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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

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2014.08
21
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12:43
Category : 未分類
 機械じかけの右翼とでもいう人は居て、とりあえず媒体の意向に添うだけの記事を書こうとするのだが、物事をあまりご存じないので内容は頓珍漢なものとなる。

 宮嶋茂樹さんの「終戦記念日にお祭り騒ぎする隣国」がそれだ。彼の書いた物をみても、新発見も新しい見方もなにもない。従来のネトウヨの作文を右から左に並べ替えるだけである。

 今回の宮嶋さんの趣旨は、8月15日に中国が戦勝国として振る舞うことに対する感情的な反発にすぎない。
そんな静寂を破り、ドンちゃん騒ぎを繰り広げる民族や、われら日本人の風習や宗教観にまでケチつけ、領土を奪い取ろうとたくらむ独裁国家までいるのである。
と述べているが、単に相手が中国だから気に入らないので、宮嶋さんがケチをつけているだけの話だ。同じように米英がVJ-Dayを祝えば、何も言えないだろう。

 だいたい、戦勝記念日に、国内でどんちゃん騒ぎをするのは当たり前だろう。欧州でもV-Dayはそれぞれの国内でどんちゃん騒ぎする。ドイツはそれに「今日は戦死者を悼む日だ、お祭り騒ぎをするな」とは言わない。負けたのだから仕方がない。

 そもそも、日本も何も言える立場ではない。戦前の日本は、宮嶋さんが憎む「風習や宗教観にまでケチつけ、領土を奪い取ろうとたくらむ独裁国家」(宮嶋)そのものだった。日本の中国侵攻と、日本帝国主義に対する中国人民の戦いでは、どうみても正義は後者である。宮嶋さんの主張は、不正義を振り回し侵攻したことを全部伏せて、「日本人が沢山死んだから祝うな」と怒るようなものだ。

 そして、対日戦勝記念でのお祭りを台湾がやるならいいが、新中国にはその権利はないというのも、おかしな話だ。確かに、抗日戦で前線を作り、軍隊として積極的な作戦行動をしたのは国府軍である。しかし、八路軍も新四軍も中国軍として戦っている。共産党としても、日本占領地への浸透を試み、戦闘は避けながらも対日抵抗を行っている。「国民党と内戦していただけ」(宮嶋)というのは誤りである。ドンパチだけが戦争だと思っているのだろう。

 最後に、「[中国は]いまだに日本からODAのお恵みを受け取っている」(宮嶋)というのは、何事かね。まず、対中ODAは「お恵み」(宮嶋)ではない。事実上の戦時賠償としての借款であり、しかも中国は律儀に返済している。そのODAも現状ではほぼ集結しており、日本の利益ともなる環境関連にしか支出されていない。

 結局のところ、ネトウヨの作文を引っ張ってきて並べ替えただけの代物である。そこには全くオリジナリティーが示せないので、下卑た口語体にしているのだろう。

 実習幹部の時、練習艦隊に宮嶋さんが乗ってきたことあるけど、実習幹部からみてもその種の人間だろうとみていたけどね。本人は自衛隊をヨイショすれば自衛隊員から愛されると思っていたけど、己の周辺は気持ち悪いから近づかなかった。

 宮嶋さんに近づくのは、自衛隊に就職したのだから思想は右だろみたいなやつとか、協力して上層部の受けを良くしようみたいなやつだけだし、宮嶋さんもそういった奴とだけ仲良くしていたよ。



※ 「終戦記念日にお祭り騒ぎする隣国」『ZAKZAK』(産経新聞,2014.8.21)http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140821/dms1408210450010-n1.htm
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Comment

非公開コメント

同じカメラマンでも、先輩の橋田信介さんは死ぬほど面白いんですが。
本人も亡くなってしまいましたが、「イラクの中心でバカとさけぶ」を読むと本当にスカッとするんですね。政治くさい後腐れ感が全くない。
それと比べると、宮嶋さんは腹にイチモツ抱えてるなと。どこで間違えたのかは知りませんが。

No title

ジブチくんだりまで行って自衛隊を取材するバイタリティはまだ良いのですが、肝心の文面が2chにうじゃうじゃいるネトウヨ並なので実に香ばしい御仁です。
>宮嶋茂樹