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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

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2014.08
23
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13:48
Category : 未分類
 米哨戒機に中国戦闘機が危険近接した話「中国軍戦闘機が米軍機に異常接近、米政府は強く抗議」(CNN)だが、基本的には国防省サイドが限定して抗議するだけの話だろう。

 米国は、中国と対立する気はない。もちろん、安全保障では敵であり、軍事力では対峙している関係にあるが、経済的には仲間であり、協力する間柄にある。この点で、冷戦期の東西対立とは異なる。

 だから、今回も安全保障サイドの国防省が騒ぐだけで、国務省は反応しない。実際に上に挙げたCNNのニュースを見ても、米政府が抗議しているというよりも、米政府の安全保障サイドが抗議しているといったものだ。

 おそらく大統領は明確に抗議はしないだろう。述べても、トーンダウンした形で、中国という名前を出さずに「危険行為を排除する仕組みが必要だ」位で終わるだろう。

 中国は軍事的に対峙する相手ではあっても、対立すべき相手ではないたけである。

 その点を理解せずに、しかもこの程度の問題で「一触即発」と主張するのはなんだろうね

 JSFさんは
JSF?@obiekt_JP最近リムパック演習を一緒にやった米中海軍だけど、もう一触即発の緊張状態に陥ってる。合同演習をやったから仲良しなんて幻想だな、過去にも幾つも例があるしね・・・
11:01 - 2014年8月22日 https://twitter.com/obiekt_JP/status/502878152322854912
と述べているが、米中両軍の態勢が上がっているわけでもない。互いの滞在国民に退去の話が出ているわけでもない。それを「一触即発の緊張状態に陥っている」(JSF)というのは、事象の評として正しいものではない。

 中国軍機が異常接近するのは、今に始まった話ではない。嫌がらせなのだからそうしなければ意味はない。

 逆に、その関係にありながら、互いに合同演習に参加する間柄にあることをJSFさんは見ていない。

 JSFさんは、米中関係の大まかな構造を理解していないということだ。米国もそうだが、中国も米国との対立を回避しようとしている。その構造の中で、安全保障サイド、あるいは軍部がクダを巻いても、軍事関係は対峙に留まることを理解していないことの証左である。

 まあ、軍事関係のニュースに微分的に反応してもね、大勢が全く見えていないからトンチンカンなことになる。JSFさんは、英語のニュースを日本語にして記事であるとしているが、その中身は件の如しであるし、内実にしても、なぎなた読みして"a very senior general"を「とても上級大将です」だからねえ。



※ 「中国軍戦闘機が米軍機に異常接近、米政府は強く抗議」『CNN.co.jp』( Cable News Network,2014.8.23)http://www.cnn.co.jp/world/35052756.html
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No title

海南島事件の時でさえ交渉で片が付いたと言うのに、この程度で一触即発の緊張状態って。
米中両国は対立するという結論ありきなのが潔いくらいですね。

No title

些細な事でも、危険が大変だー軍事の権威たる俺の出番だ、と出しゃばらないと影響力示せないと思ってるんでしょう。
実際は、何かと無責任に騒ぐのを繰り返すほど周囲に見切られて力を失うのがオチ。

No title

件の機体、
http://az490469.vo.msecnd.net/~/media/kodawari/2014/08/23china/Z20140823GZ0JPG000164001000.jpg?h=504&mh=806&mw=640&w=640
PL-12(MRM)×2とPL-8(SRM)×2装備という辺りから、恐らくJ-11Bなら、2000年の海南島事件でのお騒がせJH-8Aと同じく、陵水の海航9师所属の様でしょうから、米軍のP-8A同様、お互い新しい機材の顔見世興行といった所でしょうね。
逆に、コレが標準のスクランブル仕様なら、空自のF-15Jに撮影されたケースでは、SRMが2発のみでしたから、ADIZの実効性を主張しようと、航続距離目一杯出張って来る為に、減らせるモノは減らせ、という事でMRM降ろしてきたんじゃないかな?と、その苦労が忍ばれますね(^^;。