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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
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2014.08
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Category : 未分類
 海自潜水艦がロシアに探知されたというニュースがある。ロシアによると宗谷海峡付近で、ロシア艦隊が探知した(時事通信※)と言っている。防衛省は、肯定も否定もしていない(ウォール・ストリート・ジャーナル※※)立場を保っている。

 本当に見つかったのかどうかも判断できない。基本的に電池で走っている潜水艦はまず見つからないためだ。

 あるとすれば、よほどの至近距離でアクティブ探知されたか、余程浅い状態を、上から目視観察されたかといったところだろう。

 さすがに、距離500m以下でアクティブソーナーを喰らえば場所はあきらかになる。この数字は、キロ級について言われるものだ。偶然を伴って至近距離にディッピングソーナーを落とされれば、同じように海自潜水艦でも探知されるだろう。

 また、露頂深度やそれに近い浅深度であれば、真上から潜水艦は透視される。ロシアが潜水艦の型名として「おおしお」型と特定して報道したあたりから、あるとすればこちらだろう。潜水艦にしても、ソーナー探知した目標はどうしても潜望鏡で確認したい。そこで潜望鏡を使える深度にするが、その場合は真上からは水中が透視される。あるいは、宗谷海峡東側の亜庭湾付近は水深-60m程度しかなく、場所によってはさらに浅い。潜水艦には速力に応じた安全深度があり、海底に突っ込まないようにするにはある程度のクリアランスを取る必要がある。海水透明度や太陽の位置から見れば、水深-30m以下であれば潜水艦は透視される可能性もあるだろう。

 もちろん、まったく見つかっていないヨタの可能性もある。ロシアにも日本脅威があり、ロシアの軍部も日本同様に脅威を煽ることで利益を得る立場にある。対潜戦では潜水艦以外のものを探知することも多い。それを潜水艦とそれ以外に峻別するのが対潜戦だが、確認できないものを、日本潜水艦と強弁している可能性もある。

 なんにせよ、宗谷に潜水艦を出すこと自体は、あまりしょっちゅうある話ではないだろう。当節は余り意味がないためだ。演習に応じてとしても、演習に綺麗にブツケられるかもわからない。実際に潜水艦がそこに居たとしても、訓練を兼ねた状況把握で北海道一周中に、演習に遭遇して拝観させてもらった程度ではないか。

 なんにしても、津軽、宗谷は遠すぎる上、第二線以下である。そこに主力潜水艦を差し回すのは無駄であるので、専用潜水艦をおいといてもいいのではないか。潜水艦は◯◯からも◯◯する。そのため、横須賀からだと、宗谷海峡まで片道で一週間近くかかるだろう。仮に宗谷・津軽に出すなら、それ用の、かつてのSSKのような500tクラス、あるいはドイツの206型みたいな小型潜水艦をを作っておいて、函館と稚内に置いといてもいいのではないか。



※  「『海自潜水艦が接近』=制裁、演習抗議の日本けん制か-ロシア」『時事ドットコム』(時事通信,2014.8.21)http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2014082100708

※※ 「潜水艦行動、問題なし=防衛省」『ウォール・ストリート・ジャーナル』(Dow Jones,2014.8.21)http://jp.wsj.com/news/articles/JJ10501673111827764477320290341830551911951?tesla=y&tesla=y&mg=reno64-wsj
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