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- » 2023 . 03
Category : 未分類
「寮から泳いで脱出、2か月半欠勤の曹長を懲戒免」で思い出したが、初級幹部の時に2曹が逃げて最終的に馘首にしたことがある。奴さんは火宅の人で、借金こさえて、行き詰まって逃げた話。
己が学生期間中を終えて部隊に戻ってきたら、その2曹の義母から官舎に電話が来た。何のことだかわからずに話を聞いていると「娘の亭主が家に帰らない、金も入れないからどうにかしろ」という話。
実際、私生活はなんとかできるものでもないが、当時は班長で分隊士なので、心情把握しなければいけない。だから本人に話を聞こうとすると、逸そうとする。
もともと、ふてぶてしい海曹で、一躍3海尉(当時は二尉だけどね)になった己のことなど聞こうとしない面をしていた。もともと九州の出で、地元に居づらくなって北に逃げてきた奴で、周囲ともやや合わない。同じように海曹士と合わない、特に先任と准尉と対立していた隊長に媚を売って、現場ではなく事務所(こっちのほうがキツイけどね)にいたやつ。隊長の庇護があるからオマエのいうことなんか聞かないという顔だった。
ただし、そういう態度ということは、奴さんの義母の言うことが正しい証拠。事実上の住所は把握する必要があるし、家族環境も確認しなければならない。だから、除雪指揮所にS先任(同じように義母からの電話を受けていた)とS'准尉と事務所の先任を呼んで、圧迫して本人に話させた。先任が一言「俺にいっているのに班長に言えないってことはないだろ」というと、あとは質問にその通りと答えた。己も、どうするかは自由だけど、住所と家族構成が変わったら教えてねというと、仕方なく頷く。
その後、本人あてに「友人からの電話」が増える。「こりゃ、滞納して、氷菓子がキチンと働いているのかのチェックだな」と思い、例によって先任と准尉つきで本人に尋ねると借金はないの一点張り。嘘つけと思っていたが「借金で首がまわらないなら、任意整理とかあるし、自己破産もあるよ、考えてね」といって放免したら…翌日、出勤しない。無断欠勤。
ただ携帯に連絡はとれるので、先任が話して、当日は有給処理。翌日は己も話して有給処理「飼っていたウサギが死んてペットロス(当時はこの言い方はない)」とか抜かす。
しかし3日目はありえないので、ペットロスに共感したふりをして、なだめて、あるいはキツイことをいって、とりあえずその日の夕刻に出てこさせる。そしてその場で身分証明書と営外証を没収。居住区を手配して、同室には注意しろと厳命。営内居住の手続きしているから「それまで飯をたべさせてやってください」給養班長にも、記憶が定かではないが、手続き的にはヤミ給食の手配をお願いした。
借金はホニャララ万円で、返せない額ではない。エクセルで返済プランを立てて、毎月10万づつで5年?、あるいは15万づつ3年?のプランを作ると、先任と准尉は感心して「大学でそういうことやるのですか」と言われたよ。もちろん、人生で一度もない。
数学は測量士の准尉のほうができるのだが、「金利の複式計算とか私はできませんよ」といって「班長やりましょうよ」と逃げられた。押し付ける理由も、断れる理由もない。なんせ准尉はエライ、昔の軍隊の階級で言うと少佐くらいにはエライから、中尉相当の二尉には命令のようなもの。イルカに聞きながら計算すると結構簡単に出来たけどね。
そして例によって先任と准尉(どちらも、己への援護だけではなく、責任上常に同席した)同席で、ご本尊を呼び「こんなプラン立ててみたけど、10万づつ返すか、それとも15万づつ返す?」と聞くと、月五万程度しか返せないと甘ったれたことをいう。海曹なら、月の総支給額は年齢と同じか、-2万程度になる。四〇男が四〇面下げてそういうことを言えるものかと思ったが、それじゃあ退職までに返せないねというと、硫黄島に行かせろと返してきた。先任が、あそこに行かせる借金持ちは、心正しいヤツが行くところで、オマエにその資格はないよと言うとうなだれて何も言わない。
己が学生期間中を終えて部隊に戻ってきたら、その2曹の義母から官舎に電話が来た。何のことだかわからずに話を聞いていると「娘の亭主が家に帰らない、金も入れないからどうにかしろ」という話。
実際、私生活はなんとかできるものでもないが、当時は班長で分隊士なので、心情把握しなければいけない。だから本人に話を聞こうとすると、逸そうとする。
もともと、ふてぶてしい海曹で、一躍3海尉(当時は二尉だけどね)になった己のことなど聞こうとしない面をしていた。もともと九州の出で、地元に居づらくなって北に逃げてきた奴で、周囲ともやや合わない。同じように海曹士と合わない、特に先任と准尉と対立していた隊長に媚を売って、現場ではなく事務所(こっちのほうがキツイけどね)にいたやつ。隊長の庇護があるからオマエのいうことなんか聞かないという顔だった。
ただし、そういう態度ということは、奴さんの義母の言うことが正しい証拠。事実上の住所は把握する必要があるし、家族環境も確認しなければならない。だから、除雪指揮所にS先任(同じように義母からの電話を受けていた)とS'准尉と事務所の先任を呼んで、圧迫して本人に話させた。先任が一言「俺にいっているのに班長に言えないってことはないだろ」というと、あとは質問にその通りと答えた。己も、どうするかは自由だけど、住所と家族構成が変わったら教えてねというと、仕方なく頷く。
その後、本人あてに「友人からの電話」が増える。「こりゃ、滞納して、氷菓子がキチンと働いているのかのチェックだな」と思い、例によって先任と准尉つきで本人に尋ねると借金はないの一点張り。嘘つけと思っていたが「借金で首がまわらないなら、任意整理とかあるし、自己破産もあるよ、考えてね」といって放免したら…翌日、出勤しない。無断欠勤。
ただ携帯に連絡はとれるので、先任が話して、当日は有給処理。翌日は己も話して有給処理「飼っていたウサギが死んてペットロス(当時はこの言い方はない)」とか抜かす。
しかし3日目はありえないので、ペットロスに共感したふりをして、なだめて、あるいはキツイことをいって、とりあえずその日の夕刻に出てこさせる。そしてその場で身分証明書と営外証を没収。居住区を手配して、同室には注意しろと厳命。営内居住の手続きしているから「それまで飯をたべさせてやってください」給養班長にも、記憶が定かではないが、手続き的にはヤミ給食の手配をお願いした。
借金はホニャララ万円で、返せない額ではない。エクセルで返済プランを立てて、毎月10万づつで5年?、あるいは15万づつ3年?のプランを作ると、先任と准尉は感心して「大学でそういうことやるのですか」と言われたよ。もちろん、人生で一度もない。
数学は測量士の准尉のほうができるのだが、「金利の複式計算とか私はできませんよ」といって「班長やりましょうよ」と逃げられた。押し付ける理由も、断れる理由もない。なんせ准尉はエライ、昔の軍隊の階級で言うと少佐くらいにはエライから、中尉相当の二尉には命令のようなもの。イルカに聞きながら計算すると結構簡単に出来たけどね。
そして例によって先任と准尉(どちらも、己への援護だけではなく、責任上常に同席した)同席で、ご本尊を呼び「こんなプラン立ててみたけど、10万づつ返すか、それとも15万づつ返す?」と聞くと、月五万程度しか返せないと甘ったれたことをいう。海曹なら、月の総支給額は年齢と同じか、-2万程度になる。四〇男が四〇面下げてそういうことを言えるものかと思ったが、それじゃあ退職までに返せないねというと、硫黄島に行かせろと返してきた。先任が、あそこに行かせる借金持ちは、心正しいヤツが行くところで、オマエにその資格はないよと言うとうなだれて何も言わない。
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