイギリスの三軍整備は欧州大陸の仏も独も英国とともに集団安全保障体制を組んでいる上でのことで、脅威を宣伝しようとすれば北海からくるロシア機に対するスクランブルに国内の一匹狼や紛争地帯からの帰還者のテロ、それからIRAくらいでしょうか。つまり、日本と比べて環境が著しく違うようです。

 一方、艦隊と航空部隊の陣容を今後強化していくとしても、此方も現在の趨勢であればいずれは中国が上回る時が来ます。仮に中国が大建艦計画を公表するとすれば、その反響は大きいでしょうね。

専守防衛≒本土決戦というアタマがあるんでしょう。

例えば、この方
http://blog.livedoor.jp/nonreal-pompandcircumstance/archives/50728350.html

専守防衛は籠城戦略で、米軍来援まで持ちこたえるという論理です。他のエントリーでJSFさんの記事を参考にしてましたから、だよもんさんもこういうところから論理を引っ張ってきてるのかも。

確かに理屈としてはわかるし、そういう一面もありますが、まず現段階で本土決戦はあり得ない。
だよもんさんにしても、この方にしても、勉強はすごくしてるとは思うんですよ。ですが、丸暗記の受験勉強みたいになってて、ドクトリンを批判的に捉えることが出来ず、一種のイデオロギーになってしまってる。
そのあたりが、残念だなと。


Re: タイトルなし

> ドクトリンを批判的に捉えることが出来ず、一種のイデオロギーになってしまってる。
> そのあたりが、残念だなと。

ドクトリンはイデオロギーそのものというか、教会の中で通用するドクトリンを社会集団に拡大したのがイデオロギーなので、しかたがない部分がありますね。

「本土決戦はあるか」を彼らに聞くのは、熱心(でそれ以外のことをご存じない)キリスト者に「最後の審判はあるか」を聞くようなものですから

Re: これはコーベットの議論を敷衍してるはず

> 海軍と陸軍の関係については、コーベットの議論を下敷きにして主張されてると思います。

彼らはコーベットの議論の時代背景や範囲とか、マハンの抽象的概念が成立する条件とか、クラウゼビッツが「発見」した現象がどの範囲で有効であるかを考えていないのですよ。なんでも科学的事実だと思い込んじゃうから。

コーベットは英国と大陸の対立での話だし、マハンはなんだかんだ言って南北戦争あたりまでの水上艦しかなかった時代の話を元にしてますし、クラウゼビッツさんも「ボクが七年戦争を観察したら」ですから

海原の亡霊でしょ
海原の話しを聞けば反発しそうな一党さんであるけど、結局あの人らの理論の根底は暫く防衛庁を支配した海原の防衛装備構想

No title

制海権を獲得するのも本土防衛のためではあると思うんですがね…。米英連合軍が最終的に日本本土上陸作戦までこぎつけたのも、日本海軍の主だった艦艇が沈み、更に燃料不足などでろくに行動することもままならなくなった後ですし。制海権獲得とは別に海軍で本土防衛っておっしゃってますけど、具体的に何を考えてるのか説明無いし。大海軍国が強力な陸軍を持ってる(事が多い)のも、単にその国の産業基盤の問題じゃないかと思ったりします(自国で大型戦闘艦艇を建造し整備できる国は関連する重工業も発達しているので、陸戦部隊の装備も充足させることができる的な)。

だよもんは恥ずかしい人間だなあ