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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

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2014.09
03
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Category : 未分類
 百地章さんが、自治基本条例は憲法違反で許されないといっている。産経「自治基本条例と外国人参政権」※ で
[自治基本条例で]参政権の一種である「住民投票権」を外国人に付与するのは憲法違反の疑いがあります。また条例は「法律の範囲内」で制定されなければなりませんから(憲法94条)、外国人にまで住民投票権を付与するのは地方自治法に違反する可能性もあります。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140830/edc14083007490002-n2.htm
と述べている。

 しかし、これは憲法のつまみ食いではないか? 

 百地さんは、その前の解釈改憲の件では、集団的自衛権を認めない憲法解釈を変えろと主張していた。同じ産経の「集団自衛権の『日本的定義』正せ」※※ では
 政府は、集団的自衛権の行使は憲法上許されないとしてきた従来の見解を見直し、他国への武力攻撃が「日本の安全」に密接に関係していることを条件として行使を認めようとしている
という話題について
憲法や法律の解釈には幅があり、「解釈の枠内」での変更は判例・通説の認めるところだ。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140403/plc14040303260003-n1.htm
と述べている。

 憲法について「憲法や法律の解釈には幅があり、『解釈の枠内』」話であれば、問題ない」(百地)というのならば、集団的自衛権と同様に、住民投票権も認められる話だろう。

 百地さんは、自分を使ってくれる神がかり右派の代弁をしているだけではないのか。現政権のような、神がかり保守派の意見であれば、これまで明示的に憲法上で認められないとしていたが、解釈を変えれば問題ないと主張する。だが、それが嫌う意見であれば、「憲法違反の疑いがあります」(百地)と可能性を示すだけで、一切、認められないという。自己の学問分野について、誠実さを欠いている。

 憲法学者が、誰が主張しているかに合わせて、憲法上の成否を変わるのは、一貫性を欠くものである。百地さんは、かつて政治で使われたのと逆の意味で曲学阿世の徒といわれても仕方がないだろう。



※  「自治基本条例と外国人参政権」『産経ニュース』(産経新聞,2014.8.30)http://sankei.jp.msn.com/life/news/140830/edc14083007490002-n1.htm

※※ 「集団自衛権の『日本的定義』正せ」『産経ニュース』(産経新聞,2014.4.3)http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140403/plc14040303260003-n1.htm

※※※ 経歴見ても「産経新聞『国民の憲法』起草委員」というのが、一番面白そうなところだね。神がかり右派の願望を纏めたものに、憲法学者という権威でオーソライズする役割で、そのままオーソライズしたわけだ。アレな連中の、フランス人権宣言やアメリカ独立宣言は普遍的ではなく我が国の国情にそぐわないという類に「ごもっとも」というのが仕事だったのだろう。
    まあ、神がかり保守派の意見が、日本は神の国、邪宗門は許さない、キリシタン固く禁制としろという話がでたら、如何にキリスト教は現憲法に合わないのか、神の国の憲法に相応しくないかを力説して憲法改正や解釈改憲すべきというのだろうね。
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Comment

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「解釈の枠内で」というあたりが学者として致命的ですな。その解釈考えるのがあなたの仕事でしょ?と

ただ、憲法学は一歩間違うと御用学者に転落しやすい分野で、宮沢俊義がそれだと言われてますね。東大法学部の主流を築きましたが、終戦後ころっと学説変えて8月革命説唱えたのが有名。
右左関係なく、節操ない方はいるってことです。