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- » 2024 . 01
Category : 未分類
世界は旧植民地帝国の最後の分裂の時期にある。
近世帝国の名残である英国、ロシアでもその課程は進行中である。英国はスコットランド独立運動の最中にあり、かつての英領であったカナダでもケベック独立運動は熾火のように残っている。ロシアのウクライナに対する一種の宗主権も喪失した。
新中国も、多民族、他国家の入会地状態であった旧新疆省では民族運動と支配への抵抗が進行中である。
シリア、イラクにまたがる地域での、イスラム国運動や、いつもの通りの各宗派、民族運動の衝突も、第一次世界大戦後に植民地帝国の理論で適当に作った国境線の再編とも言えるだろう。
日本でも、沖縄を抱えている。
今のままの政策であれば、沖縄の独立運動は今後、活発になる。沖縄では、安全保障での押し付けにより、沖縄の意思は無視されているいう疎外感や反発がある。
政府は、沖縄での安全保障では現地意見の無視と押し付けばかりをやり、沖縄の人を意思決定から遠ざけ、その神経を逆撫でし、感情を害している。
最近でも「海兵隊の沖縄駐留『日本が要望』元駐日米大使」でニュースとなったが、日本政府は米国に対して、問題となった時期の海兵隊基地については「日本本土には持ってくるな、沖縄に置け」といった。
さらに、辺野古移転もトップダウンで決めている。現地反発にに対しても、首長の同意だけで済ませている。その同意も、産業振興という名目の札束で頬を叩くようなものであった。
オスプレイも、現地の反対を完全に無視して強硬配備している。オスプレイ自体は安全ではあると言っているが、問題の本質はそこではない。現地が反対しているのに、スケジュール通りに配備し、地元の意見を聞かないことが問題であった。自衛隊機なら、1年、あるいは半年でも配備を延長して、地元に説明を尽くした形を取る。地元の面子を潰さないようにするものだが、それもしていない。
辺野古での調査工事も強権的に過ぎる。基地門前にロードシェイカーを置き、海面への侵入そのものを禁止し、拘束させるやり方は、他の工事ではない。警察力も中立的な運用ではなく、工事への抗議を抑制させる運用である。これも、かつての銃剣とブルドーザといった歴史的記憶を呼び起こす契機となりかねないものである。
民族主義の復興の萌芽がある沖縄で、このような強硬策を行うことは、独立運動への刺戟でしかない。
沖縄では、言語や伝統芸能といった、価値観の復興傾向にある。言語についても、島言葉という沖縄方言とは違った表現もされており、しかも出版語や放送言語でも使われる傾向がある。かりゆしウェアの公式着用や、伝統芸能の復活も始まっている。これらは、民族主義運動の初期段階である。
その状況にある沖縄に対して、安全保障での押し付けを行うことは、独立運動の涵養にほかならない。
沖縄の独立運動は、活発化する。いまでこそ居酒屋独立論という扱いになっているが、民族主義の勃興と、安全保障での押し付けの相乗効果により、運動は活発化する。経済的に独立できないといったような主張は、意味を持たない。独立運動は熱情であるため、経済的不利は殆ど問題となるものではない。
※ 「海兵隊の沖縄駐留『日本が要望』元駐日米大使」『沖縄タイムス プラス』(沖縄タイムス,2014.9.13)http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=83067
※※ 日本にできることは、刺戟を減らすことしかない。一番いいのは、海兵隊を国外に追い出すことである。別に沖縄に陸戦兵力を置いても、中国への駒ともなり得ない。安全保障で重要となる嘉手納を維持する事も含めて、最善策はそれである。
近世帝国の名残である英国、ロシアでもその課程は進行中である。英国はスコットランド独立運動の最中にあり、かつての英領であったカナダでもケベック独立運動は熾火のように残っている。ロシアのウクライナに対する一種の宗主権も喪失した。
新中国も、多民族、他国家の入会地状態であった旧新疆省では民族運動と支配への抵抗が進行中である。
シリア、イラクにまたがる地域での、イスラム国運動や、いつもの通りの各宗派、民族運動の衝突も、第一次世界大戦後に植民地帝国の理論で適当に作った国境線の再編とも言えるだろう。
日本でも、沖縄を抱えている。
今のままの政策であれば、沖縄の独立運動は今後、活発になる。沖縄では、安全保障での押し付けにより、沖縄の意思は無視されているいう疎外感や反発がある。
政府は、沖縄での安全保障では現地意見の無視と押し付けばかりをやり、沖縄の人を意思決定から遠ざけ、その神経を逆撫でし、感情を害している。
最近でも「海兵隊の沖縄駐留『日本が要望』元駐日米大使」でニュースとなったが、日本政府は米国に対して、問題となった時期の海兵隊基地については「日本本土には持ってくるな、沖縄に置け」といった。
さらに、辺野古移転もトップダウンで決めている。現地反発にに対しても、首長の同意だけで済ませている。その同意も、産業振興という名目の札束で頬を叩くようなものであった。
オスプレイも、現地の反対を完全に無視して強硬配備している。オスプレイ自体は安全ではあると言っているが、問題の本質はそこではない。現地が反対しているのに、スケジュール通りに配備し、地元の意見を聞かないことが問題であった。自衛隊機なら、1年、あるいは半年でも配備を延長して、地元に説明を尽くした形を取る。地元の面子を潰さないようにするものだが、それもしていない。
辺野古での調査工事も強権的に過ぎる。基地門前にロードシェイカーを置き、海面への侵入そのものを禁止し、拘束させるやり方は、他の工事ではない。警察力も中立的な運用ではなく、工事への抗議を抑制させる運用である。これも、かつての銃剣とブルドーザといった歴史的記憶を呼び起こす契機となりかねないものである。
民族主義の復興の萌芽がある沖縄で、このような強硬策を行うことは、独立運動への刺戟でしかない。
沖縄では、言語や伝統芸能といった、価値観の復興傾向にある。言語についても、島言葉という沖縄方言とは違った表現もされており、しかも出版語や放送言語でも使われる傾向がある。かりゆしウェアの公式着用や、伝統芸能の復活も始まっている。これらは、民族主義運動の初期段階である。
その状況にある沖縄に対して、安全保障での押し付けを行うことは、独立運動の涵養にほかならない。
沖縄の独立運動は、活発化する。いまでこそ居酒屋独立論という扱いになっているが、民族主義の勃興と、安全保障での押し付けの相乗効果により、運動は活発化する。経済的に独立できないといったような主張は、意味を持たない。独立運動は熱情であるため、経済的不利は殆ど問題となるものではない。
※ 「海兵隊の沖縄駐留『日本が要望』元駐日米大使」『沖縄タイムス プラス』(沖縄タイムス,2014.9.13)http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=83067
※※ 日本にできることは、刺戟を減らすことしかない。一番いいのは、海兵隊を国外に追い出すことである。別に沖縄に陸戦兵力を置いても、中国への駒ともなり得ない。安全保障で重要となる嘉手納を維持する事も含めて、最善策はそれである。
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Comment
No title
12:37
だむ
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14:03
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No title
18:12
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20:12
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民族主義つーたって、本土持ち込みの戦後レジュームの残滓でしょうではないですかね。
経済的に独立は無理つーか、独立したら国家そのものが破綻するのでは?
軍隊なり治安組織がなければ中国やアメリカが占領、ひょっとしてイスラム国が乗っ取っちゃったりしたりね。
21:07
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問題の本質はそこでしょ。
オスプレイは危険だという左翼の残滓によるウソデマに乗せられるんだから。
No title
01:06
岩見浩造
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自衛隊擁護も中国脅威論も否定はしませんが、冷戦終結、バブル崩壊から四半世紀を過ぎようという今、時期を逸しており悪用が過ぎます。311で懲りずに普天間で同じことを繰り返す軍クラやネット右翼には反吐が出ます。
No title
01:33
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沖縄より狭小でも独立国としてやってる国は幾らでもある。
まして、経済的には中国が全面的にバックアップしてくるだろう。
>オスプレイは危険だという左翼の残滓によるウソデマに乗せられる
オスプレイでなくても騒音被害は発生するし下っ端軍人は暴れるし、有事の際には標的にされる。
政治的信条がどうだろうが、軍事基地が「迷惑施設」である、という事実は動かない。
03:03
きらきら星
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ただタイミング的に不味かった。あの時期に持ってきたせいで解決しない普天間問題の象徴となってしまった。
政治問題化した以上、機械的安全性を理由に配備を強硬しても事態は改善しない。
オスプレイは陸自の手に余る代物と聞きますが、
米海兵隊にしても本来は必須装備ではないでしょう。あれば便利という装備でしかない。
普天間騒動で住民の沸点が下がっているのだから、ほとぼりが冷めるまでの間、
CH53やUH1など既存のヘリをかき集めてその場を凌ぐことも出来たはず。
あるいは当面本土の空自基地などに配置して陸兵と組む訓練のみ沖縄に移動して実施するとか。
言われるままに配備強硬など下策もいいとこ。
そもそも普天間含む海兵隊の沖縄配備自体が下策。
本来海兵隊は平時の配置場所を選ばない軍種。
有事の米四軍を受け入れるキャパを整備しさえすれば
平時の常駐先は九州でもそれこそ国外でも構わない。実際海兵隊自身が戦闘部隊主力をグアムに出そうとしている。
いっそ辺野古飛行場と引き替えに海兵隊を丸ごと県外に出すというやり方もある。
有事の対応力を落とさずに基地負担を減らす方法は色々あるが、日本政府がそれらを真剣に検討しているとは思えない。
空軍と海兵隊の区別すらつけずひとまとめにして米軍の抑止力扱い。
アメリカ絡みの安全保障では思考停止状態。まさに万年敗戦国。
こういった実情がバレバレなんですよ。だからいつまで経っても地元の理解が得られない。
08:47
おひさま
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12:17
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No title
17:00
大島
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騒音公害で賠償金ガッポリ~。
爆音訴訟賠償金221億円、米が分担に応じず (朝日ドットコム)-「居座り強盗」という言葉があるかどうか知りませんが
http://www.asyura2.com/11/senkyo109/msg/713.html
まさか、本土の人間で沖縄の基地反対運動を叩いてる奴らはいないよな?w
自分たちの反対は許されるが沖縄県民の反対は許されないって、めっちゃ差別ですね。
No title
23:59
波泳ぎ兼光
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そこで、中国が軍事・経済両面で手厚く援助ですよw
中国製兵器で武装した琉球人民共和軍が「薩摩藩に奪われた固有の領土を取り戻す!」と言って奄美諸島を占領するとw
No title
15:53
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沖縄に就学旅行先を変更させたほうがいいね
19:21
きらきら星
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「飛行場が出来たあとに住民が居着いた」などとほざく低脳共も少しは減るでしょう。
もっともネット上には「沖縄はWWⅡ時点で日本領だったからこそ、地上戦が一回だけで済んだ」などとうそぶく輩も居ますな。
そういう連中は軍事通を気取るわりに基地問題で空軍と海兵隊を切り分ける知能すら無いようですが。